【洋楽】Arctic Monkeysの絶対に聞いてほしいおすすめ楽曲7選【アクモン】

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洋楽コラム

2005年に鮮烈なデビューをしたイギリスのバンド「Arctic Monkeys(アークティック・モンキーズ)」(通称:アクモン)
初期のガレージロック風な曲で多くのメディアから賞賛され、たくさんのファンも獲得しました。

それから彼らは年代ごとにガラリと作風を変え、どんどん進化を遂げ続けています。

本コラムではアクモンのおすすめ楽曲を皆さんに紹介します。

常に「クールなロック」を追求し続けている彼らの作品の中でも聞きやすくて、私が特におすすめしたい曲をいくつかピックアップしました。

Arctic Monkeysのおすすめ楽曲7選

I Bet You Look Good On The Dancefloor

Arctic Monkeys – I Bet You Look Good On The Dancefloor – YouTube

彼らのデビューシングルであり、今もなお代表曲として語り継がれているのがこの曲です。

始まった瞬間から終わるまで一切留まることがない曲構成は衝動そのものと言って良いでしょう。

若さがゆえに感じさせる荒々しさに完成度の高い演奏技術が加わることで、唯一無二のロックンロールが完成されています。

未だに「この頃の作風が一番いい」と言うファンが多いのも頷いてしまう一曲です。

Brianstorm

Arctic Monkeys – Brianstorm – YouTube

1作目のアルバムで大成功を果たした彼らにメディアやリスナーはこぞって期待しました。

「1作目のような衝動溢れるロックアルバムが聞きたい!」という声が多い中で、彼らが出したアンサーはダークな路線へのシフトだったのです。

この曲は2作目のアルバムのリード曲として発表されたのですが、どこか忌々しさを感じるサウンドと疾走感が特徴的な曲となっています。

1作目が「昼」だとするなら、2作目は間違いなく「夜」のアルバムです。
ダークでヘビーなのに疾走感があるこの曲も大変人気があり、ライブでの定番曲となっています。

Crying Lightning

Arctic Monkeys – Crying Lightning – YouTube

完全にダークで内省的な路線へと移行したアクモンが奏でるヘビーなギターが耳に残る一曲。

デビュー時からシニカルで捻くれた歌詞が評価されていたアクモンですが、この頃の歌詞は更に難解で考察しがいのあるものばかりです。

この曲は3作のアルバム『Humbug(ハムバグ)』に収録されているのですが、このアルバムでアクモンは自分たちの世界を完成させた雰囲気がありました。

いつまでも「初期っぽい作品がいい!」と言われることへのカウンターを放つかのように、内へ内へ進むような曲を放ち続けたのです。

この曲は、そんな当時の作風を一曲で表現したようなものになっています。

Cornerstone

Arctic Monkeys – Cornerstone – YouTube

まるで歌謡曲のようにメロディアスな旋律が美しい曲です。
きっと日本人なら「なんか懐かしい…」と感じてしまうはず!

ビデオカメラ風な映像でボーカルのアレックスが歌うだけというMVも印象に残りやすいです。

歌詞の内容は「元カノのことを引きずっている男が、元カノと瓜二つの女性を見つけて話しかける」というストーリーになっています。

愛した人への未練と後悔、そして中々先に進めない心情をしっとりと歌うこの曲は黄昏たいときのお供にピッタリの一曲です。

Suck It And See

Arctic Monkeys – Suck It And See – YouTube

甘美なメロディーが耳に残るしっとり系のロックバラードです。
タイトルを和訳すると「やってみようぜ」になります。

タイトルから察するに応援歌のような内容かと思いきや、歌詞を見ると“女性という存在に悩みながらも惹かれる心情”を歌い上げています。

女性という存在そのものに怯えながら、今恋をしている女性を追いかけたい気持ちに駆られるという複雑で胸にくるものなのです。

曲が始まってから終わるまで、まるで隣で静かに歌い上げるようにアレックスは難解な気持ちを語ってくれます。

アルバムのリード曲でありながら知名度が高くない曲ですが、非常に叙情的で寄り添ってくれる曲です。

R U Mine?

Arctic Monkeys – R U Mine? – YouTube

様々なロックを聞かせてくれたアクモンが“ロックンロールの極致”に辿り着いたと思わせてくれるクールなナンバーです。

幾重にもなったギターと中心に座った安心感のあるリズム隊、さらにメロディーと音どちらでも圧倒してくる雰囲気は恐ろしさまで感じそうになります。

この曲は5枚目のアルバム『AM』に収録されたのですが、本作で彼らは一段と実力を世界に知らしめました。

各音楽賞を受賞し、リスナーとメディアからの評判もほぼ満点と言って良い出来だったのです。

「ファーストアルバムが原点にして頂点」とずっと言われていた風潮をひっくり返すほどのパワーを持ったロックンロールは永続的に語り継がれていくでしょう。

Four Out Of Five

Arctic Monkeys – Four Out Of Five – YouTube

アルバム『AM』で完成形とも言えるロックを作ってしまったことで、彼らは悩むことになります。

そんな中フロントマンであるアレックスが作り出したのは芸術的で難解な曲でした。

この曲もおおよそ大衆性があるとは言えません。
初めて聞いた方は「どこが良いのか分からない」と思ってしまってまうかもしれませんが、ぜひ何度も聞いてみてください。

徐々に広がり重なっていく楽器の気持ち良さと芯にあるギターロックは、抜け出せない沼へと誘う力を持っています。

メランコリックかつ美しいメロディーと80年代テイストなボーカルが生み出す奇跡のロックナンバーです。

まとめ

Arctic Monkeysはデビュー以降、自分たちの音楽性を常に変化させ続けリスナーを驚かせてきました。

メディア等から「ファーストアルバムの頃がいい!」と言われても「それならふぁーすアルバムだけ聞いていればいいよ」と答えるなど、そのロックな姿勢も人気な理由の一つです。

今回紹介した曲は比較的アクモンの中でも有名どころばかりなので、ぜひ沢山のアルバムを聞いて彼らの魅力にハマっていただければと思います。

WRITER

広田昂大

UKロックが大好きな20代のライターです! 洋楽のニュースからコラムまで、様々な情報をわかりやすく伝えていけたら良いなと思っています!

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