ロジャー・テイラーの最新ソロ・ライヴ・アルバム「アウトサイダー・ツアー・ライヴ」が日本のみ12月21日(水)に一般発売決定。収録2曲にはブライアン・メイがゲスト参加

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洋楽ニュース

Queen(クイーン)の公式オンラインショップのみで発売されたRoger Taylor(ロジャー・テイラー)の最新ソロ・ライヴ・アルバム「アウトサイダー・ツアー・ライヴ」が日本のみ12月21日(水) に発売が決定しました。

Roger Taylor – Outsider Live // Unboxing – YouTube

更に収録楽曲2曲にはクイーンのBrian May(ブライアン・メイ)がゲスト参加。先着購入者特典として全国共通特典にジャケットステッカーを、タワー・レコードではオリジナルA4クリアファイル・Amazonでは限定メガジャケが特典として同封されます。

今回リリースされるのは、クイーンの創設メンバーであるロジャーが2021年10月に実施し、大成功を収めた〈アウトサイダー: UKツアー〉を録音したライヴ・アルバム。同ツアーにおける一連の公演は、普段よりも規模を抑えた会場での“距離の近い、打ち解けた雰囲気”で行われたもの。クイーン以外でのライヴを20年以上ぶり行うことを発表した際、ロジャーは「ささやかなツアーだけれど、とにかく楽しく、音楽的にとても良いものにしたい」と語っていました。

「ここしばらくの間、僕らは皆、何とか生きて行こうと頑張るだけで精一杯だった。今回は、僕と素晴らしい音楽仲間とで基本に立ち返り、また一緒にちょっとしたロックをやりに外に出ようぜ、って思ったんだ」ロジャー・テイラーが6作目のソロ・アルバム『アウトサイダー』を完成させるまでには、8年の歳月とパンデミックを経なければいけませんでした。昨年リリースされ、高い評価を受けた同作は、これまでの彼のソロ・アルバムの中で最も大きな成功を収めています。そして今回、ロジャーは間を置かずして、歴代のソロ作に加える新たな1枚を引っ提げて戻って来ることとなりました。

ソールドアウトとなった2021年秋の14公演を通じて演奏された22曲が収録されているロジャー・テイラーのアルバム『アウトサイダー・ツアー・ライヴ』は、アナログ盤LP2枚組、CD2枚組、デジタルの各フォーマットで、フィジカルは9月30日にクイーン公式オンラインショップで発売。そのCD2枚組が、日本のみ特別に一般発売が許可され、12月21日(水)に日本盤はSHM-CD仕様でリリースが決定。アルバムに先駆けて発売されたリード・シングル「サレンダー」は、9月8日にデジタル・リリースされ、早くも世界中で大きな注目を集めています。
リード・シングル「サレンダー」

Roger Taylor – Surrender – YouTube

新型コロナウイルスの感染拡大に絶えず脅かされながら、閉塞的な状況の下で曲作りとレコーディングを行った結果、『アウトサイダー』は「少しノスタルジックで切ない」アルバムになったと、ロジャー自身が認めています。しかし、このUKツアーでは、同アルバムに焦点を当てる一方で、現実逃避的な純然たる楽しさの方により重点が置かれました。

「とにかく皆に楽しんでもらって、これまでの鬱屈した日々からの解放感を味わってもらいたいんだ」。『アウトサイダー』の曲が示唆する通り、ここしばらくの間、私達は皆、何とか生きて行こうとするだけで精一杯でしたが、ロジャーの〈アウトサイダー・ツアー〉のライヴは、解放感に満ちた轟音と、多幸感に溢れた楽しいひと時を味わわせてくれました。

最新作の楽曲に、有無を言わせぬクイーンの名曲の数々、さらに歴代のソロ・アルバムの収録曲を巧みに混ぜ合わせた絶妙のセット・リスト——それを披露したロジャーのライヴは、新たな曲が与える衝撃と歴史的ロック・ナンバーがもたらす興奮とを融合するのに最も効果的な匙加減を見極めることにより、いかに観客を沸かせられるかという点において彼が名人級であることを証明しています。

クイーンのメンバーとして、またバンド外の活動を通じても高い評価を得ているロジャーは、音楽のジャンルの枠を超え、様々な記録を塗り替えながら、50年にわたり熱狂的な支持を受けてきました。そんな歳月を経ても尚、本ライヴ・アルバムに収録されているパフォーマンスは、新鮮かつ神経が行き届いており、依然として意欲に満ちています。

強力なドラムとパワフルなヴォーカル、そして静かに物思いに耽る瞬間とのバランスを上手く取りながら、どこで一息つくべきかのタイミングを熟知しているロジャー。HIV陽性の診断が下される恐怖を歌った「セイ・イッツ・ノット・トゥルー」(ネルソン・マンデラ財団のAIDS撲滅キャンペーン『46664』 を支援するためにレコーディングした曲)や、アルバム『エレクトリック・ファイア』の収録曲で家庭内虐待をテーマにした「サレンダー」といったナンバーでは、心底胸が詰まる瞬間がもたらされます。「フォーリン・サンド」は、アコースティック・ギターの伴奏によるシンプルなヴァージョンとなっています。

キーボード奏者のスパイク・エドニー、ドラマーのタイラー・ウォーレン、マルチ・インストゥルメンタリストのティナ・キーズ、ベーシストのニール・フェアクロー、そしてギタリストのクリスチャン・メンドーサから成る卓越したバンドを率いつつ、千秋楽のロンドン公演(訳注:会場のシェパーズブッシュ・エンパイアは、スタンディング・エリアを含めキャパ約2,000人)ではゲストとしてブライアン・メイが登場。ステージ上でロジャーが「母親違いの僕の兄弟!」と叫んでブライアンを紹介すると、ツアーのムードは最高潮に達し、会場は大興奮に包まれました。「アップ」のような珠玉のソロ曲に突入する時であれ、「アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー」をはじめとする最高峰のナンバーの数々を振り返る時であれ、あるいは痛烈な真実を描いた「ギャングスターズ・アー・ランニング・ディス・ワールド」で最新のスリルを味わわせてくれる時であれ、このツアーのセットは、音楽界で最も名高いドラマーの一人としての業績に匹敵する彼のソングライティング力を改めて気づかせてくれるという意味では、超一級の公開レッスンとなりました。

クイーンでの活躍で長く知られている通り、テイラーの歌声にはごく自然な感情が込められており、マイクから離れ(タイラー・ウォーレンとのツイン・ドラムとして)ドラム・キットの後ろに回った際には、あらゆる種類の魔法で観客を魅了しました。「まだやれるうちは、思い切りやりたいんだ」とロジャー。「まだまだガツンとぶっ叩けるよ。でも近頃は、前より繊細に叩いていると思いたいね!」。また、マルチ・インストゥルメンタリストのティナ・キーズが語っているように、「ロジャーの美しい声は、年を重ねるにつれさらに磨きがかかっているように思える。彼は素晴らしいフロントマンでもあって——同じステージに立っていても、彼のスター性に舞い上がってしまうほどよ!私達は皆、一緒に演奏していて本当に楽しかったし、観客の皆にもそれが伝わったと思う」。

『アウトサイダー』の曲について、「クイーンに似せようとも、似ないようにしようともしていない」と語るロジャー。「ただ、僕らしいものにしたいだけだよ」。とはいえ、このツアーのライヴがアンコールに達する頃には、旧友かつコラボレーターでもあったデヴィッド・ボウイのアンセム「ヒーローズ」や、レッド・ツェッペリンの激しい「ロックン・ロール」といった意気を高めるカヴァーが会場を盛り上げ、テイラーの嗜好が明かされています。途中、「テニメント・ファンスター」では、“若くクレイジー”だったの頃のことを我々に思い出させ、また、「輝ける日々」では、感傷的過ぎることなく真情を表現。ゴージャスな「アンダー・プレッシャー」ではさらなる最高潮に達し、会場が焼け落ちて脳髄が床に撒き散らされそうなほどの熱狂が我々を襲いました。

ロンドン公演では、リトル・リチャードの「トゥッティ・フルッティ」がある一節に差し掛かった時、舞台袖からブライアン・メイが登場し、思う存分ギターを炸裂。そのままステージに留まり、ロジャー作の「カインド・オブ・マジック」にバンドが突入すると、会場は騒然となりました。そして観客の興奮が冷めやらぬ中、ロジャー作の「RADIO GAGA」でこの夜の幕は閉じられました。その瞬間、誰もが皆“インサイダー”(=身内)となり、人生は、“何とか生きて行こうと頑張るだけ”以上のものとなりました。

エネルギッシュであると同時に雄弁なこの『アウトサイダー・ツアー・ライヴ』は、何事にも不可能はないという感覚を聴き手に与えてくれるアルバムだといえます。本アルバムの第1弾シングルは、「サレンダー」のライヴ・ヴァージョン。家庭内暴力の問題に焦点を当てた痛ましくも赤裸々な同曲は、1999年にオリジナルが発表された際、DV問題を世に広く知らしめ、この議題を討論の最前線に立たせるきっかけともなり、デヴォン&コーンウォール州議会が“ゼロ容認”(=反社会的行為に対する例外なき法律適用)文化の推進キャンペーンに採用したほど。今回のライヴ・ヴァージョンでは、ロジャーがツアー・バンドのメンバーでシンガー兼マルチ・インストゥルメンタリストのティナ・キーズと共同ヴォーカルを担当。同シングルは、『アウトサイダー・ライヴ・アルバム』のプレオーダーが解禁される9月8日よりデジタル・リリースされ、早くも世界中で大きな反響を呼んでいます。

Photo by Colin MacleodPhoto by Colin Macleod

THE OUTSIDER TOUR LIVETHE OUTSIDER TOUR LIVE

■商品概要

ロジャー・テイラー『アウトサイダー・ツアー・ライヴ』

ロジャー・テイラー
アウトサイダー・ツアー・ライヴ
ROGER TAYLOR
THE OUTSIDER TOUR LIVE
価格:3,960円(税込み)
商品番号:UICY-16143/4 CD2枚組
日本盤のみSHM-CD仕様
商品購入はこちら

■特典

全国共通特典: ジャケットステッカー 12×12cm全国共通特典: ジャケットステッカー 12×12cm

タワー・レコード オリジナル特典: A4クリアファイルタワー・レコード オリジナル特典: A4クリアファイル

Amazon.co.jp限定 特典: メガジャケAmazon.co.jp限定 特典: メガジャケ

<注意事項>
特典は先着です。無くなり次第終了となります。
対象外の店舗もございますので、特典の有無はご購入先にてご確認ください。

■収録楽曲
CD ONE
1.ストレンジ・フロンティアー STRANGE FRONTIER
(Roger Taylor) London O2 Shepherds Bush Empire, 22 October 2021
2.テニメント・ファンスター TENEMENT FUNSTER
(Roger Taylor) London O2 Shepherds Bush Empire, 22 October 2021
3.ウィアー・オール・ジャスト・トライング・トゥ・ゲット・バイ WE’RE ALL JUST TRYING TO GET BY
(Roger Taylor) Plymouth Pavilions, 14 October 2021
4.ア・ネイション・オブ・ヘアカッツ A NATION OF HAIRCUTS
(Roger Taylor) Guildford, G Live, 19 October 2021
5.輝ける日々 THESE ARE THE DAYS OF OUR LIVES
(Queen) Norwich, University Of East Anglia, 9 October 2021
6.アップ UP
(Roger Taylor) Bournemouth 02 Academy, 12 October 2021
7.ギャングスターズ・アー・ランニング・ディス・ワールド GANGSTERS ARE RUNNING THIS WORLD
(Roger Taylor) Plymouth Pavilions, 14 October 2021
8.アブソリュートリー・エニシング ABSOLUTELY ANYTHING
(Roger Taylor) Norwich, University Of East Anglia, 9 October 2021
9.サレンダー SURRENDER
(Roger Taylor) Bournemouth 02 Academy, 12 October 2021
10.マン・オン・ファイア MAN ON FIRE
(Roger Taylor) London O2 Shepherds Bush Empire, 22 October 2021
11.ロック・イット ROCK IT (PRIME JIVE)
(Roger Taylor) London O2 Shepherds Bush Empire, 22 October 2021
12.アンダー・プレッシャー UNDER PRESSURE
(Queen / David Bowie) London O2 Shepherds Bush Empire, 22 October 2021
13.セイ・イッツ・ノット・トゥルー SAY IT’S NOT TRUE
(Roger Taylor) Bexhill De La Warr Pavilion, 17 October 2021

CD TWO
1.アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー I’M IN LOVE WITH MY CAR
(Roger Taylor) Guildford, G Live, 19 October 2021
2.アウトサイダー OUTSIDER
(Roger Taylor) Plymouth Pavilions, 14 October 2021
3.モア・キックス MORE KICKS
(Roger Taylor) Guildford, G Live, 19 October 2021
4.フォーリン・サンド FOREIGN SAND
(Roger Taylor / Yoshiki) Plymouth Pavilions, 14 October 2021
5.トゥッティ・フルッティ feat. ブライアン・メイ TUTTI FRUTTI – FEAT. BRIAN MAY
(Penniman / LaBostrie) London O2 Shepherds Bush Empire, 22 October 2021
6.カインド・オブ・マジック feat. ブライアン・メイ A KIND OF MAGIC – FEAT. BRIAN MAY
(Roger Taylor) London O2 Shepherds Bush Empire, 22 October 2021
7.ロックン・ロール ROCK ’N’ ROLL
(Plant / Jones / Page / Bonham) Newcastle 02 Academy, 2 October 2021
8.ヒーローズ HEROES
(David Bowie / Brian Eno) Coventry HMV Empire, 20 October 2021
9.RADIO GA GA  RADIO GA GA
(Roger Taylor) Guildford, G Live, 19 October 2021

WRITER

洋楽まっぷ編集部

洋楽まっぷ編集部が70年代から最新の洋楽までヒット曲、また幅広いジャンルから厳選した情報をお届け致します。

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