ハードロックの延長線上としてのイメージが強いメタルにシンフォニック要素を加えてヒットしたジャンルであるシンフォニックメタル。世界観のイメージの補強ともなるMVは言葉の壁を超えた表現で英語圏ではない方の多くのファンを増やし、現在は豪華なMVとシンフォニックメタルは切っても切れない関係となっています。この記事ではシンフォニックメタルのMVの中で私が特におすすめの作品を4つ紹介していきます。
MVが豪華なシンフォニックメタル3選
1・GLORYHAMMER(グローリーハンマー)
GLORYHAMMER - Rise Of The Chaos Wizards - YouTube
パイレーツメタルで有名なALESTORMのボーカルのクリストファー・ボウズ結成したメタルバンドであるグローリーハンマー。この楽曲は封印された魔法使い「ザ・ゴスラックス」の復活を目論む邪悪なカルト教団と伝説のハンマー「アストラルハンマー」を持った主人公、アンガス・マクファイフ13世が宇宙で決戦するといった内容となっており、MVでは隕石の上での殴り合いで死闘が表現されています。ハンマーを持った緑色のアーマーのボーカルとホログラムのギタリストや魔法使いのキーボーディストなど、一見チープなSFのような外見を裏切るような重厚なメタルサウンドとシンセサイザーを多く使用した強いシンフォニック感を持つ、いい意味で期待を裏切るバンドとなっています。
2・TWILIGHT FORCE(トワイライト・フォース)
TWILIGHT FORCE - Flight Of The Sapphire Dragon - YouTube
RPGのような甲冑とエルフ、不死身の怪物など衝撃的なビジュアルで日本でも話題になったメタルバンド、トワイライト・フォース。シンセサイザーやコーラスを多く使用した壮大なサウンドとキーボードディストのブラックヴァルトが作り出した架空の世界(トワイライト・キングダム)の中で伝えられる伝承に基づいた作詞がマッチした唯一無二の世界観を持つバンドです。
3・RHAPSODY of Fire(ラプソディー・オブ・ファイア)
RHAPSODY - Dark Fate Of Atlantis - YouTube
オーケストレーションを使用した壮大なサウンドで一躍有名になったメタルバンド、ラプソディー・オブ・ファイア。別名シネマティックメタルとも呼ばれ、複数のアルバムで1つの物語が完結する作りとなっているアルバムが多く、1枚のアルバムに収まらない壮大な世界観と生音で臨場感のあるオーケストラサウンドが魅力のバンドとなっています。このバンドでボーカルを務めるためにテノール教室に通ったというアレッサンドロ・コンティのまるでイタリアのオペラのようなボーカルも合わさり映画そのものとも言える世界観が作り出されています。
まとめ
MVが豪華なシンフォニックメタルバンドを紹介させていただきました。世界観を表現する手段の1つとしてMVが重要視されており、毎年クオリティの高い作品が発表されています。この機会に普通のメタルと一味違うシンフォニックメタルを聴いてみてはいかがでしょうか。