洋楽アーティストのシングルCDはもう発売されないのか調べてみた件

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洋楽コラム

今やデジタルダウンロードやストリーミングの時代です。

皆さんは洋楽アーティストのシングルCDをここ最近見かけましたか?

CDの全盛期を過ぎてもう何年も経ちますが、大きく分けて「邦楽シングル・アルバム」「洋楽シングル・アルバム」という括りで考えた時に、そのうちのひとつ「洋楽シングル」がほぼ完全に見かけなくなってしまっている現状について、少しまとめてみました。

最近発売された洋楽のシングルCDは?

気づけば洋楽のシングルCDは全く発売されていないのではないか?

ジャズやカントリー、また自主制作などでは洋楽でもシングルCDのリリースはあるかもしれませんが、海外の有名アーティストのほとんどシングルCDをリリースしていないように思えてなりません。

というのも、昨年大ヒットしたEd Sheeran(エド・シーラン)の「Shape Of You(シェイプ・オブ・ユー)」も、ソフトバンクのCMで話題となったJustin Bieber(ジャスティン・ビーバー)の「What do you mean?(ホワット・ドゥ・ユー・ミーン?)」も、デジタルダウンロードでリリースしていても、国内ではシングルCDは一切リリースしていません。

そんな中で昨年シングルCDとしてリリースされ話題となったのが、Austin Mahone(オースティン・マホーン)の「Dirty Work (+ Remix)(ダーティ・ワーク(プラスリミックス))」。

ダーティ・ワーク(+リミックス)
オースティン・マホーン
ユニバーサル ミュージック

オリコンではシングルチャートで初登場23位と大健闘しています。

しかし、このCDがリリースされたのが2017年7月で、話題になったのが2017年春頃からと考えるとCDリリースに踏み切るかどうか悩む時間があったと考えてもよさそう。

洋楽のシングルCDがリリースされない理由は?

CDが売れない時代ですので、洋楽は特にシングルCDをリリースしない傾向にあります。

昔はシングルも十分にアーティストの収入のひとつになっていたかと思いますが、生産しても売れなければ意味がないのであれば、アルバムを売るためのプロモーションとしてデジタルダウンロードやストリーミングでシングルとして公開していた方がよっぽど収入に繋がるのかもしれません。

現に海外では「プロモーションシングル」という位置づけでデジタルダウンロードやストリーミングでリリースすることも多く、邦楽ではあまり聞かない手法を行っているアーティストも多いのが現状です。

そう考えると昨年のAustin Mahone(オースティン・マホーン)のように、幅広い年齢層からの知名度がないとシングルCDのリリースには踏み切れないのかもしれませんね。

母国でもシングルCDはリリースされてないの?

シングルCDのセールスについてはジャンルで明確に分かれると言ってもいいでしょう。

例えばアメリカの場合、カントリーソングやロックは未だにCDの需要があり、それ以外(ポップスやヒップホップなど)はほとんどCDをリリースしていません。

年代によって音楽の聴き方が違うというのはあるかもしれませんが、ビルボードのような総合チャートからセールス、ストリーミング、ラジオと分散したときに、カントリーソングはCDセールスの方でポイントを稼ぐ事が多く、それ以外(ポップスやヒップホップなど)はデジタルダウンロードやストリーミングでポイントを稼いでいる傾向が強いんです。

もちろんCDそのものが売れなくなったのは海外も同じなので、全体的なシングルCD需要は確実に落ちてきてはいます。

オリコンで洋楽のシングルCDがトップ10に入る時代はもう来ないのか?

現在でも「ミュージックステーション」や「スッキリ」「バズリズム2」など、洋楽アーティストがテレビ出演する機会はあるので、シングルCDをリリースする洋楽アーティストが出てくる可能性は十分にあると思います。

しかしCDそのものが売れなくなった事を考えると洋楽がシングルCDを発売してヒットするには大きなタイアップや幅広い年代からの楽曲の知名度などが必要になるかもしれません。

僕の記憶では最後に洋楽がオリコンシングルチャートにランクインしたのは2005年、Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)の「Have A Nice Day(ハヴ・ア・ナイス・デイ)」です。

ハヴ・ア・ナイス・デイ(ワン・コイン・シングル)
ボン・ジョヴィ
ユニバーサル インターナショナル (2005-09-01)

同名タイトルのアルバムリリースに先駆けて発売されたこのシングルは、オリコンシングルランキングで初登場10位と、トップ10入りを果たしました。

当時では洋楽バンドのトップ10入りは23年ぶりだったそうで、調べてみると1982年にトップ10入りしているのが、Survivor(サバイバー)の「Eye of the Tiger(アイ・オブ・ザ・タイガー)」でした。「ロッキー3」の主題歌です。

1970年代から90年代にかけては洋楽のシングルCDがオリコン1位を獲得することもできた時代でした。

1997年に発売されたElton John(エルトン・ジョン)の「Candle in the Wind 1997(キャンドル・イン・ザ・ウインド ~ダイアナ元英皇太子妃に捧ぐ)」が現時点で洋楽で最後のシングル1位楽曲です。

あれから21年洋楽が1位になっていないんですね。

21年もないということはもうこのまま出てこないのかもしれないと思ってしまいますよね。

まとめ

洋楽アーティストのシングルCDはもう発売されないのか調べてみましたが、やはりCDが売れにくい時代であると考えると、デジタルダウンロードやストリーミングでプロモーションシングルとしてリリースして、アルバムのセールスを伸ばしていく方が効率がいいのかもしれませんね。

少し寂しい気もしますが、昨年のAustin Mahone(オースティン・マホーン)の例を考えると、全く可能性がないとも言い切れないので、近い将来またオリコンで純粋なセールスだけで洋楽が1位を取ってくれるのを待ち続けるとします。

WRITER

酒井裕紀

洋楽まっぷ管理者。米・英の音楽チャートなどのデータを好み、70年代から最新の洋楽までヒット曲なら幅広い知識を持つ。時代毎の良さがある洋楽の魅力を少しでもわかりやすくご紹介できればと思います。