【洋楽ビルボード年間チャート】2022年を制したのはグラス・アニマルズとバッド・バニー

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洋楽コラム

ビルボード誌が2022年の洋楽年間ランキング、ビルボードホット100、ビルボード200それぞれの結果を発表。ホット100ではGlass Animals(グラス・アニマルズ)が、アルバムチャートではBad Bunny(バッド・バニー)が1位を獲得しました。

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YouTubeGlass Animals - Heat Waves - YouTube

YouTubeBad Bunny (ft. Chencho Corleone) - Me Porto Bonito - YouTube

「Heat Waves」は2020年6月にリリースされた曲ですが、ヨーロッパを中心にじわじわと人気化し、ビルボードホット100では初登場から59週という1年以上かけて首位に到達しました。その後もロングヒットとなりホット100に91週もチャート入りするという驚異的な記録を打ち立てました。

2位はHarry Styles(ハリー・スタイルズ)の「As It Was」がランクイン。ソロでは最多となる通算15週で1位を獲得し、ハリー・スタイルズにとってもソロでは最大のヒット曲となりました。そして3位は昨年12位のThe Kid Laroi(ザ・キッド・ラロイ)Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)のコラボ曲「Stay」がランクイン。昨年7月リリースの曲ですが半年以上トップ10入りを果たしロングヒットとなりました。上位3曲はすべてトップ10に30週以上ランクインしており、ロングヒットが今年のヒットのカギのひとつとなったようです。

また、イギリス出身のアーティストのランク入りが多かった1年でもあり、全英チャートでのヒットが全米にも影響を与えた曲がいくつか登場していました。

アルバム・チャートは史上初となるラテン・アルバムが年間首位を獲得。近年最もストリーミングに強いバッド・バニーですが、ビルボードチャートでもその成果が現れる結果となりました。「Un Verano Sin Ti」は2016年のDrake(ドレイク)「Views」と並ぶ13週の首位を記録。その前には2014年に映画『アナと雪の女王)』のサウンドトラック、2011年のAdele(アデル)「21」が同じく13週の首位を獲得。「21」は翌2012年も併せると24週という驚異的な記録となっていますが、年間ベースではこれらが並んでいることになります。

そしてアデルの「30」は惜しくも2位という結果に。そして3位は昨年1位のMorgan Wallen(モーガン・ウォーレン)「Dangerous: The Double Album」がランクインする結果となりました。

WRITER

酒井裕紀

洋楽まっぷ管理者。米・英の音楽チャートなどのデータを好み、70年代から最新の洋楽までヒット曲なら幅広い知識を持つ。時代毎の良さがある洋楽の魅力を少しでもわかりやすくご紹介できればと思います。