イギリスの2010年代はロックにとって不遇と低迷の時代?そういわれる理由とは

イギリスにとって2010年代は「ロックが低迷している時代」と言われています。

ビートルズやオアシスなど、数多くの伝説的ロックバンドを排出してきたイギリスで何が起こっていたのか。

本記事では、低迷の原因と背景に迫っていきます。

イギリスにおける00年代の「ロックンロールリバイバル」と2010年代のロック低迷

2010年代に突入する直前、イギリスでは“ロックンロールリバイバル”と呼ばれる現象が起きていました。

・Arctic Monkeys(アークティック・モンキーズ)
・The White Stripes(ザ・ホワイト・ストライプス)
・Jet(ジェット)
・Franz Ferdinand(フランツ・フェルディナンド)
etc…

数々のロックバンドがチャート1位を獲得し、国民的人気を手にしていったのです。

主にロックンロールリバイバルは00~07年代のことを指します。

ブームというのは必ず終わりがくるものです。

このリバイバルも同様で、00年代末期~2010年代には勢いをひそめ終息に向かっていきました。

数え切れないほどのバンドの解散や活動休止が起こっていった背景には、次の要因が挙げられます。

①絶対的なカリスマとなるようなバンドの不作
②90年代・00年代初頭のビッグバンドがシーンの中心にいることによる世代交代の失敗
③USロックがアンダーグラウンド化したことによる世界全体での“ロックの低迷”
④EDM・ポップミュージックの台頭

この他にも細かい理由を挙げればキリがありませんが、複合的な理由でイギリスのロックは低迷期に入っていったのです。

イギリスの2010年代音楽シーン振り返り:国内の流行りにロックは乗れなかった

2010年のイギリス年間チャートを見てみると、低迷ぶりは顕著です、
シングルチャートトップ100のうち、ロックジャンルのものは僅か3枚
アルバムチャートトップ10の中だと、ロックは1枚しかありません。

チャート上位をレディー・ガガやアデルのようなポップアーティストが埋めていく。

その影で、ロックは確実に息の根を止められてしまったのです。

UKシーンで2010年代に評価されたアーティストを見ても“ジェイムス・ブレイク”や“The XX”などのクラブミュージックから派生した人が名を連ねます。

「ロックンロールリバイバル」によって、ロックというジャンルは絶対的なものになっていました。

しかし、2010年代のロックはR&Bやヒップホップと同じような並列化された存在だったのです。

これは、音楽シーン全体でストリーミングやダウンロード化が進み、ユーザーが多様な音楽を求めやすくなったとも言えます。

2010年代のUKロックまとめと現状

ロックにとって不遇・低迷と叫ばれた2010年代。

しかし、2020年代に入って「イギリスのロックは復活した

と言われています。

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