3人はレッドクリフ・スピードウェイでレースの合間に演奏していましたが、そのプロモーター、Bill Goode(ビル・グード)にブリスベンに在るラジオ局のDJ、Bill Gates(ビル・ゲイツ)を紹介されます。Bee Gees(ビージーズ)の名前の由来は彼のイニシャルで、Bill Gates(ビル・ゲイツ)が名付け親。1960年からはラジオでレギュラー番組を持つようになり、1963年にフェスティバルレコードの子会社であるリードンレコードと契約。「The Battle of the Blue and the Grey」でデビュー。
1967年にはオーディションの末、Polydor Recordsと5年間の契約を結び、アルバム「Bee Gees' 1st」をリリースすると、全米、全英チャートに初めてランクイン。1970年にシングル「Lonely Days」、が全米3位、1971年には「How Can You Mend a Broken Heart」で初の全米1位を獲得します。Polydor Recordsとの契約終了後、1973年にはプロデューサーのRobert Stigwood(ロバート・スティグウッド)が新たに立ち上げたRSO Recordsと契約。1977年にはシングル「How Deep Is Your Love」が全米1位を獲得し大ヒット。1977年には映画「サタデー・ナイト・フィーバー」のヒットによりシングル「Stayin' Alive」は社会現象に。その後1979年「Love You Inside Out」まで5曲連続で1位を獲得し、絶大な人気を博します。
80年代に入ると人気が下降し始め、1989年リリースのシングル「One」まで約10年間全米ではヒット曲に恵まれませんでしたが、世界的に見ると安定した人気もありセールスも順調でした。90年代に入ると、1991年にシングル「Secret Love」がイギリスを中心に大ヒット。1997年には「Alone」が多くの国でヒットします。1998年にはライヴ・アルバム「One Night Only」がヒットし、2000年代に入るとベストアルバム「Their Greatest Hits: The Record」もヒット。同年リリースの22枚目のアルバム「This Is Where I Came In」がラスト・アルバムとなってしまいます。