日本時間2023年2月6日に米・ロサンゼルスで開催された、第65回グラミー賞授賞式でSam Smith（サム・スミス）がKim Petras（キム・ペトラス）を迎え大ヒットした「Unholy」が最優秀ポップ・パフォーマンス（デュオ/グループ）を受賞しました。同楽曲は、1月27日リリースの最新アルバム『Gloria/グロリア』に収録されています。
SAM SMITH & KIM PETRAS Win Best Pop Duo / Group Performance For 'Unholy' | 2023 GRAMMYs - YouTube
受賞スピーチの際、サムは今回初めての受賞、さらにトランスジェンダーの女性として初受賞となる、コラボレーターのキム・ペトラスにマイクを握らせスピーチする彼女の姿を見守りました。キムはスピーチで、彼女の道を切り開いてくれた先人のトランスジェンダーたち、LGBTQの人権について戦ってくれたマドンナ、そして彼女を育ててくれた母親への感謝の気持ちを述べ、会場を感動させました。
さらに、サムとキムの会場での生パフォーマンスのプレゼンターを務めたマドンナは、「私は新しい道を切り開く、反逆者たちに感謝するためにここにいます。あなたたちの大胆不敵な姿を、私たちは知っています、見ています。そして感謝しています。多くの批評を乗り越え、戦い、「Unholy」と言う美しい楽曲を誕生させた、信じられないほど才能豊かな2人、サム・スミスとキム・ペトラスです。」と2人を紹介しました。
サムは「Unholy」について、「危険すぎるから（今までに無いサムのビジュアルや歌詞が）みんなに見捨てられるかも！」と振り返りますが、今楽曲は自己愛を追求したサムだからこそ表現出来る、サムの勇気ある精神の表れだと言えます。この曲は激しいコーラスで幕を開け、パートナーや子どもを軽んじる人を罵倒する歌詞となっており、サムは今楽曲が作られるまでの過程について、「この曲を初めてセッションしたスタジオでは、私とキムと9人の男性がその場にいて、キムにスポットライトが当たると、その部屋のエネルギーは明らかにアンバランスになった。私はセッションを止めて、みんなを黙らせて『キムにキムをやらせる必要がある』と言い、本来のキムの実力を出せるようにしたんです。そうしてキムはバース全体をフリースタイルで歌い上げました。」と語っています。
また、「Unholy feat. キム・ペトラス」が収録されている、最新アルバム『Gloria/グロリア』について、サムは「『グロリア』には女性の影響が大きいのです。スタジオでは、男女のバランスが取れていることを確認できました。それは素晴らしいことです。私のキャリアでは、共同作曲家やプロデューサーは男性に偏っていたので。」と語っています。
「Unholy feat. キム・ペトラス」は、全米シングル・チャートで3週間、全英シングル・チャートで4週間1位を獲得し、アルバム発売前に全世界で合計10億回以上のストリーミング再生数を記録しています。
■アルバム情報
ニュー・アルバム『グロリア』 ［SHM-CD］
品番：UICW-10031
価格：\2,600(税抜) / \2,860(税込)
仕様：SHM-CD
日本盤ボーナス・トラック2曲収録
解説・歌詞・対訳 付
■『Gloria』トラックリスト
1. Love Me More
2. No God
3. Hurting Interlude
4. Lose You
5. Perfect (ft. Jessie Reyez)
6. Unholy (ft. Kim Petras)
7. How To Cry
8. Six Shots
9. Gimme (ft. Koffee & Jessie Reyez)
10. Dorothy's Interlude
11. I'm Not Here To Make Friends
12. Gloria
13. Who We Love (ft. Ed Sheeran)
14. Heavenly Sent / 日本盤ボーナス・トラック
15. Kissing You / 日本盤ボーナス・トラック
※ボーナス・トラックも新曲
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