エド・シーラン

Ed Sheeran(エド・シーラン)のプロフィール、歌詞一覧、アルバム・シングルを網羅したディスコグラフィーをご紹介。最新の洋楽はここからチェック。

プロフィール

Ed Sheeran
Photo Credit Petros Studios
  • BORN
    イングランド ウェストヨークシャー・ハリファクス
  • SNS
  • BIRTHDAY
    1991/2/17 (34歳)

  • OCCUPATION
    シンガー、ソングライター、音楽プロデューサー、ギタリスト、俳優

Ed Sheeran(エド・シーラン)は、イギリスのシンガーソングライター、ギタリスト、レコード・プロデューサー。フルネームはEdward Christopher Sheeran(エドワード・クリストファー・シーラン)。

世界中で2億枚のレコードを売り上げ、世界で最も売れている音楽アーティストの一人となっている。米国では1億1,900万枚のRIAA認定ユニットを保有しており、アルバムのうち2枚は英国のチャート史上最も売れたアルバムのリストに名を連ねている。

生い立ち

幼少期を過ごした家は、ヘブデンブリッジ近郊のバーチクリフロードにあった。父親はブラッドフォードのカートライト・ホールの学芸員で、母親はマンチェスター・シティ美術館で働いていた。

1995年12月、家族とともにヘブデンブリッジからサフォークのフラムリンガムに転居し、ブランデストン・ホール私立予備校(現フラムリンガム・カレッジ・プレップ・スクール)に通い、同じくフラムリンガムにあるトーマス・ミルズ高等学校に進学した。作曲家として働いているマシューという兄がいる。

4歳の時に地元の教会の聖歌隊で歌い、11歳の時にギターの弾き方を学び、13歳の時に初の作品集『Spinning Man』を自主リリースしている。

同じイギリス人歌手のPassenger(パッセンジャー)とは15歳の時からの友人で、2人はケンブリッジで同じライブをしていた。フラムリンガムのトーマス・ミルズ高校在学中に曲を書き始める。若い頃はチェロも弾いていた。10代の頃にロンドンのナショナル・ユース・シアターに入学。

本格的な音楽活動の開始からデビューまで

2008年にロンドンに移り、小さな会場で演奏し始める。2009年秋、18歳でサリー州ギルフォードのアカデミー・オブ・コンテンポラリー・ミュージック(ACM)で学部生として音楽を学び始めたが、同年、ヒップホップ・アーティストのJust Jack(ジャスト・ジャック)のサポートをするために無断で退学した。

2009年には別のEP『You Need Me』をリリース。翌2010年2月には後にデビュー曲となる「The A Team」を収録したEP『Loose Change』をリリースした。

エドはYouTubeを通じてインターネット上で知名度を増していき、インディペンデント紙やElton John(エルトン・ジョン)からも賞賛されるようになる。

この年、さらに2枚のEP『Ed Sheeran: Live at the Bedford』と『Songs I Wrote with Amy』を自主リリースした。ロサンゼルスにいたとき、俳優Jamie Foxx(ジェイミー・フォックス)が経営するクラブ「The Foxxhole」で演奏するよう招待される。

翌2011年には自主制作にて「No.5 Collaborations Project」をリリース。プロモーションやレーベルなしでiTunesチャートで2位に達し、初週に7,000枚以上を売り上げたことで主流の注目を集めた。

わずか数か月後、カムデンタウンのバーフライでファン向けの無料ショーを開催すると1,000人以上のファンが集まったため、エドは全員がライブを見られるよう、会場が閉まった後の路上でのライブを含む4つの異なるショーを行った。その月の後半、エドはアサイラム・レコードと契約した。

2011年4月26日、シーランはBBCの音楽番組『Later... with Jools Holland』に出演し、デビュー・シングル「The A Team」を披露した。6週間後、「The A Team」はイギリスでデジタル・ダウンロードとしてリリースされた。

デビュー後のキャリア

その後デビュー・アルバム『+(Plus)」をリリースすると英国で大ヒット。英国最大の音楽の祭典、ブリット・アワード2012にて「英国男性ソロアーティスト賞」「英国ブレイクスルー・アクト賞」を受賞。

2013年にはシングルカットされた「The A Team」がグラミー賞で最優秀楽曲賞にノミネート。同年、Taylor Swift(テイラー・スウィフト)の大ヒットアルバム『Red』にも収録された「Everything Has Changed」にて共演した事も話題となりました。

2014年にリリースされた2枚目のスタジオ・アルバム『×(multiply)』は英国と米国で第1位を記録。全世界で790万枚を売り上げ、ブリット・アワード2015では「英国男性ソロ・アーティスト賞」「英国アルバム賞」の2冠を達成。

シングルカットされた「Thinking Out Loud」は第58回グラミー賞、最優秀楽曲賞を受賞、Spotifyの発表した25歳以下の最も影響力のあるアーティスト番付でトップに輝くなどデビューからわずか数年でトップアーティストに昇り詰めた。

2017年にリリースされた3枚目のスタジオ・アルバム『÷(Divide)』も世界で600万枚以上売り上げる大ヒットを記録。全英シングル・チャートではトップ20のうちに16曲がランクインし、上位6曲を独占してしまう快挙を記録。これを受けてオフィシャル・チャート・カンパニーが集計方法の見直しを図る偉業が成し遂げられた。

『÷(Divide)』からは「Shape of You」と「Perfect」が全米・全英1位を獲得している。

2019年には総勢22組とのコラボレーションが話題となったコラボレート・アルバム『No.6 Collaborations Project』をリリースし、全米ビルボード200(アルバムチャート)を含む多くの国で1位を獲得。

その後活動休止を経て2020年12月、サプライズでシングル「Afterglow」をリリース。翌2021年6月には新たなアルバムからのリードシングルとして「Bad Habits」をリリース。英国シングルチャートとアイルランドシングルチャートのトップで11週間連続で過ごし、オーストラリア、カナダ、ドイツなどでも1位を獲得。

続くシングル「Shivers」は全英チャートでは「Bad Habits」と入れ替わる形で1位を獲得。4枚目のスタジオ・アルバム『=(Equals)』はその後リリースされた。

同年、エルトン・ジョンとのコラボレーションでクリスマス・シングル「Merry Christmas」をリリースし、全英チャートではこちらも1位を獲得。この曲による英国の収益はすべてエド・シーラン・サフォーク音楽財団とエルトン・ジョン・エイズ財団に寄付された。

同年末より多くのコラボレーションに参加するようになり、そのうちのいくつかがヒット。Fireboy DML(ファイアボーイDML)の「Peru」はヨーロッパを中心に大ヒットとなり、全英シングルチャートでは2位を記録。さらに「Shape of You」、「Bad Habits」に並びトップ10滞在週が22週とエド・シーラン最長のトップ10記録に並んだ。

2022年3月より『+-=÷x』ツアーを開始。168公演で構成されるこのツアーは、2025年まで続く。その間、翌2023年5月に6枚目のスタジオ・アルバムにして数学をテーマにした最後のアルバム『- (Subtract)』をリリース。そのわずか3カ月後、著作権を所有する最初のスタジオ・アルバムとして『Autumn Variations』をジンジャーブレッドマン・レコードを通じてリリースした。

またツアーを軸としたコンピレーション・アルバム『+-=÷x (Tour Collection)』を2024年にリリース。全英アルバムチャートでは1位を獲得した。発売から3か月後にはツアー音源を追加収録した『+-=÷x (Tour Collection: Live)』がリリースされた。

このツアーでインドを回っていたタイミングで制作されたアルバム『Play』を2025年9月にリリースすることを発表。これはこのアルバムは、電子メディアのボタン(Play、Pause、Fast Forward、Rewind、Stop)をモチーフにした5枚のシンボルをテーマにしたアルバムの第一弾となる予定で、アルバムからは、「Azizam」、「Old Phone」、「Sapphire」の3枚のシングルがリリースされた。