Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)はアルバム売上ランキングトップ10とおすすめ全アルバムをご紹介。
ボン・ジョヴィのアルバムと言えば、デビューから35年以上順調なセールスを継続しており、アメリカではこれまでに6枚、イギリスでは4枚のアルバムが1位を獲得。6枚のアルバムが1000万枚以上を売り上げ、日本でも2枚のアルバムがミリオンセールスを記録している世界的ロックバンドです。
今回はボン・ジョヴィのアルバムがどのようにすごいのか、これまでにリリースしたアルバムの中から売上トップ10と、全アルバムについてまとめていきたいと思います。
Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)
Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)はトータルセールス1億2,000万枚以上を誇るニュージャージー州セイヤービルのアメリカンロックバンド。
現メンバーはJon Bon Jovi(ジョン・ボン・ジョヴィ)、David Bryan(デヴィッド・ブライアン)、Tico Torres(ティコ・トーレス)、Hugh McDonald(ヒュー・マクドナルド)、Phil X(フィル・X)の5人編成。
2018年「ロックの殿堂」入りを果たし、トータルセールス1億3,000万枚以上を誇る世界的バンド。日本でも人気が高く、2枚のアルバムがミリオンセールスを記録しています。
日本で今最も知られている曲としてはなかやまきんに君のネタでもかかる「It's My Life(イッツ・マイ・ライフ)」かもしれません。これをきっかけにテレビ番組でマッスル系の企画がある時には必ずと言っていい程BGMになっていますね。
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Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)のアルバム売上ランキングトップ10
Bounce
ツアー終了後の2001年から制作開始され、期間中に発生したアメリカ同時多発テロ事件の影響を強く受けた楽曲で構成されています。
1年足らずの期間で約40曲を書き、12曲がアルバムに収録され、さらにいくつかの曲はシングルの2曲目に採用されています。
アメリカでは14年ぶりにトップ3入りを果たし、日本でも3位を記録。反町隆史と押尾学が主演を務めたフジテレビ系ドラマ「ダブルスコア」に同名シングル「Bounce(バウンス)」が挿入歌として採用され話題となりました。
Lost Highway
有名なカントリーのソングライターやアーティストと曲を書くことを目的としてテネシー州ナッシュビルにてレコーディング。カントリーデュオBig & Rich(ビッグ&リッチ)、同じくカントリー歌手のLeAnn Rimes(リアン・ライムス)がゲスト参加した楽曲がそれぞれ収録されています。
アメリカのビルボードチャートでは19年ぶりに1位を獲得し、オランダ、ドイツ、スイス、日本でも1位を獲得しています。
Have a Nice Day
ユニバーサルインターナショナル (2005-09-14)
バンドがボックス・セットのアルバムに関わっている間、ジョンとリッチーはソングライター兼プロデューサーのJohn Shanks(ジョン・シャンクス)と共に楽曲を制作。
2004年にリリースされる予定でしたが、ジョンの気が変わりさらに4曲を録音し、元の曲の改訂版にも取り組んで完成されました。
アルバムは15カ国で1位を獲得し、アメリカでは初めて初週売り上げが20万枚を超えました。
Greatest Hits
ジャケットには1985年から1988年まで使用されていたバンドのロゴが復活し、北米盤、海外盤、日本盤と収録曲がそれぞれ異なるバージョンでリリースされました。 アメリカでは5位、イギリスでは2位、日本のオリコンチャートでも初登場2位を記録しています。
These Days
前作のツアー終了後、ジョンとリッチーは9か月をかけて40曲ほど書き、1994年にリリースする予定でしたが更に制作を時間にかけるため、コンピレーション・アルバム「Cross Road」を先にリリースすることに。
ベーシストであるアレックの脱退後初の4人編成でリリースしたアルバムとなり、日本では当時「Cross Road」がミリオンセールスを記録するヒットとなっており、さらに3大ドームでの来日公演を行い人気は最高潮。今作は最終的に130万枚を売り上げ2枚目のミリオンセールスを記録。数少ないスタジオ・アルバムでミリオンを獲得した洋楽アルバムとなりました。
リリース後しばらく経ってから歌詞やサウンドがダークな世界観を有している曲が多く収録されている事に気づき、「失敗作だ」とまで公言した時期もあったアルバムです。
Keep the Faith
前作のツアー後活動を休止し、ソロ活動に専念しており、バンド解散の危機などもありましたが乗り越え、1991年の暮れからレコーディングがスタート。
80年代のロックバンドブームが収束し、多くのバンドがその潮流に影響を受けて低迷していた時期でもありましたが、最終的には全世界で1200万枚を売り上げ健在ぶりが証明されました。
Crush
メンバーはソロ活動に専念していたため前作から5年ぶりとバンド史上最も前作からの期間が空いてのリリース。
制作段階に入る際「Slippery When Wet」のプロデューサーのBruce Fairbairn(ブルース・フェアバーン)と再び迎える予定でしたが、彼が亡くなってしまい新たなプロデューサーを迎えるまでに時間を費やし、最終的には新たなサウンドを得られたアルバムとなりました。
収録曲の「Next 100 Years」はジャニーズの期間限定ユニットJ-FRIENDSに提供した楽曲で、ボン・ジョヴィが日本のアーティストに未発表曲を提供し、セルフカバーで収録するという日本のファンにとっては嬉しいサプライズも。
New Jersey
前作のツアーを終えバンドはすぐにレコーディングに入りました。前作「」の爆発的なヒットにより一発屋だと思われないよう実力を証明したかったと語られています。
もちろんそんなことはなく全米ビルボードチャートで4週連続1位、全英チャートでも1位を獲得。アメリカのアルバムとしては初めて正式にソ連でもリリースされました。
またアルバムからリリースされたシングル5枚が全て全米ビルボードホット100にてトップ10入り(Bad Medicine、I'll Be There for Youは1位)を果たしています。
Cross Road
デビュー10周年を迎えたボン・ジョヴィが発売した初のコンピレーション・アルバムで、「These Days」が完成しなかったため新曲を追加して急遽リリースされました。
新曲「Always」はアメリカでは7年ぶり3枚目となるプラチナ認定を受けるヒットとなり、アルバムは400万枚を売り上げました。
日本ではオリコンアルバムチャートで初めて1位を獲得し、ミリオンセールスを記録。全世界では2150万枚を売り上げるビッグヒットとなりました。
Slippery When Wet
ボン・ジョヴィ最大のヒットアルバムで、全世界での売り上げ2800万枚を記録しています。
Desmond Child(デズモンド・チャイルド)が初めて参加した作品で、「Livin' on a Prayer」「禁じられた愛」のヒットも相まって世界中で大ヒット。
全米ビルボードチャートでは8週連続1位を記録し、アメリカだけで1200万枚をセールス。その他オーストラリア、カナダ、フィンランド、ニュージーランド、ノルウェー、スイスでも1位を獲得しています。
日本では10曲目に収録されている「Wild In The Streets(ワイルド・イン・ザ・ストリーツ)」が邦題として採用されました。個人的には非常にややこしいのですがなぜこうなったのでしょうか…。
Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)の全アルバム
Type | Title | Release | Point |
---|---|---|---|
1st | Bon Jovi | 1984/1/21 | 1,170,000 |
2nd | 7800° Fahrenheit | 1985/3/27 | 1,160,000 |
3rd | Slippery When Wet | 1986/8/18 | 15,433,564 |
4th | New Jersey | 1988/9/19 | 9,413,126 |
Comp | Hard & Hot | 1991/12/2 | -- |
5th | Keep the Faith | 1992/11/3 | 4,762,522 |
Comp | Cross Road | 1994/10/10 | 13,138,354 |
6th | These Days | 1995/6/27 | 4,621,225 |
7th | Crush | 2000/6/13 | 5,414,506 |
Comp | Tokyo Road: Best of Bon Jovi | 2001/3/28 | 日本限定 |
Live | One Wild Night Live 1985–2001 | 2001/5/22 | 470,000 |
8th | Bounce | 2002/10/8 | 1,604,000 |
Comp | This Left Feels Right | 2003/11/4 | 405,000 |
Box | 100,000,000 Bon Jovi Fans Can't Be Wrong | 2004/11/16 | -- |
9th | Have a Nice Day | 2005/9/20 | 2,713,000 |
10th | Lost Highway | 2007/6/19 | 1,878,000 |
11th | The Circle | 2009/11/10 | 930,000 |
Comp | Greatest Hits | 2010/11/29 | 3,800,203 |
Live | Inside Out | 2012/11/27 | -- |
12th | What About Now | 2013/3/8 | 290,000 |
13th | Burning Bridges | 2015/8/21 | 7,500 |
14th | This House Is Not for Sale | 2016/11/4 | 102,500 |
Live | This House Is Not for Sale – Live from the London Palladium | 2016/12/16 | -- |
15th | Bon Jovi: 2020 | 2020/10/2 | -- |
※Live … ライヴ・アルバム
※Comp … コンピレーション・アルバム
※Box … ボックス・セット
PointはWikipediaに掲載されている出荷枚数、デジタル販売数、CD売上枚数、エアプレイなどの回数、ストリーミングを元に算出されたユニット数の各国の合計値をポイント化して、さらにYoutube再生回数ランキングをポイント化し、その合計を合算したものになります。不定期で更新していきます。
Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)の全世界アルバム売上ランキングトップ10
上記の集計結果による数値とは異なり、全世界アルバム売上(おそらく出荷枚数ベース)で公表されている数値がありますのでそちらもご紹介致します。
No. | Title | Sales |
---|---|---|
1 | Slippery When Wet | 2800万枚 |
2 | Cross Road | 2150万枚 |
3 | New Jersey | 1800万枚 |
4 | Keep the Faith | 1200万枚 |
5 | Crush | 1100万枚 |
6 | These Days | 1000万枚 |
7 | Have a Nice Day | 600万枚 |
8 | Bounce | 500万枚 |
9 | Greatest Hits | 400万枚 |
9 | Lost Highway | 400万枚 |
10 | The Circle | 300万枚 |
9位が2作あったので実質11枚となりましたが、これまでに1000万枚以上売り上げたアルバムが6枚、そのうち2000万枚を超えたのが2枚と80年代デビュー組としては世界的にもトップクラスのロックバンドではないでしょうか。
Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)の最新アルバム
ボン・ジョヴィは2020年10月2日に約4年ぶりとなる15枚目のアルバム「Bon Jovi: 2020」をリリース予定。
2020年5月にリリース予定でしたがCOVID-19パンデミックの影響により延期されていました。
Netflixのドキュメンタリー映画のために2019年に書き下ろされた新曲「Unbroken」、そして2020年第1弾シングル「Limitless」、そして新型コロナ感染拡大下でのロックダウンやステイホーム、医療の最前線など、ソーシャルメディアで何千ものファンが作った詩を受け取り織り込また新曲「Do What You Can」、ジョージ・フロイドさんの事件を発端にアメリカ全土で人種差別撤廃を求める運動が興ったことから、「American Reckoning」も作られ新たに収録されます。
Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)のおすすめアルバム
ボン・ジョヴィで特におすすめしたいアルバムは、「These Days」と「Crush」の2枚です。
10枚以上出してますし、時代によって曲調も変わっているので本当はすべておすすめしたいところなんですが、「These Days」と「Crush」の2枚を聴くだけで、バンドの明るい要素と暗い要素を一気に体感できます。
時代に合わせたバンドサウンドで常に進化していっているのもバンドの特徴なので、特に2010年以降のアルバムも良作ばかりなんですが、概ねこの2枚を聴くと入りやすいかもしれません。
まとめ
ヒット曲の多いアーティストは、初期、中期、後期とサウンドが大きく変わっていくことが多く、ボン・ジョヴィも80年代のハードロック系から進化していき、時代に合ったロックサウンドを常にファンに提供してくれています。
サウンドが進化し続けるからこそ飽きないですし、新たなファン獲得にも繋がっているのかもしれません。
以上、Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)のアルバム売上ランキングトップ10とおすすめ全アルバムまとめをお届けしました。