Pearl Jam(パール・ジャム)が12枚目のスタジオ・アルバム『Dark Matter(ダーク・マター)』をリリース。収録曲のヴィジュアライザー・ビデオも公開となった。
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Photo by Danny Clinch
発売日前日の4月18日(木)には「コスモプラネタリウム渋谷」で『ダーク・マター』の試聴会が行われた。アルバム・タイトルが宇宙の平均エネルギー密度のほぼ4分の1を占める正体不明の物質(ダークマター)ということで、プラネタリウムに映し出される星空=宇宙を見ながらアルバム全曲を試聴した。参加者からは「暗闇の中で爆音を浴びる貴重な体験でした」「こんなに大勢の観客でPJの新譜を聴けるとは思ってもみなかった」「もしも野外でパール・ジャムを見れたらこんな星空が見られるのかな」といった感想がSNSに寄せられている。
プラネタリウムでの試聴会
また、発売にあわせてCDの開封動画も公開されている。
パール・ジャム新作『ダーク・マター』4/19発売🔥投げ込み解説もあります #PearlJam #DarkMatter - YouTube
バンドのフロントマンのエディ・ヴェダーが「大袈裟でなく、これが俺達の最高傑作だと思う」と語る『ダーク・マター』は2020年の『ギガトン』以来となる新作アルバムで、プロデューサーはアンドリュー・ワット(ザ・ローリング・ストーンズ『ハックニー・ダイアモンズ』、オジー・オズボーン、イギー・ポップなどの作品を手掛ける/第63回グラミー賞「最優秀プロデューサー」受賞)。
先行シングル「ダーク・マター」は全米メインストリーム・ロック・エアプレイ・チャートで3週連続1位(パール・ジャムの曲は同チャートで1998年以来の1位)、全米ロック&オルタナティブ・エアプレイ・チャートでも1位を獲得している。
パール・ジャムのメンバーは米メディアのインタビューで『ダーク・マター』についてこのように話している。
「アルバムは大きな音で、本当に大きな音で聴くことをお勧めする」(エディ・ヴェダー)
「33年間やってきて、この12番目に生まれた子供を誇りに思う。最初に聴く時は、腰を下ろして目を閉じて、サウンドと言葉に浸って、皆それぞれの解釈で聴いてほしい」(ジェフ・アメン)
「俺たち全員が、アンドリューも一緒に、同じ部屋でお互いを見ながら演奏したアルバムだ」(マイク・マクレディ)
「友人と一緒にアートを作っている。そのことに興奮する。コラボレーションや、自分でコントロールできることではないがそこで役割を果たしているという状態は、プレイするのに楽しい場所だ。今でも子供のように演奏が楽しい」(ストーン・ゴッサード)
「アンドリューはスタジオでパフォーマンスすることの重要さを理解している。それは俺のやり方でもある。だから俺たちは初日から本当に良い関係で仕事ができた」(マット・キャメロン)
『ダーク・マター』のアルバム・パッケージは、アレクサンドル・グネジロフによるライト・ペインティング・アートとなっている。ライト・ペインティングとは、長時間カメラの露出を調整し、暗闇に“描く”ために懐中電灯などを光源として使用することで画像が作られる写真芸術だ。アルバム・ジャケットのアートは、自作の大きな万華鏡を使用して創作された。一つ一つの文字は、光沢効果を出すために、特別設計の懐中電灯で空中に手書きしたものを捕らえた。
■商品情報
パール・ジャム『ダーク・マター』
Pearl Jam / Dark Matter
2024年4月19日発売
CD: UICY-16212 / 3,400円(税込)/ 輸入国内盤仕様 / 日本盤のみSHM-CD仕様
・試聴・購入
・日本盤購入特典
■トラックリスト
1. スケアード・オブ・フィア
Scared Of Fear
2. リアクト、レスポンド
React, Respond
3. レケッジ
Wreckage
4. ダーク・マター
Dark Matter
5. ウォント・テル
Won’t Tell
6. アッパー・ハンド
Upper Hand
7. ウェイティング・フォー・スティーヴィー
Waiting For Stevie
8. ラニング
Running
9. サムシング・スペシャル
Something Special
10. ガット・トゥ・ギヴ
Got To Give
11. セッティング・サン
Setting Sun