【洋楽】轟けアコギ!おすすめブルーグラスバンド3選

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洋楽コラム

アイルランド音楽をベースにし、アメリカのアパラチア南部で発展して生まれたブルーグラス。語源の発祥は牧草から来ており、アコースティックギターやヴァイオリンなどの電気を使わない楽器がベースとなっています。のどかな印象の音楽ですが、近年ではロックやジャズの影響を受けた速いソロプレイが取り入れられるバンドが増え、昔と比較すると大きく印象の変わる音楽の1つです。今回の記事では、私がおすすめしたいブルーグラスバンドを3つ紹介していきます。

【洋楽】轟けアコギ!おすすめブルーグラスバンド3選

1・Steve’n’Seagulls

Thunderstruck by Steve’n’Seagulls (LIVE) – YouTube

Steve’n’Seagulls(スティーブン・シーガルズ)はフィンランド出身のバンド。ヘヴィメタルやハードロックをアレンジした楽曲が多く、ブルーグラスらしいサウンドとワイルドな風貌に反したアカデミックな演奏が特徴的。編曲技術も高く、メタリカのSeek and Destroyのアレンジは原曲の1.5倍のスピードで演奏しながらもメタリカらしい曲調の変化なども楽しめる楽曲となっています。テクニカルなバンジョーソロや農機具を叩いて生まれるワイルドなサウンドなど聴けば聴くほどに発見のあるバンドとなっており、現在人気のブルーグラスバンドの1つです。

2・The Dead South

The Dead South – People Are Strange – YouTube

The Dead South(ザ・デッド・サウス)はカナダ出身のバンド。伝統的なブルーグラスをリズミカルにアレンジして現代風にした音楽性が特徴的。派手なソロパートなどは入れずにあくまでアイルランド音楽の延長線上をいく音楽性のままでキャッチーで現代風の音楽に昇華させた楽曲は評判が高く、カナダを中心にアメリカやヨーロッパで人気のあるバンドとなっています。

3・The Native Howl

The Native Howl – Thunderhead – YouTube

The Native Howl(ザ・ネイティブ・ハウル)はアメリカのミシガン州出身のバンド。楽器はバンジョーやアコースティックギターなどブルーグラスで使用される楽器と一緒なものの、楽曲は全てスラッシュメタル。スラッシュメタルとブルーグラスを融合させた音楽性が大きな特徴となるバンドです。ブルーグラスでスラッシュメタルをやると音が軽くなってしまうのでは、と思われるかもしれませんが、実際に聴くと音数の多いバンジョーソロや裏拍で入るアコースティックギターのバッキング、メタルらしいドラムプレイで十分スラッシュメタルに聴こえてしまう説得力のある楽曲となっています。2013年にデビューした比較的新しいバンドでありながら、高い演奏技術や作曲技術でビルボードのブルーグラス部門で3位に入ったここ数年でヒットしたブルーグラスバンドの1つです。

まとめ

おすすめブルーグラスバンドを紹介させていただきました。現在のブルーグラスは伝統音楽のイメージからはやや離れて昔からのバンドから新しいバンドまで多くのバンドが同じ土俵で新しい楽曲を作る自由なジャンルとなり、新しい試みが次々と試される魅力的なジャンルとなっています。この機会にブルーグラスを聴いてみてはいかがでしょうか。

WRITER

神田川響

ライターの神田川です。バリ島まで本場のケチャを観に行きたい。

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