【洋楽】進化する音楽性。おすすめネオタンゴアルバム3選

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洋楽コラム

エレクトロやヒップホップとアルゼンチンタンゴを組み合わせた異色のジャンル、ネオタンゴ。ダンスミュージックはもちろんBGMとしての適性も高く、洗練された音楽性はアルゼンチン以外にもヨーロッパや欧米など多くの国で支持されています。今回の記事では私のおすすめしたいアルゼンチンタンゴのアルバムを3つ紹介していきます。

【洋楽】進化する音楽性。おすすめネオタンゴアルバム3選

おすすめネオタンゴアルバム1. TANGO ANIMAL(San Telmo Lounge)

Destiempo – San Telmo Lounge – YouTube

San Telmo Lounge(サン・テルモ・ラウンジ)はアルゼンチン発のバンド。ヴァイオリンやアコーディオンに加えてビートボックスやシンセサイザーが加わった先進的なサウンドが特徴的。TANGO ANIMALは他のアルバムに比べても耽美なアルゼンチンタンゴに寄ったアルバムとなっており、ピアソラを彷彿とさせる王道のメロディとそれを邪魔しないゆったりとしたテンポ、シャンソンのような歌い方が混ざることによってアルゼンチンタンゴのもつ哀愁を見事に表現するアルバムとなっています。

おすすめネオタンゴアルバム2. La Revancha Del Tango(Gotan Project)

GOTAN PROJECT – La Gloria – YouTube

Dark Sarah(ダーク・サラ)はフィンランド発のシンフォニックメタルバンド。オペラ系のボーカルと重厚感あるオーケストラサウンドが特徴。シネマティックなヘヴィメタルとも言えるドラマ性の強い楽曲つくりと美しいサウンドを持つバンドです。前作のアルバムと比べるとしっかりとしたギターリフがより聴こえるようになっており、より聴きやすくなったアルバムとなっています。

おすすめネオタンゴアルバム3. Presente(Bajofondo)

Bajofondo – Pa’ Bailar (Fiesta Tanguera-Electronica) – YouTube

Bajofondo(バホフォンド)はアルゼンチンとウルグアイのミュージシャンが結成したネオタンゴグループ。雑誌のインタビューでこのバンドのリーダーは「ジャンルとしてはネオタンゴやエレクトリックタンゴではあるが、それ以上の音楽性だ」と言っており、アルゼンチンタンゴとヒップホップ、テクノを組み合わせた先進的なサウンドを持つバンドとなっています。バホフォンドのアルバムの中でもPresenteはタンゴ色が強く、アルゼンチンタンゴをなぞりながらもロックやラップなどさまざまな音楽性と融合させ、まるでタンゴの持つ可能性を模索するようなアルバムとなっています。

まとめ

おすすめのネオタンゴアルバムを紹介させていただきました。アルゼンチンタンゴが持つリズム感をビートボックスで表現し、アコーディオンやヴァイオリンで演出されるニューヨークジャズのような雰囲気によって洗練されたポップスのような音楽性となったネオタンゴ。大衆化することによって商業的に成功しつつあるジャンルであり、今後も大きく発展していくジャンルであると私は感じています。この機会にネオタンゴを聴いてみてはいかがでしょうか。

WRITER

神田川響

ライターの神田川です。バリ島まで本場のケチャを観に行きたい。

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