『Head Above Water(ヘッド・アバーヴ・ウォーター)』はアヴリル・ラヴィーンの6枚目のスタジオ・アルバム。2019年2月15日にBMGライツ・マネジメントよりリリースされた。『Avril Lavigne』(2013年)以来5年ぶりのスタジオ・アルバムであり、彼女のアルバム2枚間のリリース間隔としては最も長いものとなった。また、新生BMG(彼女は元々、ソニーによるBMG傘下のレーベル買収後に再始動したBMGの前身)でレコーディングされた、彼女にとって最初で唯一のアルバムでもある。ラヴィーンはアルバム制作において中心的な役割を担い、チャド・クルーガー、ステファン・モッチョ、クリス・ベースフォード、ヨハン・カールソン、『マトリックス』のローレン・クリスティ、ライアン・カブレラ、ウィ・ザ・キングスのトラヴィス・クラーク、ボニー・マッキー、J.R.ロテム、ミッチ・アランなど、数多くのプロデューサーとコラボレーションした。
OVERVIEW
『Head Above Water』は、ラヴィーンのライム病との闘いからインスピレーションを得ており、彼女はアルバムを「感情の旅」と表現している。タイトルトラックはアルバムからのリードシングルとして2018年9月にリリースされ、続いて「Tell Me It's Over」が2018年12月にセカンドシングルとして、アルバム発売の週にラッパーのニッキー・ミナージュとのコラボレーション曲「Dumb Blonde」が3枚目のシングルとして、そして「I Fell in Love with the Devil」が2019年6月に4枚目のシングルとしてリリースされた。『Head Above Waterは音楽評論家から概ね賛否両論の評価を受けた。ラヴィーンのボーカルパフォーマンス、テーマ、そして過去の作品と比べて成熟した点を称賛する声がある一方で、アルバムのサウンドが「ありきたり」であると指摘し、一部の曲の歌詞やプロダクションを批判する声もあった。このアルバムはビルボードのカナダ・アルバム・チャートで初登場5位となり、カナダでトップ10入りを果たしたラヴィーンにとって6枚目のアルバムとなった。アメリカでは、このアルバムはビルボード200で初登場13位を記録した。イギリスでは、UKアルバムOCCチャートで初登場10位を記録した。
TRACKLIST
1. Head Above Water
2. Birdie
3. I Fell in Love with the Devil
4. Tell Me It's Over
5. Dumb Blonde (ft. Nicki Minaj)
6. It Was in Me
7. Souvenir
8. Crush
9. Goddess
10. Bigger Wow
11. Love Me Insane
12. Warrior