【洋楽】2023年カントリーミュージックの名曲おすすめ20選をご紹介

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洋楽コラム

2023年にアメリカで話題となり大ヒットした名曲からTikTokで人気となったカントリーソング、その他編集部おすすめの曲などカントリー・ミュージックの名曲おすすめ20選をご紹介いたします。

カントリーミュージックは日本では馴染みがないようにも思われる方もいると思いますが、非常にわかりやすい代表的なアーティストで言えばTaylor Swift(テイラー・スウィフト)の初期の楽曲はカントリーミュージックに分類されます。

2020年以降カントリーソングはTikTokをきっかけにヒットした曲なども多くあり、今年は特にビニール盤レコードの売り上げ増などもありカントリーミュージックは盛り上がりを見せていますので、カントリーミュージックが好きな方にとっては知ってる曲ばかりかもしれませんが、この機会に今年おすすめの曲から気に入った曲を見つけて頂けると幸いです。

2023年カントリーミュージックの名曲おすすめ20選をご紹介

1. Morgan Wallen - Last Night

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Morgan Wallen(モーガン・ウォーレン)はテネシー州スニードビル出身のカントリーシンガー。

「Last Night」は前夜に酔った勢いでパートナーと恋に落ちたときのことを思い出す男性の様子を歌っています。

全米ビルボードホット100で通算16週にわたって首位を獲得し、今年の年間1位となった大ヒット曲。

男性ソロアーティストが1位を獲得したのが42年ぶりという快挙もさることながら、昨今のカントリー・ミュージックを商業的な側面で引っ張っているカントリーミュージシャンの一人でもあるモーガン・ウォーレンの新たな代表作となりました。

2. Luke Combs - Fast Car

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Luke Combs(ルーク・コムズ)はノースカロライナ州出身のカントリーシンガー。

ルーク・コムズも昨今のカントリー・ミュージックを商業的な側面で引っ張っているカントリーミュージシャンの一人で、このTracy Chapman(トレイシー・チャップマン)のカバーが大ヒットしました。

ルーク・コムズがカバーしたことによってトレイシー・チャップマンが今年のカントリー・ミュージック協会賞(CMAアワード)で黒人初の楽曲賞を受賞するという歴史的な快挙に貢献しています。

3. Zach Bryan - I Remember Everything (feat. Kacey Musgraves)

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Zach Bryan(ザック・ブライアン)はオクラホマ州ウーロガ出身のカントリーシンガー。

Kacey Musgraves(ケイシー・マスグレイヴス)はテキサス州ミネオーラ出身のカントリーシンガー。

ザック・ブライアンは昨年リリースのシングル「Something in the Orange」が今年も引き続き人気を獲得したことで注目のコラボレーションとしてリリースされました。

かつて愛し合っていた男女の会話を反映した歌詞も印象的な今作は全米ビルボードホット100で1位を獲得。2人にとって初の首位となりました。

4. Bailey Zimmerman - Religiously

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Bailey Zimmerman(ベイリー・ジマーマン)はイリノイ州ルイビル出身のシンガーで、昨年デビューしたばかりでTikTokをきっかけにブレイク。

今作では女性との関係に終止符を打った後のナレーターの悲痛な気持ちを伝えています。

5. Megan Moroney - Tennessee Orange

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Megan Moroney(ミーガン・モロニー)はジョージア州サバンナ出身のカントリーシンガー。

昨年メジャー契約したミーガンは昨年末にリリースされた今作でデビュー。大学フットボールを題材としたラブストーリーで、デビュー曲ながらカントリーチャートだけにとどまらず、ホット100にもチャート入りを果たしました。

6. Carly Pearce - We Don't Fight Anymore (ft. Chris Stapleton)

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Carly Pearce(カーリー・ピアース)はケンタッキー州テイラー・ミル出身のカントリーシンガー。

Chris Stapleton(クリス・ステイプルトン)はケンタッキー州レキシントン出身のカントリーシンガー。

カーリー・ピアースがほかのソングライター全員と過去の人間関係の経験をもとに書いた曲で、初めてカーリー・ピアース自身がプロデュースにも参加。

インスタグラムでクリス・ステイプルトンの妻にDMしコラボを依頼し実現したコラボ曲です。

7. Chris Stapleton - White Horse

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クリス・ステイプルトンは今年3年ぶりのアルバム『Higher』をリリースし、今作はアルバムからのシングルとしてリリースされました。

2013年の映画『ローン・レンジャー』を観たことがきっかけに友人のダン・ウィルソンとロック主導の西部劇をテーマに書いた曲です。

8. Hailey Whitters - I’m In Love

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Hailey Whitters(ヘイリー・ウィッターズ)はアイオワ州シューイビル出身のカントリーシンガー。

今年のアカデミー・オブ・カントリーミュージックでは最優秀女性新人賞を受賞したヘイリーが今年リリースした曲。

新たに見つけたロマンスの高揚感を、心からの正直さとキャッチーなメロディーで表現しています。

9. Jelly Roll - Son Of A Sinner

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Jelly Roll(ジェリー・ロール)はテネシー州ナッシュビル、アンティオーク出身のラッパー、シンガー、ソングライター。

今作はヒップホップを中心に活動してきたジェリー・ロールがカントリー・ミュージック形式でリリースした最初のシングルで、昨年から今年にかけてヒットしました。

私生活と、「善悪」や薬物中毒との個人的な闘いについて歌っており、カントリーでありながら特徴的なメロディラインが印象に残る曲になっています。

10. Jessie Murph, Jelly Roll - Wild Ones

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Jessie Murph(ジェシー・マーフ)は、アラバマ州アテネ出身のシンガーソングライター。

TikTok経由で有名になったアーティストで、カントリー・ジャンルの2曲目のシングルとしてジェリー・ロールを迎えてリリースされました。

カントリーとヒップホップの要素を融合させたもので、ジャラジャラとしたアコースティック・ギターのサンプルを含むヒップホップビートを使用しています。

カントリー・ジャンルの人気もあり様々なジャンルとカントリーを融合させヒットさせるアーティストも増えてきているのが近年の現状かもしれません。

11. Dan + Shay - Save Me The Trouble

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Dan + Shay(ダン+シェイ)はDan Smyers(ダン・スマイヤーズ)とShay Mooney(シェイ・ムーニー)のカントリー・デュオ。

カントリー・ミュージシャンはカントリー・チャートで結果を出せてもホット100にエントリーしないということが結構あるんですが、彼らはカントリー・ポップが主体となっているせいかデビュー当時からホット100にもエントリーし続けており、今作も84位にランクインしています。

今作は背景の見えるストレートな歌詞が印象的なパワーのあるバラードになっており、この曲も含め今年リリースされたアルバム『Bigger Houses』は自信に満ち溢れたものとなりました。

12. HARDY - TRUCK BED

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HARDY(ハーディー)はミシシッピ州フィラデルフィア出身のカントリー・ミュージック・シンガー兼ソングライター。

カントリー・ミュージックとロック・ミュージックの両方の影響を取り入れた実験的で挑戦的な1曲。

飲みに行った後にガールフレンドと喧嘩になり、彼女が家に帰してくれないためにトラックの荷台で寝ることになった男性の物語をストレートな歌詞で表現しています。

今年リリースされたアルバム『The Mockingbird & the Crow』からのシングルとしては唯一ホット100にランクインしており、人気の高い曲となりました。

13. Warren Zeiders - Pretty Little Poison

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Warren Zeiders(ウォーレン・ザイダース)はペンシルベニア出身のカントリーシンガー。

本人が今まで書いた曲の中で一番好きな曲だと公言している今作は、愛と毒性の間の誘惑に導かれることについて歌われています。

2021年にTikTokをきっかけに人気を得てワーナーと契約した経緯もあり、積極的なプロモーションもあってホット・カントリー・チャートで初めてトップ10入りを果たしています。

14. Nate Smith - World on Fire

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Nate Smith(ネイト・スミス)はカリフォルニア州パラダイス出身のカントリーシンガー。

ボランティア消防士でもあるソングライターのテイラー・フィリップスが参加したソングライティング・セッションで建設現場の火災について語るときにこのフレーズを使ったことからテーマが決まった曲。

他にも2018年にパラダイスで起きた山火事にもインスピレーションを受けているそう。

ネイト・スミスもTikTokをきっかけにメジャー契約したミュージシャンで、当たり前のようにヒットした今作はまだデビューから2枚目のシングルという勢いからも、今後も期待できるカントリーシンガーの一人です。

15. Jason Aldean - Try That In A Small Town

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Jason Aldean(ジェイソン・アルディーン)はジョージア州メーコン出身のカントリーシンガー。

人種差別とリンチを暗黙的に支持していると非難されたミュージック・ビデオが良くも悪くも話題となったことでリリース後のセールスやストリーミングが爆発的に伸び、ビルボードホット100で初登場1位を獲得しました。

特にリリースから1週間の売り上げはカントリー・ソングとしては過去10年以上で最大となったそうで、田舎と都会のライフスタイルを対比を軸に銃の権利と自分の銃を没収されたくないことについて歌った歌詞も論争を呼びました。

16. Oliver Anthony - Rich Men North Of Richmond

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Oliver Anthony(オリヴァー・アンソニー)はバージニア州ファームビル出身のカントリー・フォーク・シンガーソングライター。

ソーシャルメディアで注目を集めた後、一夜にしてバイラルヒットとなり、リリースから数日以内に、この曲はセールス・チャートとストリーミング・チャートで首位を獲得し、ビルボード・ホット100でも初登場1位を獲得。

メジャー契約もなく全くの無名ミュージシャンが初登場1位を獲得するという快挙も大きな話題を呼びました。

話題のきっかけとなった歌詞は共和党大統領討論会でも議論されたほどで、本人もこの曲は民主党と共和党の両方の政治家に対する批判であると説明しています。

ジェイソン・アルディーンもそうですがアメリカにある問題に触れた曲がSNSで注目され、ストリーミングで人気を得てビルボードホット100でカントリーソングが1位を獲得するという特殊な1年でもありました。

17. Tim McGraw - Standing Room Only

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Tim McGraw(ティム・マグロウ)はルイジアナ州スタート出身のカントリーシンガー。

3年ぶりのアルバムから今年唯一のシングルとしてリリース。人生を情熱的に生きることについてのメッセージがティム・マグロウのキャリアからか深みを与えた曲になっています。

ビルボードのカントリー・エアプレイ・チャートでは記念すべき60回目のトップ10入りを果たしました。

18. Tyler Hubbard - Dancin’ In The Country

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昨年活動休止を発表したナッシュビルを拠点とするデュオ、Florida Georgia Line(フロリダ・ジョージア・ライン)のTyler Hubbard(タイラー・ハバード)が昨年、ソロ・デビュー・アルバムをリリース。

昨年11月にシングル化された「Dancin' in the Country」は半年近くホット100にエントリーし続けるヒットとなりました。

ソングライターのジョン・ナイトが書いた歌詞は妻との初めてのデートからインスピレーションを得たそうで、フロリダ・ジョージア・ラインの楽曲として用意されるつもりでソングライティング・セッションに参加していたそうです。

19. Ashley McBryde - Light On In The Kitchen

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Ashley McBryde(アシュリー・マクブライド)はアーカンソー州ウェルドロン出身のカントリーシンガー。

シングルとしては3年ぶりとなった「Light On in the Kitchen」は女性が家族の他の女性に伝えるさまざまな生活の知恵のような言葉を示しており、実際に受け継がれてきた家族の知恵がこの曲を書くきっかけとなったそう。

実際、この歌詞を包み込むようなメロディとサウンドが心地いい1曲に完成しており、2019年のシングル「One Night Standards」以来のヒットとなっています。

20. Maren Morris - Get The Hell Out Of Here

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最後は多くのヒット曲を持つMaren Morris(マレン・モリス)の1曲。

マレン・モリスはカントリー・ミュージックのジャンルからの撤退を発表し、この曲はその後リリースされましたが、後に完全に撤退するという意味ではないとの発言もあり、いい部分は残したいと述べています。

実際は海外メディアがカントリー・ミュージックのジャンルからの離脱を発表したかのように見出しを飾ったため、多くの人が勘違いしたという側面が大きいものの、モーガン・ウォーレンの中傷表現を公に非難した後、自分の子供も標的にされたことをきっかけに業界から離れるべきと感じたそう。

モーガン・ウォーレンは自身の中傷表現が報じられたことで非難を浴びましたがほんの一瞬で、楽曲の人気に影響はありませんでした。

ナッシュビルはカントリーミュージックの聖地でレーベルもラジオ局もナッシュビルに関連した専門的なものが確立されているため、ここがひとつの業界になってしまっていることも日本でただカントリーを聴くだけでは理解が難しい内面があります。

マレン・モリスは数年前、レーベルのナッシュビル部門からコロンビア・レコードに正式に移籍している一方で、ナッシュビルを出ていくわけではなく、単にジャンルにこだわらない音楽活動を考えているようです。

「Get The Hell Out Of Here」に関しては歌詞であきらかに業界の複雑さと起きた出来事を感情的に表しており、「とても大切にしていたすべての疑いと悪魔に、さあ、ここから出て行け」と歌っています。

多くのカントリー・シンガーがヒット曲を生み出すようになっている近年、業界にどのような変化が起きてるのかが垣間見える出来事のように感じます。

まとめ

まだまだたくさんのヒット曲、おすすめ曲がありますが、今回は特におすすめしたい20曲に厳選してご紹介させて頂きました。

カントリー・ミュージックをあまり聴かない方にも是非この機会に聴いて頂けると幸いです。

以上、2023年カントリーミュージックの名曲おすすめ20選でした。

WRITER

酒井裕紀

洋楽まっぷ管理者。米・英の音楽チャートなどのデータを好み、70年代から最新の洋楽までヒット曲なら幅広い知識を持つ。時代毎の良さがある洋楽の魅力を少しでもわかりやすくご紹介できればと思います。