【洋楽】暗い気持ちにも寄り添ってくれる珠玉の失恋ソング3選

BY

※本ページにはアフィリエイト広告(PR)が含まれます

洋楽コラム

生きていれば必ずと言って良いほど遭遇するイベント“失恋”
人によっては「もう立ち直ることなんて出来ない」と落ち込んでしまう場合もあるでしょう。
そんな時、大きな味方となってくれるのが音楽です。

本記事では、洋楽の中でも失恋にフォーカスしたものを紹介!

落ち込んだ気持ちにそっと寄り添ってくれる曲から、前を向かせてくれるパワーを持った曲まで紹介します。

あなたにとって大切な一曲が見つかりますように。

暗い気持ちにも寄り添ってくれる洋楽失恋ソング3選

Sam Smith – I’m Not The Only One

Sam Smith – I’m Not The Only One – YouTube

世界でも有数の美しい声で観衆を魅了し続けるシンガー『サム・スミス』ですが、多くの失恋ソングをリリースしています。

その中でも特に美しく、切ないのが『I’m Not The Only One』です。

タイトルを和訳すると「私だけじゃない」という意味になります。
このタイトルからも推測できるように、パートナーが浮気しているという内容の曲です。

歌詞を見てみても

You say I’m crazy
Cause you don’t think I know what you’ve done
But when you call me baby
I know I’m not the only one

あなたは私のことを馬鹿だって言う
それは、「あなたがしたこと」を私が知らないと思っているから
あなたが私のことをベイビーと呼ぶけど
もう、それは私だけじゃないって分かってるの

この切なさ…。
恋人の浮気に気付いていながらも、いつものように振舞う辛さが凝縮されています。

「私じゃ充分じゃないし終わりは近い」と理解しているけども、未だに恋人のことは好き。
恋愛感情の面倒でありながら醍醐味ともいえる部分を生々しい歌詞で歌った本曲は、紛れもなく失恋ソング界でも屈指の名曲でしょう。

Billie Eilish – when the party’s over

Billie Eilish – when the party’s over – YouTube

もはや若者のみならず全世代のカリスマシンガーとなった『ビリー・アイリッシュ』
そんな彼女が2018年に発表した『when the party’s over(パーティーが終わったら)』も、リアリティ溢れる失恋ソングとなっています。

Quiet when I’m coming home and I’m on my own
I could lie, say I like it like that, like it like that
I could lie, say I like it like that, like it like that

一人で家に帰った後は一人ぼっちで静か。
「こういうのも好き」ってウソつくこともできるけど。
「このままでいい」ってウソを言ってもいい。

Don’t you know too much already
I’ll only hurt you if you let me
Call me friend but keep me closer (Call me back)
And I’ll call you when the party’s over

もうやり過ぎたって分かってるんでしょ?
あなたは傷付けるのは、あなたが許してくれた時だけ
私のこと「友達」って言ってそばにいさせてくれるならそれでもいい(あとで電話かけ直して)
パーティーが終わった時に私も電話をかけ直すから。

簡単に言えば、都合のいい女として振り回される女性の気持ちを表現しています。
そして、その関係に終止符を打とうとするも中々踏み出せない様子までもリアルに描かれているのです。

人によって失恋する理由はそれぞれですが、相手から都合よく扱われていることに気付き関係を断ち切ろうとする人もいるでしょう。

ビリーは、そんな人の荒んでしまった心を生々しい情景と共に表現することで共感してくれます。

まるで「私もそうだったから大丈夫」と言われているような気分になりますね。
ただの暗い曲ではないんです。

James Blake – The Wilhelm Scream

James Blake – The Wilhelm Scream – YouTube

叙情的な世界観で切なくも甘美な曲をリリースし続けるジェイムス・ブレイク
彼の代表曲でもある『The Wilhelm Scream』は堕ちていく自身の様子と喪失・虚無感について歌っています。

早速歌詞をチェックしてみましょう。

I don’t know about my love
I don’t know about my loving anymore
All that I know is
I’m loving, falling, loving, loving
Might as well love you

ぼくは自分の愛について知らない。
ぼくは自分の愛についてなにも知らないんだ。
ぼくが知っていることはただ一つ。
ぼくが愛して、落ちて、愛して、愛していくことだけ
ぼくが君を愛しているのと同じようにね。

~~~~

I don’t know about my dreams
I don’t know about my dreaming anymore
All that I know is
I’m falling, falling, falling, falling
Falling

ぼくは自分の夢について知らない。
ぼくは自分の夢についてなにも知らないんだ。
ぼくが知っていることはただ一つ。
ぼくが落ちて、落ちて、落ちて、落ちていくことだけ。
落ちていくことだけ。

異常なまでの自己嫌悪と未来への虚無感が描かれているのが分かります。
今回注目したいのは「ぼくは自分の愛について知らない。愛して落ちていくことだけ。」という部分。

恋愛に落ちるという表現は良い意味合いで使われることが多いです。
しかし、ローテンションで歌われた本曲の中では希望の意味合いは一切含まれていないように感じます。

まるで成就することなど最初からないと知っているかのよう。
「恋はしたけど、失恋確定な状況」
こんな状況の人にとってここまで刺さる曲も中々ないのではないでしょうか?

恋愛は時として自己嫌悪を加速させることもあります。

恋愛が原因で自分に嫌気が刺している人は是非とも聞いてみてください。

まとめ

今回は数ある失恋ソングの中でも少しヘビーで暗めの曲を紹介して参りました。
ただ落ち込むだけではいけないと分かっていながらも、中々ポジティブになれないのが失恋の厄介なところです。

「落ちたら上がるだけ」とはよく言ったものです。
とことん暗くなってみるのも一つの手かもしれません。

WRITER

UKロックが大好きな20代のライターです! 洋楽のニュースからコラムまで、様々な情報をわかりやすく伝えていけたら良いなと思っています!

人気記事