2025年カントリーミュージックの名曲おすすめ20選

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洋楽コラム

2025年カントリーミュージックの名曲おすすめ20選
Photo Credit Matt Paskert

2025年にアメリカで話題となり大ヒットした名曲からTikTokで人気となったカントリーソング、その他編集部おすすめの曲などカントリー・ミュージックの名曲おすすめ20選をご紹介いたします。

カントリーミュージックは日本では馴染みがないようにも思われる方もいると思いますが、非常にわかりやすい代表的なアーティストで言えばテイラー・スウィフトの初期の楽曲はカントリーミュージックに分類されます。

2020年以降カントリーソングはTikTokをきっかけにヒットした曲なども多くあり、今年もカントリーミュージックは盛り上がりを見せましたので、カントリーミュージックが好きな方にとっては知ってる曲ばかりかもしれませんが、この機会に今年おすすめの曲から気に入った曲を見つけて頂けると幸いです。

2025年カントリーミュージックの名曲おすすめ20選をご紹介

1. Morgan Wallen, Tate McRae - What I Want

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1曲目はモーガン・ウォーレンとテイト・マクレーのジャンルを超えたコラボ曲。

ビルボード・ホット・カントリー・ソング・チャートでは20週連続首位を獲得。ポップとカントリーの境界を曖昧にしたクロスジャンルで、過去の失恋で傷ついた2人が、お互いの感情的な問題を認識しつつも、一時的な関係やカジュアルな関係を求める曲です。

異色のコラボレーションによってモーガン・ウォーレンだけでなく初めてカントリー・チャートにランクインしたテイト・マクレーにとっても新たな代表曲となりました。

ビルボードホット100でも首位を獲得しており、モーガン・ウォーレンにとって4枚目、テイト・マクレーにとって初の1位獲得となりました。

2. Shaboozey - A Bar Song (Tipsy)

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2曲目は昨年に引き続きバージニア州ウッドブリッジ出身のシンガー、シャブージーの大ヒット曲。

『Cowboy Carter』にゲスト出演したことがきっかけとなり知名度を上げたシャブージーは昨年、ビルボードホット100で史上最多となる通算19週1位という驚異的な記録を作りましたが、今年もその人気は継続。

ビルボードホット100では昨年に引き続きヒットし続け、トップ10滞在週がトータルで歴代2番目となる66週という記録を作りました。またビルボード・ホット・カントリー・ソング・チャートでは今年だけで通算で18週の首位を獲得しました。

3. Chappell Roan - The Giver

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3曲目はチャペル・ローン。カントリーミュージックのジャンルにおける初の楽曲となった今作は基本的にはポップソングですが、フィドル(バイオリン)などの伝統的なカントリー楽器を取り入れており、「カントリーポップ」または「クィア・カントリー」とも形容されます。

ビルボード・ホット・カントリー・ソング・チャートでは初エントリーながら首位を獲得しました。

4. BigXthaPlug - All The Way ft. Bailey Zimmerman

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4曲目はダラス出身のラッパー、ビッグ・エックス・ザ・プラグがベイリー・ジマーマンを迎えた1曲。

ヒップホップやカントリー・ラップに分類され、トラップ調ビートとスティール・ギターを融合させた今作はTikTokでのバイラルヒットを経て、ビルボード・ホット・カントリー・ソング・チャートでは1位、ビルボードホット100でも4位を獲得。ビッグ・エックス・ザ・プラグにとって初のトップ10入りとなりました。

今年リリースされたアルバム『I Hope You're Happy』はヒップホップのリズムとナッシュビルの楽器演奏を融合させ、カントリーラップへのスタイル転換を図っており、ほとんどの楽曲でカントリーミュージシャンとのコラボレーションを行っています。

5. Lainey Wilson - Somewhere Over Laredo

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5曲目はルイジアナ州バスキン出身のレイニー・ウィルソン今年唯一のシングル。彼女の故郷であるアメリカ南部の小さな町と、旅の多い音楽キャリアの間で揺れ動く感情を描いた、ノスタルジックなカントリー・バラードです。

昨年リリースのアルバム『Whirlwind』にデジタル追加され、ビルボードホット100ではトップ40入りを果たしました。

6. Chase Matthew - Darlin'

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6曲目はチェイス・マシューの昨年リリースの楽曲。浮気を疑う嫉妬や疑念をテーマにした、現代的なカントリー・ソングで、今年に入り人気化。

TikTokでのバイラルヒットを経て、2025年11月にはビルボード・カントリー・エアプレイ・チャートで初の1位を獲得するなど、商業的に大成功を収めました。

ただチェイス・マシューの売れ方は他のカントリーミュージシャンとは少し異なり、ナッシュビル系の伝統というより、TikTok・YouTube・ストリーミングで楽曲がバイラル化することで人気を集める傾向が強いため、アルバムが注目されにくいという特徴もあります。「TikTok時代のカントリー新人」の典型といえるかもしれません。

7. Jackson Dean - Heavens To Betsy

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7曲目はメリーランド州オデントン出身のジャクソン・ディーン。力強いボーカルが印象的で、亡くなった男性が天国から地上に残してきた娘へ語りかけるという、深く感情的でストーリー性のあるカントリー・バラードです。

歌詞のストーリーは亡くなった祖父母への思いも込めて書かれており、劇的に盛り上がっていく構成が特徴的。昨年リリースの楽曲ですが、今年後半にかけて上昇し続け、ビルボード・カントリー・エアプレイ・チャートでは2位を獲得しています。

ジャクソン・ディーンもシングルが強いタイプのアーティストですが、TikTok・YouTube・ストリーミングで楽曲がバイラル化するタイプというよりは楽曲の深みがラジオなどをきっかけに人気化する傾向が強いアーティストで、先ほどのチェイス・マシューとはまた違った傾向で若年層からの人気を集めています。

8. Parmalee - Cowgirl

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8曲目はカントリー・バンド、パーマリーの2年ぶりとなるシングル。魅力的で少し違ったタイプの女性をカウガールに例え、夢中になり、新しいことに挑戦し、その生活を心から楽しんでいる様子を描いています。

ビルボード・カントリー・エアプレイ・チャートでは2位、今作が収録された4年ぶりとなるアルバム『Fell in Love with a Cowgirl』もリリースされました。

9. Scotty McCreery - Bottle Rockets ft. Hootie & The Blowfish

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9曲目はスコット・マクリーリーがロック・バンドのフーティー・アンド・ザ・ブロウフィッシュを迎えた曲。夏にぴったりな心地よいミッドテンポのカントリーソングです。

恋人との海辺での夏の夜の記憶を描いており、サウスカロライナ州出身のスコット・マクリーリーにとって今回のコラボレーションは「夢が叶った」瞬間だったと語っています。ビルボード・カントリー・エアプレイ・チャートで1位、またカナダのカントリー・チャートでも1位を獲得しています。

10. Megan Moroney - 6 Months Later

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10曲目はジョージア州サバンナ出身のミーガン・モロニー。来年2月にリリースされる新作アルバム『Cloud 9』からの先行曲で、失恋から立ち直り、自分を振った元パートナーを見返すというカントリー・ポップソングです。

ミーガン・モロニーが「Hey, Meg」と自身の名前を挙げているコーラスの冒頭部分は、マイリー・サイラスの「See You Again」でも同じことをしている点にインスピレーションを受けたものだそうです。

ビルボードホット100では30位と自己最高位をマーク。さらにイギリスのカントリー・エアプレイ・チャートで初の首位を獲得しました。

11. Ella Langley - Choosin' Texas

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11曲目は今、大注目のエラ・ラングリー。共感を呼ぶ失恋のストーリーテリングと、ドライブやライブで盛り上がる現代的なサウンドが融合した楽曲で、ミランダ・ランバートとの共作としても話題となっています。

加えてTikTokでのバイラルヒットとなっており、最新のビルボードホット100では時期的にもクリスマスソングが上昇し、他の楽曲が後退していく中で11位まで上昇。自己最高位をマークしています。クレジットこそされていないもののミランダ・ランバートにとっても自身の楽曲での記録(2014年に「Somethin' Bad」で獲得した19位)を上回っています。

また同じ週、ビルボード・ホット・カントリー・ソング・チャートでは初の1位を獲得しました。

12. Miranda Lambert & Chris Stapleton - A Song To Sing

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12曲目はミランダ・ランバートとクリス・ステイプルトンのコラボ曲。カントリーを基盤としながらも、ソウル、R&B、そしてディスコの要素を取り入れたクロスジャンルなカントリー・デュエット・ソングです。

ビルボードのバブリング・アンダー・ホット100で8位とトップ10入りを果たし、さらに第68回グラミー賞では最優秀カントリー・デュオ/グループ・パフォーマンス賞にノミネートされています。

13. Riley Green - Don't Mind If I Do ft. Ella Langley

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13曲目はライリー・グリーンとエラ・ラングレーによるコラボ曲。

昨年、エラ・ラングレーがライリー・グリーンを迎え大ヒットとなったメジャー・デビュー・シングル「you look like you love me」に続き、今度はライリー・グリーンがエラ・ラングレーを迎えてリリースされました。

元カノを忘れるためにウイスキーを飲みながら、関係を復活させたいと願っている様子が描かれています。

2人がツアーを回っていた際、ライリー・グリーンがデュエットとして作った曲に仮歌のつもりでエラ・ラングレーに歌唱を依頼したところ、その歌唱力を受けてそのままコラボレーションが決定しました。

カントリー・エアプレイ・チャートでは3位、ビルボード・ホット・カントリー・ソング・チャートで6位、ビルボードホット100で32位と大ヒットとなりました。

14. Tyler Braden - GOD & GUNS N’ ROSES

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14曲目はアラバマ州スラップアウト出身のタイラー・ブレイデン。デビュー・アルバム『Devil and a Prayer』からの先行シングルで、タイトルの通りガンズ・アンド・ローゼズへのオマージュを散りばめた、ノリの良いカントリー・ロック・ソングです。

この曲でビルボード・ホット・カントリー・ソング・チャートに初エントリーを果たし、34位を記録。アメリカのラジオ局であるSiriusXMが提供するカントリーミュージック専門のチャンネルSiriusXM The Highwayでは1位を獲得しました。

15. Luke Combs - Back in the Saddle

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15曲目はルーク・コムズが次のアルバムに向けたリードシングルとしてリリースした曲。自身のルーツに戻り、再び精力的に音楽活動に打ち込む姿勢を宣言する、力強いカムバック・アンセムです。

自身の背景に合わせて長い間活動を控えていた男が、再び馬に乗り、手綱を握り、自分の居場所を取り戻す様子を描写しています。

カントリー・エアプレイ・チャートでは1位、ビルボード・ホット・カントリー・ソング・チャートで4位と強い動きを見せ、その他カナダやオーストラリアのカントリー・チャートでも1位、ニュージーランドではシングルチャートで4位と高い記録を作りました。

16. Zach Top - Good Times & Tan Lines

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16曲目はザック・トップが今年リリースしたアルバム『Ain't in It for My Health』からの現時点で唯一のシングル。夏の楽しみと若かりし頃の気ままな生活を描いた、ノスタルジックでアップテンポなサマー・アンセムです。

遊び心のあるトーンながらも、ザック・トップの特徴である90年代カントリーの影響を維持し人気を集めました。カナダとイギリスのカントリー・チャートでトップ10入りを果たしました。

17. Russell Dickerson - Happen To Me

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17曲目はラッセル・ディッカーソンのアルバム『Famous Back Home』からの2曲目のシングル。TikTokでこの曲に合わせたダンス動画が話題となり、大きな人気を博しました。

失恋の痛みを忘れ、その場の勢いで新しい出会いに身を投じる様子を描いた1曲です。シンディ・ローパーの「Girls Just Want to Have Fun」を引用しており、挿入曲ではないものの、同曲の作曲者であるロバート・ハザードを作詞家としてクレジットしています。

カントリー・エアプレイ・チャートでは2020年「Love You Like I Used To」以来5年ぶり5度目の1位を獲得。その他ホット・カントリー・ソング・チャートで6位、さらにカナダのカントリー・チャート、イギリスのカントリー・エアプレイ・チャートでも1位を獲得しました。

18. Parker McCollum - What Kinda Man

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18曲目はパーカー・マッコラムが今年リリースのアルバム『Parker McCollum』からの先行曲として昨年リリースしたシングル。

元々前作『Never Enough』に収録される予定だった曲で、放蕩な生活を送ってきた男性が、特別な女性と出会ったことで変わりたいと願い、より良い自分になろうとする心境を描いた内省的なカントリー・ソングです。

昨年リリースの楽曲ですが、2025年4月14日付のビルボード・ホット・カントリー・ソング・チャートに初登場。後にビルボードホット100でも初登場を果たし、半年以上かけてじわじわと上昇し続けています。

19. Tyler Nance - Keeps Me Sane

YouTubeTyler Nance - Keeps Me Sane - YouTube

19曲目はミズーリ州ラマー出身のタイラー・ナンス。心の葛藤や不安、人生の困難と向き合いながら、それらの感情や痛みに奇妙な安らぎ(正気を保つ理由)を見出すという、内省的で感情的なカントリー・ソングで、自宅のリビングルームでギターを弾きながら書き始めた実体験に基づいた曲です。

公式リリースの数週間前からTikTokで急速に人気を博したことで、ビルボードのバブリング・アンダー・ホット100やホット・カントリー・ソング・チャートにも初エントリー。タイラー・ナンスにとって初のヒットシングルとなりました。

20. Tucker Wetmore - 3,2,1

YouTubeTucker Wetmore - 3,2,1 - YouTube

20曲目はワシントン州カラマ出身のタッカー・ウェットモア。「3,2,1」は、失恋への後悔をテーマにした、アップテンポでキャッチーなモダン・カントリー・ソングです。

昨年のデビュー・シングル「Wine into Whiskey」から「Wind Up Missin' You」と立て続けにヒットしているタッカー・ウェットモア。今作もラジオを中心に人気化し、カントリー・エアプレイ・チャートでは7位、イギリスのエアプレイ・チャートでは1位を獲得しました。

まとめ

まだまだたくさんのヒット曲、おすすめ曲がありますが、今回は特におすすめしたい20曲に厳選してご紹介させて頂きました。

今年もカントリーはただ「カントリー」の枠に収まらず、ポップ、ヒップホップ、ロックといった他ジャンルとの融合がさらに加速する傾向が見られました。より幅広いリスナー層を獲得するための商業的戦略とも言えますが、カントリージャンルという性質からか、TikTokバイラル以外にもラジオでの人気をきっかけにヒットするパターンもあるようです。

カントリー・ミュージックをあまり聴かない方にも是非この機会に聴いて頂けると幸いです。

以上、2025年カントリーミュージックの名曲おすすめ20選でした。

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洋楽まっぷ編集部

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