Ed Sheeran(エド・シーラン)のプロフィール
Ed Sheeran(エド・シーラン)は、イギリスのシンガーソングライター、ギタリスト、レコードプロデューサー。フルネームはEdward Christopher Sheeran(エドワード・クリストファー・シーラン)。
生い立ち
幼少期を過ごした家は、ヘブデンブリッジ近郊のバーチクリフロードにあった。父親はブラッドフォードのカートライト・ホールの学芸員で、母親はマンチェスター・シティ美術館で働いていた。
1995年12月、家族とともにヘブデンブリッジからサフォークのフラムリンガムに転居し、ブランデストン・ホール私立予備校(現フラムリンガム・カレッジ・プレップ・スクール)に通い、同じくフラムリンガムにあるトーマス・ミルズ高等学校に進学した。作曲家として働いているマシューという兄がいる。
4歳の時に地元の教会の聖歌隊で歌い、11歳の時にギターの弾き方を学び、13歳の時に初の作品集『Spinning Man』を自主リリースしている。
同じイギリス人歌手のPassenger(パッセンジャー)とは15歳の時からの友人で、2人はケンブリッジで同じライブをしていた。フラムリンガムのトーマス・ミルズ高校在学中に曲を書き始める。若い頃はチェロも弾いていた。10代の頃にロンドンのナショナル・ユース・シアターに入学。
本格的な音楽活動の開始からデビューまで
2008年にロンドンに移り、小さな会場で演奏し始める。2009年秋、18歳でサリー州ギルフォードのアカデミー・オブ・コンテンポラリー・ミュージック(ACM)で学部生として音楽を学び始めたが、同年、ヒップホップ・アーティストのJust Jack(ジャスト・ジャック)のサポートをするために無断で退学した。
2009年には別のEP『You Need Me』をリリース。翌2010年2月には後にデビュー曲となる「The A Team」を収録したEP『Loose Change』をリリースした。
エドはYouTubeを通じてインターネット上で知名度を増していき、インディペンデント紙やElton John(エルトン・ジョン)からも賞賛されるようになる。
この年、さらに2枚のEP『Ed Sheeran: Live at the Bedford』と『Songs I Wrote with Amy』を自主リリースした。ロサンゼルスにいたとき、俳優Jamie Foxx(ジェイミー・フォックス)が経営するクラブ「The Foxxhole」で演奏するよう招待される。
翌2011年には自主制作にて「No.5 Collaborations Project」をリリース。プロモーションやレーベルなしでiTunesチャートで2位に達し、初週に7,000枚以上を売り上げたことで主流の注目を集めた。
わずか数か月後、カムデンタウンのバーフライでファン向けの無料ショーを開催すると1,000人以上のファンが集まったため、エドは全員がライブを見られるよう、会場が閉まった後の路上でのライブを含む4つの異なるショーを行った。その月の後半、エドはアサイラム・レコードと契約した。
2011年4月26日、シーランはBBCの音楽番組『Later... with Jools Holland』に出演し、デビュー・シングル「The A Team」を披露した。6週間後、「The A Team」はイギリスでデジタル・ダウンロードとしてリリースされた。
デビュー後のキャリア
その後デビュー・アルバム『+(Plus)」をリリースすると英国で大ヒット。英国最大の音楽の祭典、ブリット・アワード2012にて「英国男性ソロアーティスト賞」「英国ブレイクスルー・アクト賞」を受賞。
2013年にはシングルカットされた「The A Team」がグラミー賞で最優秀楽曲賞にノミネート。同年、Taylor Swift(テイラー・スウィフト)の大ヒットアルバム『Red』にも収録された「Everything Has Changed」にて共演した事も話題となりました。
2014年にリリースされた2枚目のスタジオ・アルバム『×(multiply)』は英国と米国で第1位を記録。全世界で790万枚を売り上げ、ブリット・アワード2015では「英国男性ソロ・アーティスト賞」「英国アルバム賞」の2冠を達成。
シングルカットされた「Thinking Out Loud」は第58回グラミー賞、最優秀楽曲賞を受賞、Spotifyの発表した25歳以下の最も影響力のあるアーティスト番付でトップに輝くなどデビューからわずか数年でトップアーティストに昇り詰めた。
2017年にリリースされた3枚目のスタジオ・アルバム『÷(Divide)』も世界で600万枚以上売り上げる大ヒットを記録。全英シングル・チャートではトップ20のうちに16曲がランクインし、上位6曲を独占してしまう快挙を記録。これを受けてオフィシャル・チャート・カンパニーが集計方法の見直しを図る偉業が成し遂げられた。
『÷(Divide)』からは「Shape of You」と「Perfect」が全米・全英1位を獲得している。
2019年には総勢22組とのコラボレーションが話題となったコラボレート・アルバム『No.6 Collaborations Project』をリリースし、全米ビルボード200(アルバムチャート)を含む多くの国で1位を獲得。
その後活動休止を経て2020年12月、サプライズでシングル「Afterglow」をリリース。翌2021年6月には新たなアルバムからのリードシングルとして「Bad Habits」をリリース。英国シングルチャートとアイルランドシングルチャートのトップで11週間連続で過ごし、オーストラリア、カナダ、ドイツなどでも1位を獲得。
続くシングル「Shivers」は全英チャートでは「Bad Habits」と入れ替わる形で1位を獲得。4枚目のスタジオ・アルバム『=(Equals)』はその後リリースされた。
同年、エルトン・ジョンとのコラボレーションでクリスマス・シングル「Merry Christmas」をリリースし、全英チャートではこちらも1位を獲得。この曲による英国の収益はすべてエド・シーラン・サフォーク音楽財団とエルトン・ジョン・エイズ財団に寄付された。
同年末より多くのコラボレーションに参加するようになり、そのうちのいくつかがヒット。Fireboy DML(ファイアボーイDML)の「Peru」はヨーロッパを中心に大ヒットとなり、全英シングルチャートでは2位を記録。さらに「Shape of You」、「Bad Habits」に並びトップ10滞在週が22週とエド・シーラン最長のトップ10記録に並んだ。
2022年3月より「+-=÷x」ツアーを開始。5月に6枚目のスタジオ・アルバムにして数学をテーマにした最後のアルバム「-(Subtract)」をリリース。
そのわずか3カ月後、著作権を所有する最初のスタジオ・アルバムとして「Autumn Variations」をジンジャーブレッドマン・レコードを通じてリリースした。
エド・シーランのアルバム一覧
Type | Title | |||
---|---|---|---|---|
Release | US | UK | JPN | |
1st | +(Plus) | |||
2011/9/9 | 5 | 1 | 75 | |
2nd | ×(Multiply) | |||
2014/6/20 | 1 | 1 | 32 | |
3rd | ÷(Divide) | |||
2017/3/3 | 1 | 1 | 5 | |
4th | No.6 Collaborations Project | |||
2019/7/12 | 1 | 1 | 5 | |
5th | =(Equals) | |||
2021/10/29 | 4 | 1 | 1 | |
6th | -(Subtract) | |||
2023/5/5 | 2 | 1 | 8 | |
7th | Autumn Variations | |||
2023/9/29 | 4 | 1 | 28 |