洋楽まっぷ編集部が選ぶ2020年のおすすめアルバム10選と題して、今年流行ったアルバムの中で最もおすすめしたい10枚のアルバムをご紹介いたします。
2020年は世界的なパンデミックの中ほとんどのアーティストがツアーのキャンセルに見舞われ、来日公演もほぼキャンセルで日本の洋楽ファンには非常に残念な年でした。
しかしその一方で製作に時間を費やしたアーティストのリリースラッシュなどもあり、新作を多く聴けたファンにとっては嬉しい年でもあったかと思います。
今年はどうしてもマイナスなことが多かったので、2021年は前向きな年に慣れるよう願うばかりです。
今年聴かれたアルバム、また編集部としてもよく聴いた作品を中心に選びましたので、2019年にリリースされたアルバムも含まれていますが、是非ご覧ください。
洋楽まっぷ編集部が選ぶ2020年のおすすめアルバム10選
【01】The Weeknd / After Hours
The Weeknd(ザ・ウィークエンド)4枚目のスタジオ・アルバム「After Hours(アフター・アワーズ)」。
ニューウェーブとドリームポップの影響を取り入れたことで、これまでのダークなイメージは残しつつよりポップに洗練されたアルバム。
元々海外での人気は高いアーティストですが、今作は日本人にも耳馴染みがいいサウンドになっていて聴きやすく、そのため何度リピートしても飽きさせない作りになっている最高のアルバムだと思います。
なぜグラミー賞でノミネートされなかったのか不思議なくらいです。
【02】Machine Gun Kelly / Tickets to My Downfall
Machine Gun Kelly(マシン・ガン・ケリー)5枚目のスタジオ・アルバム「Tickets to My Downfall(ティケッツ・トゥ・マイ・ダウンフォール)」。
「あれ、ラッパーじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんね。
まさかのロック・アルバムに転向したアルバムなんですがかなり完成度が高く、特にポップ・パンク全盛の時代を思い出させてくれるような作品なんです。
それでいてマシン・ガン・ケリーっぽさがあっていいんですよね。
【03】Jhené Aiko / Chilombo
Jhené Aiko(ジェネイ・アイコ)3枚目のスタジオ・アルバム「Chilombo(チロンボ)」。
自身の本名であるJhené Aiko Efuru Chilombo(ジェネイ・アイコ・エフル・チロンボ)からつけられたタイトルで、過去最高におしゃれなアルバムになっています。
特にデラックス・エディションがおすすめで全29曲たっぷりと楽しめる作品です。
【04】Haim / Women in Music Pt. III
Haim(ハイム)3枚目のスタジオ・アルバム「Women in Music Pt. III(ウーマン・イン・ミュージック Part III)」。
個人的にかなり聴きました。バラエティに飛んでるんですがどこか懐かしさを感じさせる今年リリースの作品ではトップクラスにいいアルバムだと思います。
今年は特にステイホームでじっくり聴くような作品もかなり多かったと思いますが、その中でもひとつ抜き出た完成度なんじゃないでしょうか。
【05】A Boogie Wit da Hoodie / Artist 2.0
A Boogie Wit da Hoodie(エイ・ブギー・ウィット・ダ・フーディ)3枚目のスタジオ・アルバム「Artist 2.0(アーティスト2.0)」。
エイ・ブギー・ウィット・ダ・フーディはトラックがとにかくかっこいいんですよね。
前作も好きですが今作は特にそう思います。
ヒップホップとしての専門的なことは語れませんが、聴くだけでカッコいいと思えるのはそれが全てだと思いますし、ダークすぎると聴き入りにくい部分も絶妙なバランスで入り込める作品です。
Highbridge the Label / Atlantic Records
【06】Juice Wrld / Legends Never Die
Juice Wrld(ジュース・ワールド)3枚目のスタジオ・アルバム「Legends Never Die(レジェンズ・ネヴァー・ダイ)」。
突然の訃報にはかなりの衝撃を受けました。
特に2018年、Lil PeepとXXXTentacionについて語った「Legends」という歌の歌詞にインパクトがあったので余計衝撃的でした。
そんな中まだまだ未発表曲があることがわかり、多くのアーティストが参加して作られたアルバムです。
【07】DaBaby / Blame It on Baby
DaBaby(ダベイビー)3枚目のスタジオ・アルバム「Blame It on Baby(ブレイム・イット・オン・ベイビー)」。
今年「Rockstar」が大ヒットしましたが、他にも「Nasty」などカッコいい曲ばかりあるので何度もループして聴けるアルバムです。
【08】Taylor Swift / Folklore
Taylor Swift(テイラー・スウィフト)8枚目のスタジオ・アルバム「Folklore(フォークロア)」。
「Lover」のツアーが実現していたらこのアルバムは完成してなかったんじゃないでしょうか。
ポップ要素はありませんがほとんどがストーリー性を重要視した深いアルバムだと思います。
【09】LANY / Mama's Boy
LANY(レイニー)3枚目のスタジオ・アルバム「Mama's Boy(ママズ・ボーイ)」。
ロックなんですけどニューウェーブ色が多く明るすぎないサウンドが心地いい1枚。
好みの問題もあるかもしれませんがこのジャンルが好きな方からの評判もきっといいはずです。
【10】Dua Lipa / Future Nostalgia
Dua Lipa(デュア・リパ)2枚目のスタジオ・アルバム「Future Nostalgia(フューチャー・ノスタルジア)」。
1曲1曲が全部シングルになってもおかしくないほど完成されつくしているのにアルバムとしてのバランスもいい良作。
70年代、80年代のディスコサウンドを意識してるかに思わせてしっかり新しいサウンドになってるのが素晴らしい1枚です。
特におすすめの3枚
特に何度も聞いた3枚は
The Weeknd / After Hours
Dua Lipa / Future Nostalgia
LANY / Mama's Boy
この3枚でした。
なるべく著名な作品を中心に選びましたので、もしご存じない作品がありましたら是非聴いてみてください。