『Goodbye Lullaby(グッバイ・ララバイ)』はアヴリル・ラヴィーンの4枚目のスタジオ・アルバム。2011年3月2日にRCAレコードよりリリースされた。アルバムのレコーディングは2008年11月に始まり、2010年10月まで約2年にわたり続けられた。『Goodbye Lullaby』は主にポップ・ロック/ポップスをテーマとしたアルバムで、ラヴィーンのこれまでの作品よりも内省的な作品となっている。ピアノやアコースティック・ギターといったシンプルな楽器で構成されている。ラヴィーンはアルバム制作において中心的な役割を担い、全曲のオリジナル曲を共同で作曲したほか、マックス・マーティン、シェルバック、ブッチ・ウォーカー、そして元夫のデリック・ウィブリーを含む複数のプロデューサーとコラボレーションしている。『Goodbye Lullaby』は、『The Best Damn Thing』(2007年)、『Under My Skin』(2004年)に続く、ラヴィーンにとってRCAからの3枚目にして最後のスタジオ・アルバムとなる。
OVERVIEW
『Goodbye Lullaby』は発売当初、音楽評論家から賛否両論の評価を受けた。彼女の最もパーソナルで内省的なアルバムだと評する評論家がいる一方で、その落ち着いたサウンドとラヴィーンの歌詞に難色を示す評論家もいた。アルバムはアメリカやカナダ(後にゴールドディスクに認定)など15か国以上でトップ5入りを果たし、オーストラリア、ギリシャ、香港、日本など8か国以上でチャート1位を獲得した。『Goodbye Lullaby』は2013年時点で全世界で150万枚を売り上げている。『Goodbye Lullaby』からは3枚のシングルがリリースされた。「What the Hell」は2011年1月にリードシングルとしてリリースされ、アメリカとイギリスでトップ20、ヨーロッパとオーストラリアでトップ10、アジアでトップ5入りを果たし、世界中でチャートの成功を収めた。続くシングル「Smile」と「Wish You Were Here」も世界中でそれなりの成功を収めた。このアルバムには、映画『アリス・イン・ワンダーランド』(2010年)のサウンドトラックシングル「Alice」の拡張バージョンも収録されている。
TRACKLIST
1. Black Star
2. What the Hell
3. Push
4. Wish You Were Here
5. Smile
6. Stop Standing There
7. I Love You
8. Everybody Hurts
9. Not Enough
10. 4 Real
11. Darlin
12. Remember When
13. Goodbye
14. Alice