2000年代前半、世界のポップシーンの頂点に君臨したBritney Spears(ブリトニー・スピアーズ)。数々の伝説をつくった彼女が、39歳のいまなんと引退を考えているそう。世紀の歌姫にいったいなにが・・?
マネージャーが突然の辞職
ブリトニー・スピアーズ(左)と彼女のマネージャーを25年つとめたラリー・ルドルフ(右)
DEADLINE誌によると今年の7月、ブリトニーの25年来のマネージャー、Larry Rudolph(ラリー・ルドルフ)が辞職したとのニュースが。ブリトニーの後見人に送った手紙の中で「彼女が無期限の活動休止をしてから2年半のあいだ連絡をとっていない」ことをあかした彼。「今日、ブリトニーが正式に引退したがっているということに気づきました」とのべて、四半世紀にわたって続いた関係を解消すると宣言しました。
ブリトニーをデビュー時から支えたマネージャーの辞職に世間は騒然。Forbes誌によると彼は「25年間、二人で成しとげたことを大変誇りに思っています。ブリトニーの健康と幸せを祈っています」と記し、関係は円満であることを強調。では、いったいなぜブリトニーは引退を・・・?
ブリトニー・スピアーズ(右)と父のジェイミー・スピアーズ(左)
実の父から虐待されている歌姫
ブリトニーが引退したがっている理由・・それは後見人である実父、Jamie Spears(ジェイミー・スピアーズ)とのイザコザが原因。そもそも「後見人」とは意思決定能力のない人のために第3者が法的権限をもてるシステム。2008年ごろメンタルヘルスの問題のせいで、生活に支障が出ていたブリトニー。そのとき裁判所の判断でジェイミーが後見人となり、彼はそれから13年間ずっとブリトニーの収入や財産、プライベートまでをすべてコントールしてきたワケです。
今年6月ついに、後見人制度を悪用する父親から虐待をうけている、と告白したブリトニー。BBCによると、彼女が裁判所で語ったのは「結婚して子供をうみたいのに、避妊具を体にいれられとりだすことができない」「つよい精神安定剤をムリやりのまされている」といった衝撃的な内容。過去に、彼女がツアー開催を強制されたことも明らかになりました。ことわれば訴えると脅され、パフォーマンスせざるとをえなかったんだとか。
注目されたのは、ブリトニーが父へ月160万もの報酬を支払いつづけていること。その他の経費もすべて彼女もちなのに、後見人制度のせいで本人はじぶんで稼いだお金を自由につかうことができない状態。「働けて、他人への支払い能力もあるじぶんに後見人は必要ない」と主張したブリトニー。懸命に働き稼いだお金が、家族に搾取(さくしゅ)されるとあれば、引退したくなるのもナットクかも・・・?
7月には「父親を虐待の罪で告訴したい」と宣言した彼女。自由を手にする日がくるのか•••これからも、ブリトニーから目がはなせません!