もっと売れていい洋楽おすすめ4選(PART1)世界のTikTokで人気の高い洋楽

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洋楽コラム

洋楽の好みは近年細分化される傾向にある中で、誰もが聴くようなヒット曲が減少しています。

今回は「もっと売れていい洋楽」を編集部で厳選し、おすすめしたい洋楽をご紹介。

第1弾のテーマは「世界のTikTokで人気の高い洋楽」。

TikTokきっかけでヒットしている洋楽の中でも日本のチャートには入ってない曲を厳選し、特におすすめしたい洋楽をご紹介します。

もっと売れていい洋楽おすすめ4選

Beautiful Things / Benson Boone

Benson Boone – Beautiful Things – YouTube

「Beautiful Things」は「人生の意味についてのバラード」で、人生への感謝、愛、そして「幸福の移ろいやすさ」について振り返った曲となっています。

Oh, I hope I don’t lose you
Please stay
I want you, I need you, oh God
Don’t take
These beautiful things that I’ve got

君がどこか遠くに行ってしまわないように
お願い、側にいて
君が欲しい、必要なんだ、神様
どうか奪わないで
僕のかけがえのない日々を

Benson Boone(ベンソン・ブーン)はTikTokで人気を集め始めた時期に米ABCのオーディション番組『アメリカン・アイドル』に出演。そのとき審査員を務めていたKaty Perry(ケイティ・ペリー)は彼を優勝候補の筆頭者として名付けるほど絶賛するも、番組のレコーディング契約に縛られたくないという理由で降板。その後TikTokスターと呼ばれるほどの人気を獲得し、デビュー曲「Ghost Town」や「In the Stars」が成功を収めました。特にノルウェーでは「Ghost Town」で1位を獲得するなどの人気を得ており、「Beautiful Things」で2度目の首位に。

ノルウェー以外ではこれまで世界でのチャート・アクションはあまり上位に食い込むということはありませんでしたが、「In the Stars」はRIAA(米国レコード協会)でプラチナ認定を獲得するなど商業的には成功を掴んでいました。

そして2024年、リリースされたシングル「Beautiful Things」は現在多くの国でヒットしており、ビルボードのグローバル200で1位を獲得。日本においてもビルボード・ジャパンの洋楽チャートで20位にランクインしていますが、まだまだ上位を狙えるどことか、ジャパン・ホット100にエントリーしても不思議ではない勢いがあると言えます。
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End of Beginning / Djo

Djo – End of Beginning – YouTube

Djoとは俳優でもあるJoe Keery(ジョー・キーリー)のステージ・ネーム。『ストレンジャー・シングス 未知の世界』でスティーブ・ハリントン役を演じた俳優です。

俳優と同時にシンガーソングライターでもある彼の初ヒット曲が今作。

This song has started now
And you’re just finding out
Now isn’t that a laugh?
A major sacrifice but clueless at the time
Enter, Caroline:
“Just trust me you’ll be fine”

この曲が今始まった
そして君はちょうど気づいてたところ
それは笑えるよね?
大きな犠牲を払ったけど当時は無知だった
キャロライン:「大丈夫だと信じて」

この曲は2022年にリリースされたスタジオ・アルバム『Decide』の収録曲。今年に入りTikTokで一般ユーザーがこの楽曲を使用して歌詞に合わせて故郷を旅行する様子を投稿した動画がバズり、さまざまな国のチャートにランクインする流れに。

現時点でどのくらいヒットしてるのかというと、オーストラリア、オーストリア、チェコ、アイルランド、リトアニア、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、そして全英シングルチャートでトップ10入りを果たしています。これらの動きもあって全米ビルボードホット100にもエントリーを果たし現在35位にランクイン。今後更なる上昇も予想されます。

日本では洋楽チャートですらまだエントリーしていないため、プロモーション次第では一気にブレイクしそうな予感がします。
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Praise Jah in the Moonlight / YG Marley

YG Marley – Praise Jah in the Moonlight – YouTube

YG Marley(YGマーリー)はLauryn Hill(ローリン・ヒル)とRohan Marley(ローハン・マーリー)の息子であり、Bob Marley(ボブ・マーリー)の孫。

「Praise Jah in the Moonlight」はデビュー曲で、ボブ・マーリーの1978年の曲「Crisis」をサンプリングした上でローリン・ヒルと共作、さらにバック・コーラスにも参加という話題性は抜群な1曲。

These roads of flames are catching on fire
Ah, ah, ah, ah-ah-ah
Showed you I loved you, you called me a liar

炎の道が燃え上がっている
私があなたを愛していることをあなたに示した、あなたは私を嘘つき呼ばわりした

Jah(神)に特に感謝と賛美をすることの重要性は曲で繰り返されるテーマとなっており、炎が燃え広がる火の道については、人々が直面する課題や苦難を象徴するような歌詞が印象的。

既にオランダ、ニュージーランドで1位を獲得しており、全英シングルチャートでもトップ10入りを果たしています。
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Scared To Start / Michael Marcagi

Michael Marcagi – Scared To Start – YouTube

Michael Marcagi(マイケル・マルカジ)はオハイオ州シンシナティ出身のシンガーソングライター。

地元で成功を収めたバンド、The Heavy Hours(ザ・ヘビー・アワー)のメンバーとして活動していましたが、去年ソロ・キャリアをスタート。今年に入りワーナー・レコードと契約しリリースした2枚目のシングルが今作。

ソロ・キャリアをスタートさせてからTikTokでの人気を増やし続け、今作で爆発。10か国のチャートに初めてエントリーを果たしました。

And she said
“Don’t you wait to try it
Are you scared to find it?
And do you wanna take my broken heart?
Are you scared to start?”

彼女が言った
「試してみない?
それを見つけるのが怖いの?
そして、私の壊れた心を引き受けたいの?
始めるのが怖いの?」

先月リリースされたばかりということもありまだまだこれから注目が集まりそうな曲ですが、エモさもありおしゃれな曲で日本でヒットしても不思議ではない1曲です。特にラジオで人気が出そうなメロディですね。
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まとめ

昨年は「エモい洋楽」としてTikTokで人気の洋楽を紹介していましたが、「エモい」=「TikTokで人気」というわけでもないので、シリーズはいったん休止していました。

そんな中、先週経済紙が洋楽離れに関する記事を投稿し、若干ながらSNSでもバズっていました。

そこで新たに「誰もが聴くようなヒット曲が減少してる」という事実に目を向けて、本シリーズを始めることとしました。

今後もいろんなパターンで話題の洋楽を紹介しながら、洋楽を盛り上げられるように更新していきたいと思います。

気になった曲がありましたら是非SpotifyやApple Musicなどのストリーミング・サービスで聴いてみてください。

以上、「もっと売れていい洋楽おすすめ4選(PART1)世界のTikTokで人気の高い洋楽」でした。

WRITER

酒井裕紀

洋楽まっぷ管理者。米・英の音楽チャートなどのデータを好み、70年代から最新の洋楽までヒット曲なら幅広い知識を持つ。時代毎の良さがある洋楽の魅力を少しでもわかりやすくご紹介できればと思います。

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