星の数ほどある洋楽アーティストの楽曲の中でも、まだまだ知られていない“エモい曲”というものが多数存在します。
今回紹介するエモい洋楽はDabeull(ダベル)の『You & I(ユー・アンド・アイ)』。
このシリーズでは、そんなエモい洋楽を一曲ずつ紹介していこうと思います。
もし気になる曲やアーティストがいたら、ぜひプレイリストなどの参考にしてみてください。
エレクトロファンクの名曲!Dabeull『You & I(ユー・アンド・アイ)』
フランスはパリ出身の魅惑のポスト・ディスコトラックメイカーDabeull(ダベル)。Dr. Fonkと呼ばれる彼は、そのルックスからエロティック全開でお洒落なサウンドが特徴なアーティストです。
今回紹介する曲も、まさに今トレンドになってきている80年代色のレトロなエレクトロディスコが特徴な曲ですが、Dam FunkやMndsgnといったLAの雰囲気とはまた少し違います。ディスコ発祥の地でもあるフランスのオリジナルな煌びやかさ、ネオンがよく似合うような、そんなオシャレエレクトロファンクです。
彼は2014年にEP、2017年にはフルアルバム「INDASTUDIO」リリースするなど近年精力的に活動しており、2019年のIntimate Fonk – EPでは今アツいフレンチハウス界の重要人物である、Dariusと共同制作しています。これは今後もかなり期待できます。
レトロと新しさを非常に上手く融合し幅広い楽曲を生み出す彼ですが、その中でも今回紹介する、『You & I(ユー・アンド・アイ)』は彼のエッセンスを感じることができるエモい曲だと思います。
『You & I(ユー・アンド・アイ)』のここがエモい。
最後にこの曲のエモさをずばり言います。それは、
“煌びやかなサウンドと甘いメロディにディスコビートが絡みつき、尚且つそれを包括するような歌詞”にあると思います。
懐かしいと思いながらも、どこか現代的だなと不思議な気持ちになる曲です。それでいて、「何も考えずに踊りたい」と思わせるようなエモさが湧き出ています。
そして冒頭の歌詞から一気に世界観に引き込まれるのですが、
Every night I cannot help wondering
毎晩不思議に思わずにはいられない。
というような意味深でストーリーを感じさせる歌詞が頭から入っており、「これは女性の気持ちなのか?」「彼自身の気持ちなのか?」とバックで鳴る魅惑のサウンドとともに、聴くひとを彼の世界に酔いしれさせてくれます。それが非常にエモいのです。
彼の曲の幅は非常に広いので、もし興味があれば他の曲も聴いてみると面白いかもしれません。
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