週末に発表された最新の全英シングルチャート、Harry Styles(ハリー・スタイルズ)「As It Was」が10週目の首位を獲得。今年最長となる連続首位記録を更新しています。そして2位にはKate Bush(ケイト・ブッシュ)の1985年のヒット曲「Running Up That Hill(邦題:神秘の丘)」が先週8位からジャンプアップ。Netflixドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のシーズン4で使用され前例のないバイラルヒットとなっています。これまでに1985年に記録している3位を上回り、37年ぶりに最高位を更新しました。
Harry Styles – As It Was – YouTube
Kate Bush – Running Up That Hill – YouTube
ケイト・ブッシュの快進撃により、1位を狙っていたロンドン出身のシンガーソングライター、Cat Burns(キャット・バーンズ)の「Go」は惜しくも3位に後退。先週3位だったLizzo(リゾ)の「About Damn Time」も4位とランクダウンしています。
Lizzo – About Damn Time – YouTube
5位には『ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト2022』で準優勝を果たしたマルドン出身のTikTokスター、Sam Ryder(サム・ライダー)が2月にリリースしたシングル「Space Man(スペース・マン)」が再び上昇しトップ10に返り咲き。「プラチナ・ジュビリー」祝うコンサートでのパフォーマンス効果がもたらしました。
Sam Ryder – SPACE MAN (Eurovision Song Contest) – YouTube
6位には先週からランクアップでTion Wayne(ティオン・ウェイン)「IFTK」が最高位を更新。7位はハリー・スタイルズの「Late Night Talking」がランクイン。先週より後退していますが、トップ10をキープしています。
Tion Wayne – IFTK (Feat. La Roux) – YouTube
Harry Styles – Late Night Talking – YouTube
Jack Harlow(ジャック・ハーロウ)の「First Class」は8位と再びランクダウン。そして9位にはGeorge Ezra(ジョージ・エズラ)の「Green Green Grass」が先週17位から上昇しトップ10入り。ジョージ・エズラにとってはクリスマスのカバーを除けば2018年のシングル「Hold My Girl」以来のトップ10入りとなりました。6月10日には最新アルバム『Gold Rush Kid』をリリースしており、来週のチャートでは更なる上昇も期待できます。
Jack Harlow – First Class – YouTube
George Ezra – Green Green Grass – YouTube
10位にはEd Sheeran(エド・シーラン)の「2step」がランクイン。エド・シーランは昨年の「Bad Habits」が7/2~7/8の週にランクインして以降、今週で50週連続トップ10入りを果たしています。
トップ10以下では最新アルバム『Twelve Carat Toothache』が3位に初登場したPost Malone(ポスト・マローン)が、40位までに3曲をランクインさせました。Roddy Ricch(ロディ・リッチ)を迎えたリードシングル「Cooped Up」は18位に急上昇。Doja Cat(ドージャ・キャット)を迎えた「I Like You (A Happier Song)」は19位、「Lemon Tree」は40位に初登場でランクインしています。
Post Malone – Cooped Up with Roddy Ricch – YouTube
Post Malone – I Like You (A Happier Song) w. Doja Cat – YouTube
Post Malone – Lemon Tree – YouTube
そのほかではスコットランドのダンスデュオ、LF System(LFシステム)の「Afraid to Feel」がTikTokバイラルの影響で急上昇。先週69位に初登場を果たし、今週は13位にジャンプアップしています。またNathan Dawe(ネイサン・ドウ)がElla Henderson(エラ・へンダーソン)を迎えた「21 Reasons」も上昇しており、17位と最高位を更新しています。
LF SYSTEM – Afraid To Feel – YouTube