洋楽をカラオケで歌うとき、頭の中でカタカナに変換して歌ったり、前もって歌詞をカタカナに変換して覚えたりすることがあるかと思います。
洋楽まっぷではそのような方のために、英語の下にカタカナを記載してご紹介しております。
英語の発音をカタカナに置き換えるには、単語単位で考えてしまうとどうしても「和製英語」のようになってしまい、上手に発音できてるとは言えません。
そのため単語そのものは読めるのにカラオケで歌ってみるとおかしくなってしまう方も多いのではないでしょうか。
英語はカタカナで表現しきれない発音も多くあるため、カタカナで覚えればいいというわけでもありませんが、正しく発音するための段階としてカタカナに置き換えて発音の反復練習を行う。
それで満足する方もいらっしゃるでしょうし、外国人にも伝わるような発音を得るための練習過程として活用することもできます。
今回は洋楽をカタカナに置き換えてカラオケで上手に歌う5個のコツをご紹介します。
歌唱力のある方は発音が良ければよい程上手に聞こえるようになりますし、歌唱力に自信のない方でも英語力アップのきっかけと成り得ますので、是非参考にしてみてください。
正しいイントネーションはカタカナで表現しきれませんので、英語の発音を正しく覚えたい方は、カタカナに変換するだけではできません。
その点踏まえてお楽しみください。
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洋楽をカタカナに置き換えてカラオケで上手に歌う5個のコツ
洋楽をカタカナに置き換えてカラオケで歌うためのコツとして最初に要点をまとめると、
・和製英語で発音をしない
・前の単語を引き継いで発音する
この2点が非常に重要な要素となります。
それではこの2点を踏まえて細かく説明していきます。
【1】和製英語で発音をしない その1「th」
「th」で始まる単語を一般的にカタカナで表現する場合、「サ行・ザ行」または「タ行・ダ行」で表現します。
「th」で始まる単語を「サ行・ザ行」で表現する場合は例えば
・the(ザ)または(ジ)
・they(ゼイ)
・these(ジーズ)
・there(ゼアー)
・thunder(サンダー)
・think(シンク)
・thank(サンク)
「th」で始まる単語を「タ行・ダ行」で表現する場合は
・this(ディス)
・theme(テーマ)
などで、ほとんどは「サ行・ザ行」で始まります。
「th」の発音の仕方を学校で習ったと思いますが、「サ・ザ」と「タ・ダ」のどちらが「th」の発音に近いのかと言えば、多くの単語で「タ・ダ」だと考えられます。
「Thank you」をカタカナにすると一般的には「サンキュー」と書く場合が多いですが、言葉にする場合は「テンキュー」の方が近いですよね。
もちろん「テ」にしても正しい発音ではありませんが、「サ」に比べるとはるかにマシな発音になります。
つまり上記の単語が歌詞にある場合
・the(ダ)または(ディ)
・they(デイ)
・these(ディーズ)
・there(デアー)
・thunder(タンダー)
・think(ティンク)
・thank(テンク)
となるわけです。
【2】和製英語で発音をしない その2「最後のスペルがT」
歌詞の中でも圧倒的に多い「just」という単語。カタカナにすると「ジャスト」ですが、曲を聴くと多くのアーティストが最後のTを「ト」ではなく「トゥ」と発音しています。
舌の先を、前歯のすぐ裏の歯茎につけて、息を吐くと同時に舌を離すと、無音の状態で「トゥー」という発音になるかと思います。これが「トゥ」と表現する理由です。
【3】和製英語で発音をしない その3「th以外で最初のスペルがT」
th以外で最初のスペルがTの場合、「タ行」で始まると思いがちですが、「タ」ではなく「ツ」から発音されているように聴こえます。
例えば歌詞の中でよくある単語で言えば
・time(タイム)
・take(テイク)
・talk(トーク)
・turn(ターン)
・to(トゥー)
などです。この場合も先ほどの「just」と同じ要領で「トゥー」と発音するんですが、次の単語を発音するために次の音が差し迫るため、「トゥー」よりも「ツ」に限りなく近い音になります。
つまり、より英語に聞こえるような発音を極端にカタカナで表現するには
・time(ツァイム)
・take(ツェイク)
・talk(ツォーク)
・turn(ツァーン)
・to(ツー)
と「ツ」を意識した方がより近づきます。
【4】和製英語で発音をしない その4「2文字目のスペルがR」
まずは例からご覧ください。
・drink(ドリンク)
・dry(ドライ)
・try(トライ)
・trouble(トラブル)
・true(トゥルー)
これらの単語が含まれた歌を聞くと、「ト・ド」の部分はそのまま発音されていません。
日本語でも「ら行」を発音するときは、舌を前歯のすぐ裏の歯茎につけますよね?
これらの単語はやってみるとわかりますが、日本語にすると2文字連続で舌を前歯のすぐ裏の歯茎につけます。
しかし英語での発音を聞いてみると、舌を前歯のすぐ裏の歯茎につけるのは1度しかありません。
つまり、極端に言えば、「ドリンク」が「ドインク」になるわけなんですが、これで終わりではなく、これらの単語の出だしは「just」の「T」と同じ要領で発音するので、「ドゥインク」になります。
そして次の「R」もゆっくり発音すると頭の文字に引っ張られて「ら行」が非常に小さくなり、「ドゥウィンク」と聞こえます。
これで最初の単語を強く表現すると「ヂュインク」と聞こえてくるかと思います。
つまり英語の発音に近いカタカナでの表現は
・drink(ヂュインク)
・dry(ヂュアイ)
・try(チュアイ)
・trouble(チュアボウ)
・true(チュウー)
と表現ができます。
この辺りでもう一度ご説明しておきますが、これらは正しく発音するための段階としてカタカナに置き換えて発音の反復練習を行うための手段です。
これで満足する方もいらっしゃると思いますが、外国人にも伝わるような発音を得るための練習過程として活用するためのものであり、これが正解ではありませんのでご注意ください。
それでは冒頭でご紹介したもう1点についてお話しさせて頂きます。
【5】前の単語を引き継いで発音する
ホイットニー・ヒューストンの名曲「I Will Always Love You」と言えば「エンダー」の出だしでお馴染みですが、この部分の正しい歌詞はご存知ですか?
ここは「And I」と歌っているんです。
「and」の「d」を引き継いで「i」が発音されているため「エンダー」と聞こえるんです。
動画を掲載しておきますのでよかったら一度聴いてみてください。
このように英語は基本的に前の単語を引き継いで発音します。
ここは1音ずつが独立した音の日本語と大きく異なる点です。
「thank you」を「サンキュー」と言われるように、これも「thank」の「k」を引き継いで「y」を発音しているので「サンキュー」と聞こえるわけです。
しかし全ての単語を引き継ぐわけでもありませんし、アーティストの歌い方や歌の特徴によって変わってきますので、必ずこうなるわけではありません。
引き継ぐときは引き継ぐ、と覚えておくだけでもだいぶ変わってきますし、これは会話においても同じだと思うので覚えておいた方がよさそうです。
5個のコツまとめ
洋楽をカタカナに置き換えてカラオケで上手に歌う5個のコツとしてご紹介してきましたが、まとめると
・「th」はタ・ダ行で発音してみる
・最後のスペルが「T」のときは「トゥ」と発音してみる
・th以外で最初のスペルが「T」のときは「ツ」と発音してみる
・2文字目のスペルが「R」のときは「ヂュ」と発音してみる
・前の単語を引き継いで発音して歌ってみる
この5つのコツを理解しておけば、洋楽をカラオケで歌う技術が格段に上がるはずです。
もしカラオケで歌ってみたい洋楽を練習する時はこれらを参考にしてみてください。
またこれから英語を覚えたい方はこれらの反復練習で発音の練習になる場合もありますので是非実践してみてください。
日本語では発音しない言葉の羅列は最初どうしても発音に苦労するものです。これらの考え方を活用して反復練習して口を慣らすのも大事だと思いますので、少しでも参考になればと思います。
洋楽まっぷでは上記の考え方を用いて洋楽のカタカナ表記つきで解説していますので、よかったら合わせてご覧ください。