世界には数え切れないほどロックの名盤が生み出されてきています。
前回の第1弾に続き、その中からぜひとも聞いてほしいアルバムを紹介します。
もちろん人によって名盤と感じるラインはそれぞれです。
しかしながら、ここで紹介する作品はどれも数多くのメディアやリスナーから太鼓判を押されたものばかり。
その中から、私が「どうしても紹介したい!」と感じたものをピックアップしました。
それでは、時代を席巻したロックのマスターピースたちをご覧ください。
【洋楽】歴史的ロックアルバムの名盤4選
King Crimson - In The Court Of The Crimson King(邦題:クリムゾン・キングの宮殿)
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プログレッシブ・ロックの開拓者であり神とも言える存在キング・クリムゾンの“最高傑作”とも呼び声高い名盤です。
プログレッシブ・ロックと言うと癖が強く、独創性に溢れた作品が多いため大衆の心は掴みにくいものになりがち。
しかし本作は、その圧倒的な演奏スキルと一度聴いたら忘れられないフレーズで最高級の評価を得ました。
・21st Century Schizoid Man
King Crimson - 21st Century Schizoid Man (Including "Mirrors") - YouTube
まさに“混沌”と呼ぶほかない世界観は彼らにしか表現できないものでしょう。
いつ聞いてもリスナーを音楽の迷宮へと誘ってくれる魅力を持っています。
Nirvana - Nevermind
出典:Amazon
知らない人はいないであろうロックバンドニルヴァーナ最大のヒットアルバムにして、世界をグランジロックブームで包んだ圧倒的パワーを持つ一枚です。
人の内面に潜む負の部分を重厚なサウンドと恐ろしさを感じるほどの叫びで表現した本作は、ロック界を大きく変化させました。
ヘヴィな内容にも関わらず、曲のポップ性も持ち合わせているので「洋楽ロックの入門」として聴くのも大いにありでしょう。
・Smells Like Teen Spirit
Nirvana - Smells Like Teen Spirit - YouTube
ボーカルを務めるカート・コバーンはこのアルバムがきっかけで大スターとなります。
しかし、商業的成功は彼を精神的に苦しめる結果にも繋がってしまいました。
ロックを破壊し再構築した本作でニルヴァーナは頂点に立ち、壊れてもしまったのです。
The Stone Roses - The Stone Roses
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UKロックの絶対的存在として君臨したザ・ストーン・ローゼズのデビューアルバムです。
1989年にリリースされた本作は瞬く間に多くのメディア・リスナーから賛美を受けました。
そのサウンドは90年中盤以降に活躍したオアシスなどのバンドに大きな影響を与えたと言われています。
「UKロック感」を感じる耳馴染みの良さと鋭く差し込まれるサイケな音に酔いしれること間違いなしです。
・I Am the Resurrection
The Stone Roses - I Am the Resurrection - YouTube
とにかくアルバム全体を通して感じる無駄のなさには感服するばかり…。
社会的に暗い時代だった80年代からようやく抜け出せそうな時期に出された「希望を見せるアルバム」としても評価されているロック史を語るうえで外せない一枚です。
The Beatles - Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
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ビートルズ8枚目となる本作はコンセプトアルバムとして制作されました。
そのコンセプトは「架空のバンドのショー」というもの。
ショーというコンセプトにふさわしく、全体を通してカラフルな風味を感じさせる内容となっています。
まっすぐなロックとは言い難いかもしれませんが、実験的ながら中毒性のあるサウンドは聞くたびに新しい発見がある感覚に陥るでしょう。
・Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
The Beatles - Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Remastered 2009) - YouTube
「ロックとは芸術でもあるんだ」と言わんばかりの世界観に溢れた本作は、数々の賞を受賞しビートルズの実力を一層知らしめることとなりました。
まとめ
ロックの名盤シリーズ第2弾をお届けしてまいりました。
今回紹介したアルバムも傑作と呼ぶにふさわしいものばかりです。
もしも聞いたことがないアルバムがあったら、ぜひとも聞いてみてください。
あなたの人生観を変える一枚がそこにあるかもしれません。