Eminem（エミネム）の人気曲ランキングTOP20・おすすめアルバム6選をご紹介。
エミネムの世界的な成功はヒップホップを商業的な面で押し上げ、人種の壁を越えた白人ラッパーのパイオニア的存在となりました。
エミネムのプロフィール
Eminem（エミネム）は、アメリカ合衆国ミズーリ州セントジョセフ出身のラッパー、ソングライター、レコードプロデューサー、俳優。本名はMarshall Bruce Mathers III（マーシャル・ブルース・マザーズ3世）。
日本で有名なエミネムの曲と言えば、やはり映画「8 Mile」の主題歌「Lose Yourself」や、世界中で大ヒットしたRihaana（リアーナ）とのコラボ曲「Love the Way You Lie」などでしょうか。もちろん大ヒットを連発してるので好きな曲はそれぞれあるかもしれませんね。
エミネムはシングル・アルバム合わせて全世界で2億2000万以上を売り上げており、「史上最も売れたアーティスト」の1人であり、史上最も売れたラッパーです。
CHECK!!
・Eminemのプロフィール・バイオグラフィーまとめ
エミネムの人気曲ランキングTOP20
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No LoveEminem ft. Lil Wayne
エミネムの人気曲ランキング20位は『Recovery』収録の「No Love」。
Lil Wayne（リル・ウェイン）を迎えHaddaway（ハダウェイ）の1993年の曲「What Is Love」をサンプリングした曲で、RIAAでは500万枚に相当する5×プラチナを獲得しました。
『Recovery』収録
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KillshotEminem
エミネムの人気曲ランキング19位は2018年のアルバム未収録シングル「Killshot」。
Machine Gun Kelly（マシン・ガン・ケリー）のディストラック「Rap Devil」に対するアンサー。タイミング的に2Pac（2パック）の命日を避け、その翌日である9月14日にリリースされました。
シングル「Killshot」
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My Name IsEminem
エミネムの人気曲ランキング18位は『The Slim Shady LP』収録の「My Name Is」。
初期の代表曲。Labi Siffre（ラビ・シフレ）の1975年の曲「I Got The...」からの補間が含まれており、Dr. Dre（ドクター・ドレー）とわずか1時間で制作しました。第42回グラミー賞で自身初のグラミー賞最優秀ラップ・ソロ・パフォーマンス賞を受賞しています。
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Sing for the MomentEminem
エミネムの人気曲ランキング17位は『The Eminem Show』収録の「Sing for the Moment」。
Aerosmith（エアロスミス）の「Dream On」をサンプリング。エミネムが元妻キムとキスしているところを目撃したと主張し口論になった用心棒ジョン・ゲラについて言及しています。
『The Eminem Show』収録
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RiverEminem ft. Ed Sheeran
エミネムの人気曲ランキング16位は『Revival』収録の「River」。
Ed Sheeran（エド・シーラン）と初コラボを果たした曲で、中絶に至るまでの破綻した関係の葛藤を詳しく描いています。タイトルは洗礼者ヨハネがその水を使って人々の罪を洗い流したことから、ヨルダン川からきているのではないかと言われています。
『Revival』収録
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GodzillaEminem ft. Juice Wrld
エミネムの人気曲ランキング15位は『Music to Be Murdered By』収録の「Godzilla」。
Juice Wrld（ジュース・ワールド）との初コラボ作ながら、ジュース・ワールドの死後初のリリースとなった作品。最速ラップヴァースの記録を保持しており、「Rap God」の記録を大きく更新し話題となりました。
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When I'm GoneEminem
エミネムの人気曲ランキング14位は『Curtain Call: The Hits』収録の「When I'm Gone」。
家族に干渉する有名ミュージシャンとしてのエミネムの人生に関係し、家族が崩壊することについての悲しみの感情などをラップした曲。2003年の時点で制作されていたようですが、ベスト盤で初めてリリースされました。
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Lucky YouEminem ft. Joyner Lucas
エミネムの人気曲ランキング13位は『Kamikaze』収録の「Lucky You」。
Joyner Lucas（ジョイナー・ルーカス）は、着実に知名度を上げているにもかかわらずどの賞も受賞できないこと、一方エミネムは賞や地位の面ではトップにいるにもかかわらず、現在のラップシーンでは無視されているということに触れています。「Rap God」ほどではありませんが2人共にかなり早いラップを披露しています。
『Kamikaze』収録
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ForeverDrake, Kanye West, Lil Wayne & Eminem
エミネムの人気曲ランキング12位は『Relapse: Refill』収録の「Forever」。
2008年に公開されたNBAスター、レブロン・ジェームズのドキュメンタリー映画「モア・ザン・ア・ゲーム」に提供された曲で、元々プロデューサーのBoi-1da（ボーイ・ワンダ）がドレイクに音源を売り、「I Want This Forever」としてリリースされた曲のリメイク。ジェイ・Zは当時過去10年間で最高のポッセカットだとコメントしていますが、10年どころでは済まないとんでもないコラボですね。
『Relapse: Refill』収録
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VenomEminem
エミネムの人気曲ランキング11位は『Kamikaze』収録の「Venom」。
2018年の映画『ヴェノム』のために書かれた曲。劇中のヴェノム、エディ・ブロックへの言及と毒を意味するヴェノムから自身の話を盛り込んだ曲になっています。
『Kamikaze』収録
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Lose YourselfEminem
エミネムの人気曲ランキング10位は『8 Mile: Music from and Inspired by the Motion Picture』収録の「Lose Yourself」。
2002年の映画『8 Mile』のために書かれた曲。エミネムが演じたキャラクター、B・ラビットの背景を明確に要約しており、直面する苦闘と、彼が最終的に他のラッパーの尊敬を得るために多くの問題や障害をどのように克服するかを扱っています。
ビルボードホット100では12週連続1位、19カ国で1位、2003年のアカデミー賞ではラップ・ソングとしては史上初の快挙となる最優秀オリジナル歌曲賞を受賞するなど商業的には最も成功した曲のひとつです。
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Smack ThatAkon ft. Eminem
エミネムの人気曲ランキング9位はAkon（エイコン）のアルバム『Konvicted』収録の「Smack That」。
エイコンの要望で実現したコラボ曲で、基盤はエミネムが作りプロデュースも担当。デトロイトでレコーディングされました。エイコンはアルバムのリードシングルとしてリリースし、エイコンにとっては最大のヒットを記録しました。
『Konvicted』収録
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The MonsterEminem ft. Rihanna
エミネムの人気曲ランキング8位は『The Marshall Mathers LP 2』収録の「The Monster」。
エミネムが自分の名声の悪影響について熟考する一方で、リアーナが自分の内なる悪魔と向き合う様子を描いた曲。
Bebe Rexha（ビービー・レクサ）が自身のアルバムのために書いた曲でしたが、レーベルから却下されてしまいプロデューサー経由でエミネムに渡った曲。リアーナとの再演が決まり、世界中で大ヒットを記録しました。
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Rap GodEminem
エミネムの人気曲ランキング7位は『The Marshall Mathers LP 2』収録の「Rap God」。
エミネムがスリム・シェイディを再登場させ、自分自身と彼のキャリアに捧げた自慢の賛歌で6分を超える大作。
4分28秒からはおよそ15秒間で97のワード（1秒間で約6.07）を発する超高速ラップとしても有名。ギネス世界記録で、「もっとも単語数の多いヒット・シングル」に認定されましたが、2020年自身の「Godzilla」でその記録を自ら上回り話題を呼びました。
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Not AfraidEminem
エミネムの人気曲ランキング6位は『Recovery』収録の「Not Afraid」。
薬物乱用、確執、暴力の終結など、エミネムの過去の経験からの前向きな変化に焦点を当ててポジティブなメッセージを伝えた曲。
「Forever」で仕事をしたプロデューサーのBoi-1daと一緒に働きたいと考えていたエミネムが打診して作られ、ビルボードホット100ではソロでは7年ぶりの首位を獲得。
RIAAでは2作目となるダイヤモンド認定を受け、2曲のデジタルダイヤモンド認定を受けた最初のアーティストになりました。
『Recovery』収録
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StanEminem ft. Dido
エミネムの人気曲ランキング5位は『The Marshall Mathers LP』収録の「Stan」。
Dido（ダイド）の1998年の曲「Thank You」をサンプリングしており、エミネムの熱狂的ファンである青年Stan（スタン）が宛てて綴った3通のファンレターの内容とエミネムからの返信がそのまま歌詞になった初期の名曲。
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The Real Slim ShadyEminem
エミネムの人気曲ランキング4位は『The Marshall Mathers LP』収録の「The Real Slim Shady」。
インタースコープからの要望で既に完成していたアルバムのために急遽追加した1曲。イギリスで1位を獲得した最初の曲であり、ビルボードホット100でも4位と当時の最大のヒットを記録。結果的には世界的なブレイクに繋がった1曲となりました。
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Love the Way You LieEminem ft. Rihanna
エミネムの人気曲ランキング3位は『Recovery』収録の「Love the Way You Lie」。
エミネム最大のヒット曲であり、エミネム最大の動画再生回数を記録している代表曲で、第53回グラミー賞では5つの賞にノミネートされました。
トラックを気に入ったエミネムが自らリアーナとのコラボを提案し実現。2度結婚/離婚を繰り返した元妻キムへの家庭内暴力をテーマにした内容とリアーナの実体験が重なり、世界中で大ヒット。
22か国で1位を獲得し、RIAAでは13×プラチナ（1300万枚の売り上げに相当）を記録。イギリスでも150万枚以上を売り上げました。
『Recovery』収録
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MockingbirdEminem
エミネムの人気曲ランキング2位は『Encore』収録の「Mockingbird」。
妻や娘との初期の関係についての個人的な、偽りのない説明に基づいた歌詞で、物悲しいピアノのメロディが印象的な歌。
キム（元妻）の薬物とアルコールの使用、不倫、法律の問題などでかなり娘に精神的に大変な思いをさせていたことを歌っています。
2023年にTikTokで人気化したことをきっかけにストリーミングを中心に再燃し、Spotifyでは10億回再生を達成しました。
『Encore』収録
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Without MeEminem
エミネムの人気曲ランキング1位は『The Eminem Show』収録の「Without Me」。
パロディ満載のミュージック・ビデオで日本でも広く知られるきっかけとなった曲。15か国で1位を獲得しており、説明不要のエミネムの代表曲のひとつです。
「The Real Slim Shady」の続編という目的で作られ、ラップ界における自身の重要性を認識し、自分がいなければラップ界は同じではないだろうと表現しています。
未だストリーミングでも高い人気を得ており、本ランキングでの1位となりました。
『The Eminem Show』収録
エミネムのおすすめアルバム6選
エミネムはこれまでに3枚のスタジオ・アルバムを出してますが、それぞれが見事にヒットシングルを含み、たくさんの名曲があるため、聴きやすさ、親しみやすさがあるのが特徴です。全てを是非一度聴いてみて頂きたいほどおすすめです。
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The Slim Shady LP
1999年2月23日リリースの2ndアルバムでメジャーデビュー作品
エミネムの別人格であるスリム・シェイディの視点から書かれており、娯楽性を目的とした漫画のような暴力描写が多く含まれているのが特徴。
エミネムのラップスキルはもちろん、攻めているようでエンタメ性も忘れない大衆を笑わせにかかっているような歌詞など、世界中にエミネムという存在を提示したアルバムでもあります。
第42回グラミー賞では最優秀ラップ・アルバム賞を受賞。収録曲「My Name Is」は最優秀ラップ・ソロ・パフォーマンス賞を受賞しました。
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The Marshall Mathers LP
2000年5月23日リリースの3rdアルバム。
世界中に存在を提示したエミネムが広く受け入れられ、全世界での売り上げが2500万枚という驚異の記録となった作品。
エミネムのボーカルにもっと焦点を当てるために、比較的シンプルなビートを多く採用し、名声の高まりと、前作を批判した人々を攻撃することを中心に展開されています。
第43回グラミー賞では2年連続となる最優秀ラップ・アルバム賞を受賞。人によっては今作をエミネムの最高傑作とする人も少なくありません。
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The Eminem Show
2002年5月26日リリースの4thアルバム。
人気絶頂の中でエミネムのこれまでのアルバムよりもラップロックを多用しており、そのテーマは主にヒップホップ文化におけるエミネムの卓越性と名声に対する彼の相反する考えに基づいています。
9/11、オサマ・ビン・ラディン、対テロ戦争、ジョージ・W・ブッシュ大統領、リン・チェイニー、ティッパー・ゴアなど、米国に関する政治的なコメントも増え、スリム・シェイディとしてではなくエミネムとしての歌詞も目立った作品に。
期待値も高かったためそれに応えるかのような結果を出し、商業的には全世界で2700万枚を売り上げる最大のヒット作であり、音楽史上最も売れたヒップホップアルバムとなりました。
第45回グラミー賞では3作連続となる最優秀ラップ・アルバム賞を受賞しています。
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Recovery
2010年6月18日リリースの7thアルバム。
『Relapse』の続編を制作していたものの、そのプロジェクトを破棄してまでイチから制作し直した作品。
低迷ぎみだったエミネムの個人的な変化を中心に焦点を当てた上で、求められることも意識しており、多くのシンガーをゲストに迎えている点では新たな試みとなりました。
一部の批評家からはカムバックアルバムと見なされ、商業的にも『Encore』以来となる1000万枚超えを記録しました。既に1000万枚以上を売り上げることが難しくなっていた時代にこの数字は驚異的な結果だと言えます。
第53回グラミー賞では5作目となる最優秀ラップ・アルバム賞を受賞しています。
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Kamikaze
2018年8月31日リリースの10thアルバム。
賛否を巻き起こした『Revival』の反応を受けてサプライズでリリースされたアルバム。
さまざまなアーティストに対するディストラックが多く、刺々しさ、怒り、などの感情にとことん焦点を当てています。
事前プロモーションをしないという戦略、物議をかもした多数のディス、さらには映画『ヴェノム』の主題歌も収録するなど話題に事欠かない作品となりました。
昔ながらのスタイルに戻ったと見る批評家もいるようですが、これぞエミネムと言えるアルバムだとも言えます。
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Music to Be Murdered By
2020年1月17日リリースの11thアルバム。
『Kamikaze』同様事前プロモーションを行わず、サプライズでリリースされたアルバム。
昔のスタイルを維持しながらも時代にあったサウンド、それに合わせ進化したようにも感じるラップスキルと今のエミネムを楽しめる作品です。
若手の新進プロデューサーとも積極的に手を組み作られたアルバムは、全世界で400万枚を売り上げるヒットとなりました。
さらに『Side B』というデラックス盤もリリースし計36曲もの大ボリュームとなっています。
まとめ
ラッパーならではと言えますが、自身の作品に対する反応をそのまま次の作品に反映させるのは強味かもしれません。
エミネムの場合は『Revival』をリリースするとキャリア最悪だと騒がれ『Kamikaze』をサプライズリリースするなどしてますし、いい意味で変わらず、いい意味で進化し続けている、数少ないアーティストなんじゃないかと思います。
また活動歴が長いためセールス目線のランキングとストリーミング主体のランキングでは異なる結果になるのもおもしろいですね。
※人気曲ランキングはYouTubeの総再生数、Spotify、Apple Musicのトップソングをポイント化して集計。人気アルバムは国別のレコード協会が認定したダイヤモンド、プラチナ、ゴールドの値を集計したものになります。不定期で更新していきます。
参考記事
・EminemMusic - YouTube
・Eminem - Apple Music
・エミネム | Spotify
・エミネム - Wikipedia
・Eminem - Wikipedia