Queen(クイーン)のアルバム売上ランキングトップ10とおすすめ全アルバムをご紹介。
クイーンはこれまでに14枚のスタジオ・アルバムをリリースしており、2枚のアルバムが1000万枚以上を売り上げ、コンピレーション・アルバムは2作が2000万枚以上売り上げている1970年代を代表するロックバンドです。
今回はクイーンのアルバムがどのようにすごいのか、これまでにリリースしたスタジオ・アルバムの中から売上トップ10と、全アルバムについてまとめていきたいと思います。
Queen(クイーン)
Queen(クイーン)は、イギリス・ロンドン出身の男性4人組ロックバンド。
メンバーはFreddie Mercury(フレディ・マーキュリー)、Brian May(ブライアン・メイ)、John Deacon(ジョン・ディーコン)、Roger Taylor(ロジャー・テイラー)の4人編成で、メンバー全員がギター・キーボードなどが演奏でき、作詞・作曲も行っています。
音楽作品の総売り上げが1億7千万枚~2億枚とも言われており、1970年代に結成されたロックバンドとしてはトップクラスの人気を誇っています。
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Queen(クイーン)のアルバム売上ランキングトップ10
The Miracle
CDが主流になりつつあった時代、レコードとの同時発売ではありましたが、CDのみのボーナストラックがあり、CDとしてのリリースが前提となった初の作品と考えられています。
ソロ活動などを経て3年ぶりのリリースとなった作品で、フレディ・マーキュリーはこのアルバムの製作中に、自分がエイズに感染していることを他のメンバーに告白したと言われています。
A Day at the Races
クイーンにとって初の自己プロデュース作品であり、日本語の歌詞が含まれる曲、「手をとりあって」が収録されている曲。当時海外のアーティストが日本語の歌詞をそのままトラックに含む事はかなり異例でした。
イギリスは2作目となる1位を獲得し、日本のオリコンチャートでも1位を獲得しました。
The Works
イギリスでは1975年以来9年ぶりにプラチナ認定を受けるヒットを記録し、ロジャー作曲の「Radio Ga Ga」はビデオクリップの振り付けがそのままライブでオーディエンスと一体になるほど浸透した大ヒット曲となりました。
Jazz
ロイ・トーマス・ベイカーをプロデューサーに迎えた作品で、サウンドも多彩となりましたが、前作、また後の作品に比べるとセールスは落ち込みましたが、後に代表作と言われる「Don't Stop Me Now」などが収録されている作品です。
A Kind of Magic
元々映画「ハイランダー 悪魔の戦士」のサウンドトラック・アルバムとなる予定でしたが、過去に「フラッシュ・ゴードン」のサウンドトラック・アルバムが商業的な成功を収めなかったため、サントラ盤ではなくクイーンのオリジナルアルバムにするという判断になった作品。
1985年のライヴエイド出演後の作品でもあり大きな話題性からもヒットしました。
Innuendo
フレディ・マーキュリー存命時にリリースされたという意味において、クイーンの実質的ラストアルバム。
イギリスでは6作目となる1位を獲得し、前作を上回る売り上げを記録。アルバムからのシングルは初めて2曲が1位となりました。
A Night at the Opera
クイーンの代表的なアルバムのひとつであり、本国イギリスで初めてチャート1位を記録したアルバム。当時のイギリスのポピュラー・ミュージック史上、最高の制作費がかかったと言われています。
「Bohemian Rhapsody」が収録されており、過去何度も再浮上してきた作品で、全世界のトータルセールスで初めて1000万枚を超えたアルバムです。
The Game
シングル「Crazy Little Thing Called Love(愛という名の欲望)」、「Another One Bites the Dust(地獄へ道づれ)」が全米1位を獲得。
アルバムもアメリカで大成功を収め、スタジオ・アルバムの中では唯一1位を獲得しており、アメリカでの最大ヒット作となりました。
News of the World
代表曲「We Are The Champion(伝説のチャンピオン)」や「We Will Rock You(ウィ・ウィル・ロック・ユー)」が収録されており、イギリスよりアメリカでのセールスが好調で、全世界のトータルセールスは900万枚を記録しています。
Made in Heaven
フレディ・マーキュリーの死後に発売されたアルバムで、セッション時に残された音源やデモに近い録音作品、過去のアルバム製作中に没になった楽曲に、存命のメンバー3人がオーバー・ダビングして制作されました。
全世界で2000万枚以上を売り上げており、クイーンのスタジオ・アルバムとしては最大のヒット作となっています。
Queen(クイーン)の全アルバム
Type | Title | Release | Point |
---|---|---|---|
1st | Queen | 1973/7/13 | 620,000 |
2nd | Queen II | 1974/3/8 | 120,000 |
3rd | Sheer Heart Attack | 1974/11/8 | 820,000 |
4th | A Night at the Opera | 1975/11/21 | 4,355,000 |
5th | A Day at the Races | 1976/12/10 | 1,605,000 |
6th | News of the World | 1977/10/28 | 5,623,600 |
7th | Jazz | 1978/11/10 | 1,721,300 |
Live | Live Killers | 1979/6/22 | 2,450,000 |
8th | The Game | 1980/6/30 | 4,622,500 |
9th | Flash Gordon | 1980/12/8 | 120,000 |
Comp | Greatest Hits | 1981/10/26 | 18,840,458 |
10th | Hot Space | 1982/5/21 | 645,000 |
11th | The Works | 1984/2/27 | 1,620,000 |
Box | The Complete Works | 1985/12/2 | -- |
12th | A Kind of Magic | 1986/6/2 | 2,373,500 |
Live | Live Magic | 1986/12/1 | 680,000 |
13th | The Miracle | 1989/5/22 | 1,543,630 |
Live | At the Beeb | 1989/12/4 | -- |
14th | Innuendo | 1991/2/4 | 2,382,821 |
Box | CD Single Box ※日本限定 | 1991/4/26 | -- |
Comp | Greatest Hits II | 1991/10/28 | 10,968,322 |
Box | Box of Tricks | 1992 | -- |
Comp | Classic Queen | 1992/3/10 | 3,500,000 |
Live | Live at Wembley '86 | 1992/5/26 | 2,887,500 |
15th | Made in Heaven | 1995/11/6 | 6,741,750 |
Box | Ultimate Queen | 1995/11/13 | -- |
Comp | Queen Rocks | 1997/11/3 | -- |
Box | The Crown Jewels | 1998/11/24 | -- |
Comp | Greatest Hits III | 1999/11/9 | 1,082,500 |
Box | The Platinum Collection | 2000/11/13 | 4,074,094 |
Comp | Jewels ※日本限定 | 2004/1/28 | 1,700,000 |
Live | Queen on Fire - Live at the Bowl | 2004/11/4 | 315,000 |
Comp | Jewels II ※日本限定 | 2005/1/26 | 500,000 |
Comp | Stone Cold Classics | 2006/4/11 | -- |
Comp | The A–Z of Queen, Volume 1 | 2007/7/10 | -- |
Live | Queen Rock Montreal | 2007/10/29 | -- |
Box | The Singles Collection Volume 1 | 2008/12/1 | -- |
Box | The Singles Collection Volume 2 | 2009/6/15 | -- |
Comp | Absolute Greatest | 2009/11/16 | 746,000 |
Box | The Singles Collection Volume 3 | 2010/5/31 | -- |
Box | The Singles Collection Volume 4 | 2010/10/18 | -- |
Comp | Deep Cuts, Volume 1 (1973–1976) | 2011/3/14 | -- |
Comp | Deep Cuts, Volume 2 (1977–1982) | 2011/6/27 | -- |
Comp | Deep Cuts, Volume 3 (1984–1995) | 2011/9/5 | -- |
Live | Hungarian Rhapsody: Queen Live in Budapest | 2012/9/20 | -- |
Comp | Icon | 2013/6/11 | -- |
Live | Live at the Rainbow '74 | 2014/9/8 | -- |
Comp | Queen Forever | 2014/11/10 | 235,000 |
Box | Queen: The Studio Collection | 2015/9/25 | -- |
Live | A Night at the Odeon – Hammersmith 1975 | 2015/11/20 | -- |
Live | On Air | 2016/11/4 | -- |
ST | Bohemian Rhapsody | 2018/10/19 | 1,635,849 |
※Live … ライヴ・アルバム
※Comp … コンピレーション・アルバム
※ST … サウンドトラック・アルバム
※Box … ボックス・セット
PointはWikipediaに掲載されている出荷枚数、デジタル販売数、CD売上枚数、エアプレイなどの回数、ストリーミングを元に算出されたユニット数の各国の合計値をポイント化して、さらにYoutube再生回数ランキングをポイント化し、その合計を合算したものになります。不定期で更新していきます。
Queen(クイーン)のおすすめアルバム
クイーンの作品は年代別にそれぞれ聴くのがおすすめ。70年代は「A Night at the Opera」、80年代は「The Works」、90年代は「Innuendo」がおすすめです。
「A Night at the Opera」はBohemian Rhapsody(ボヘミアン・ラプソディ)が収録された出世作、解散説がささやかれ始めた中で復活を果たした「The Works」、実質ラストアルバムとなった「Innuendo」はどれも聞き応えがあります。
ベスト・アルバムも多くリリースされていますので、今尚売れ続けている3枚組のボックスセット「The Platinum Collection」や映画「ボヘミアン・ラプソディ」のサウンドトラックもおすすめです。
まとめ
日本ではいち早くブレイクしたロックバンドであるため、クイーンの日本での知名度はかなり高いですよね。そのため多くのアルバムは日本のオリコンチャートでもたくさん登場しました。
未だにCMソングに採用されたりするので、いつの時代もクイーンの曲を耳にすることも多く、これからもそうだと思います。
以上、Queen(クイーン)のアルバム売上ランキングトップ10とおすすめ全アルバムまとめをお届けしました。