日本で撮影された洋楽ミュージック・ビデオ4選

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洋楽コラム

近年、洋楽のミュージック・ビデオの中で日本で撮影されたもの、増えているように感じます。

主にライヴのために来日した際に撮影も兼ねていて、渋谷や新宿など、都内に住んでいる方には見慣れた景色を採用するケースや、日本の和や自然をビデオの一部に取り入れているケースなどいくつかありますが、増えましたよね。

日本で撮影した映像を含めるケースは過去にも多くあり、今回は、日本で撮影された洋楽のミュージック・ビデオをいくつかご紹介いたします。

日本で撮影された洋楽ミュージック・ビデオ4選

The Killers - Read My Mind

YouTubeThe Killers - Read My Mind - YouTube

The Killers(ザ・キラーズ)の2007年のシングル。

日本で撮影された洋楽ミュージック・ビデオとしては有名な曲のひとつです。

冒頭から渋谷や富士山を映し出し、この近辺だけにとどまらず新宿歌舞伎町のドン・キホーテやゲーセン、日本橋女学館高等学校の前で風船を飛ばしたり、浅草橋の線路沿いで自転車をこいだり、銀杏岡八幡神社を通り過ぎたり、さらにはガチャピンまで登場。

ザ・キラーズは日本でも人気なので知ってる方も多く、ファンにとって撮影地は聖地扱いになっているところもあるようです。

改めて見てみると、特に新宿の交差点の様子が15年以上前の景色なため、今とまるで違うので懐かしい感じもします。

日本で撮影するという決定は、当時バンドが来日公演を終えニュージーランドとオーストラリアに向かう直前だったため、この地域でのツアースケジュールに影響されたようです。

ROSALÍA - TUYA

YouTubeROSALÍA - TUYA - YouTube

Rosalía(ロザリア)の2023年のシングル。

渋谷のスクランブル交差点の真ん中で雨の中歌う描写から始まると、飲み屋の多い裏道を歩いたり、一蘭でラーメンを食べたり、東京タワーの前でも何かを食べていたりと多くの場面が登場します。

一瞬山手線に見える電車はよく見ると横浜線。淵野辺駅から旅館へ向かい、スロットを打ち、都内に戻ってきます。温泉のシーンで使用されたのは法師温泉長寿館と見られています。都内や神奈川だけの撮影かと思いきや群馬県まで訪れていました。

かなりの場所を訪れた様で最後には様々な場面を振り返るような映像となっています。

2023年5月に撮影されたことがあかされており、インスタグラムでは舞台裏の写真が多く投稿されています。

楽曲そのものが琴を使用していて、日本を意識したようなサウンドとなっていることから、日本での撮影となったようです。

YUNGBLUD - Happier (feat. Oli Sykes Of Bring Me The Horizon)

YouTubeYUNGBLUD - Happier (feat. Oli Sykes Of Bring Me The Horizon) - YouTube

YUNGBLUD(ヤングブラッド)がBring Me The Horizon(ブリング・ミー・ザ・ホライズン)のフロントマン、Oliver Sykes(オリヴァー・サイクス)を迎えてリリースした2023年のシングル。

今作は東京滞在中に日本のクリエイティブエージェンシー、ビジュアルプロダクションのmaxilla(マキシラ)のディレクター、Masaki Watanabe氏とタッグを組み制作。

2人が日本で一緒に過ごした時のあらゆる種類の楽しい映像が含まれており、舞台裏映像では高田馬場周辺で撮影したことがわかる映像がまとめられています。

ヤングブラッドはアニメ『怪獣8号』のテーマソングに起用された「Abyss (from Kaiju No. 8)」のヴィジュアライザー・ビデオも日本で撮影されていますが、これは日本のアニメに起用されたことも影響してそうです。

YouTubeYUNGBLUD - Abyss (from Kaiju No. 8) - YouTube

beabadoobee - Ever Seen

YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=-VEpcGrCOWY - YouTube

最後はBeabadoobee(ビーバドゥービー)の先月リリースされたばかりのシングル。

東京の渋谷や京都などあらゆる場所で歌う様子を捉えた旅行記に近い映像となっています。

旅行っぽさを感じるのは、ビーバドゥービーが6月3日に24歳の誕生日を迎えた当日、京都や東京で過ごしたことをあかしていることから、撮影も兼ねた旅行になった可能性もありそうです。

急に増えた気がするのはなぜ?

もちろん過去にも多くの楽曲のビデオが日本で撮影されてきました。

しかしここ最近多くなっている気がするのは、来日公演が増えている理由とも似ているかもしれません。

それは円安だからなのか、アニメの人気などから日本を訪れたいアーティストが増えているからなのか。

理由はアーティストによって異なるかもしれませんが、どちらにせよ今後もっと増えてくるのではないかと予想できます。

過去の楽曲でも有名なものは今と時代背景が変わっていると思うので、見るだけでもおもしろいかもしれません。

以上、日本で撮影された洋楽ミュージック・ビデオ4選でした。

※8/12追記
SNSを見ていると結構王道を求める方がいるようでしたので次回は最近のものではなく王道なものももっと取り上げようかと思います。
シリーズ化したかったので4つずつで考えてます。ほかにもこんなのがあるよというのがあれば是非、SNSで発信して頂けると嬉しいです。

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洋楽まっぷ編集部

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