バイオレンスな描写でYouTubeトレンドから削除されたDoechii「Crazy」のミュージック・ビデオとは?

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洋楽コラム

フロリダ州タンパのラッパー、Doechii(ドエチー)が新曲「Crazy」のミュージック・ビデオを公開。その話題性からYouTubeトレンド入りを果たしましたが、バイオレンスな描写で外されたことが話題となっています。

Doechii – Crazy – YouTube

「Crazy」ミュージック・ビデオはC. Prinzが監督を務め、「女性が権力を握る際に経験する困難」の視覚的なメタファーとして説明しています。プレスリリースには4カ月を費やした超大作。作り込んであるメッセージ性がトレンドから削除されたことで余計に話題を呼んでいます。

Doechiiこと本名Jaylah Hickmon(ジェイラ・ヒックモン)はフロリダ州タンパ出身の23歳。バレエやタップダンスなどを習い、その後舞台芸術の学校へ。2015年に友人からSoundCloudでのアップロードや曲作りについて教わり、卒業後に友人のホームスタジオを利用して音楽を作り始めました。

最初は「Iamdoechii」というステージネームでシングル「Girls」をリリース。2020年のシングル「Yucky Blucky Fruitcake」が昨年TikTokでバイラルヒットとなり一躍有名になりました。

Doechii – Yucky Blucky Fruitcake – YouTube

Doechiiは、彼女の最大の影響力として、Kanye West(カニエ・ウェスト)、Outkast(アウトキャスト)、Lauryn Hill(ローリン・ヒル)、Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)を挙げています。特にローリン・ヒルからの影響が強いようで、自身のジャンルについて自ら歌ありラップありのオルタナティブヒップホップと表現しているようです。

何よりまだリリースされている楽曲は少ないですがどれもいい曲ばかり。

今年に入りKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)やSZA(シザ)が所属してることでも知られているインディーズレコードレーベル、トップ・ドッグ・エンターテインメントとキャピトル・レコードと契約したとも言われており、間違いなく注目のラッパーの一人と言えます。

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洋楽まっぷ管理者。米・英の音楽チャートなどのデータを好み、70年代から最新の洋楽までヒット曲なら幅広い知識を持つ。時代毎の良さがある洋楽の魅力を少しでもわかりやすくご紹介できればと思います。

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