ロックの歴史を大きく変貌させたバンド『ビートルズ』が解散した60年代末。
期待と不安に包まれたまま幕を開けた70年代のロック史ですが、結果として多くの人気ロックバンドやアーティストが排出されました。
グラムロックやプログレッシブロックなどジャンルも多様化した70年代は名盤が沢山生み出された時代でもあります。
一体どんな名盤が生まれたのか。本記事では是非とも聞いてほしい70年代ロックの名盤をご紹介します!
歴史を作った作品たち…。70年代ロックの名盤4選
David Bowie - The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars
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稀代のカリスマとして君臨し続けたデヴィッド・ボウイ5作目のアルバムです。
“資源枯渇が迫った地球に降り立ったスーパーヒーロー「ジャギー・スターダスト」の物語”というコンセプトで作られた本作は、もはや音楽アルバムというよりかは一つの映画と言っても過言ではありません。
・Starman
David Bowie - Starman - YouTube
コンセプトに沿って作らた芸術性も勿論ですが、曲として大衆性も持ち合わせているのが彼の凄いところ。
伝説的ソングライターと言われる所以が随所に散りばめられた名盤です。
KISS - Destroyer
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どんなバンドが束になっても敵わない存在感で人気を博す『KISS』4枚目のアルバムです。
「地獄の軍団」という邦題も心もそそられます。
それまではシンプルで分かりやすいロックンロールを軸にしていたKISSですが、本作では一気に多様性を増した内容となっています。
オーケストラの導入や多重に録音することで厚みを増した音圧は、曲の迫力とダイナミズムを加速させました。
・Detroit Rock City
Kiss - Detroit Rock City (From "Kiss Rocks Vegas") - YouTube
彼らの代表曲ともなった「デトロイト・ロック・シティ」はハードロック界に燦然と輝く名曲として、永遠に語り継がれていくことでしょう。
Pink Floyd - The Wall
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プログレッシブ・ロックの王『ピンク・フロイド』が1979年に発表した伝説的アルバムがこちらです。
本作が発表された当時はパンクやニューウェイブが流行っている時代でした。
ピンク・フロイドのような“難しそうなロック”は煙たがられていたとも言えます。
そんな時代において本作は全世界で爆発的ヒットを記録しました。
・Another Brick In The Wall
Pink Floyd - Another Brick In The Wall - YouTube
練りに練られた曲構成と混沌に満ち溢れているようで一貫されたコンセプト。
全てが最高級のクオリティで作られた珠玉の芸術作品と言えるでしょう。
Led Zeppelin - LED ZEPPELIN IV
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70年代最高のバンドとも呼ばれる『レッド・ツェッペリン』
彼らの作品はどれも名盤と呼ぶにふさわしい出来栄えですが、その中でも1971年に発売された本作は高い評価とセールスを記録しています。
やっぱりロックはカッコよくてなんぼなのです。
本作を聞くとそんな初心を思い出させてくれるような気がします。
・Stairway To Heaven
Led Zeppelin - Stairway To Heaven - YouTube
ロック史に残る名曲『ロックン・ロール』『天国への階段』はもちろん、収録曲全てがロックのマスターピースと言えるレベルです。
70年代、様々なロックバンドが頭角を現した時代においてレッド・ツェッペリンこそ主人公と唱える人が多いのも頷くざるを得ません。
まとめ
現代の音楽も多様性に溢れていますが、70年代ロックも負けじと多種多様な作品ばかりです。
当時リアルタイムで聞いていた方、最近昔のロックに興味を持った方、誰しもが「名盤!」と呼べるような作品を紹介したつもりですので是非とも聞いてみてくださいね。