ブリトニー・スピアーズ − 毒親にふり回された悲しすぎる人生【人生いろいろ−生い立ちが複雑すぎる洋楽アーティストたちVol.9】

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洋楽コラム

ブリトニー・スピアーズ − 毒親にふり回された悲しすぎる人生【人生いろいろ−生い立ちが複雑すぎる洋楽アーティストたちVol.9】

いまや“生きる伝説”となった歌姫、Britney Spears(ブリトニー・スピアーズ)。彼女の人生が輝かしくも悲劇的なものとなったのは「毒親」が原因でした。

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娘にタカって生きた親

2021年はブリトニーにとって転機の年となりました。彼女を長年にわたって苦しめていた「成人後見人制度」が、裁判所の命令で解除されたのです。「後見人」となっていたのは、ブリトニーの父であるジェイミー・スピアーズ。彼は、この制度のもと13年にわたり、彼女の財産(銀行口座、クレジットカード、仕事の契約)を管理し、連絡や移動、交際など生活のすべてを監視してきました。さらには、ブリトニーに避妊リングをつけさせ妊娠できないようにするなど、過剰なまでにコントロール。その内容は、虐待ともよべるものだったようです。

父ジェイミー(左)とブリトニー

その上、娘の稼ぎで贅沢な暮らしをしていた彼。一方ブリトニーは自分の稼いだお金を自由に使うことができない、という非常に理不尽な生活を強いられていました。ブリトニーのことを心配したファンたちの草の根的な運動が、やがて社会的に大きな「#FreeBritney(ブリトニーに自由を)」運動となり、今年ついに彼女は自由を勝ち取ることができたのです。

複雑すぎる生い立ち

もともと典型的な“毒親”だった父のジェイミー。アルコール依存症で暴力的な彼はブリトニーが幼い頃からしょっちゅう、妻で、ブリトニーの母親でもあるリンと口論をしていたのだとか。1980年にリンは離婚申請をし、同時に夫にたいして「接近禁止令」を出すように裁判所に求めました。それほど、夫のことを恐れていたのです。

ところが、どんな風のふきまわしか、突然リンは離婚申請を取り下げます。結局2002年に正式に離婚するまで、さらに20年以上夫婦をつづけたふたり。しかし、ブリトニーが両親の離婚を「家族に起こったもっとも素晴らしいこと」と語ったことからも、決して幸せな家庭生活ではなかったことがわかります。

ブリトニーと母親のリン

ところが奇妙なことに、離婚後数年がたつとジェイミーとリンはまたもや復縁。どうみても、幸せになれるとは思えない関係をまたもや復活させるのです。アルコール依存症の暴力的な夫と、不幸にひたりながらも夫から離れない妻…そんな絵に描いたような悲惨な生い立ちを背負って、ブリトニーはスターへの階段をのぼりつめました。

父よりひどかった母の“毒”

“ヒドい父親”として語られることの多い、ジェイミー。でもブリトニーを13年間にわたって苦しめた「後見人制度」のアイデアを家族に持ち込んだのは、実は母親のリンでした。ブリトニーは先日「父は後見人制度を思いつくほど頭はよくなかった」と述べ、彼女の人生を台無しにした黒幕は母のリンであったことを暴露。

悲しいことにブリトニーの家族はつねに彼女から何かを「奪う」ことしか考えていなかったようです。この後におよんで、ブリトニーの父は自身の裁判の費用をブリトニー側に請求する、というありさま。これからもしばらくは家族間のゴタゴタが
続くのかもしれません。

しかし、13年にわたる監獄のような後見人制度から開放されたのは、ブリトニーにとってなによりうれしいこと。長年の恋人サム・アスガリとさっそく婚約した彼女はいま、静かに幸せをかみしめているようです。

婚約者とブリトニー

さらに、後見人制度に反抗して、ここ数年はまったく仕事をしてこなかった彼女ですが、はれて自由の身になった今は、彼女をめぐって様々なプロジェクトが動き出しているよう。11月には、「The Idol」という映画に出演したことをインスタグラムで報告したブリトニー。彼女の新曲が聴ける日も近いのかもしれません!

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WRITER

さとうあつこ

1984年長崎県生まれ。十代の頃から海外セレブが大好きで趣味はハリウッドセレブ情報収集。2011年バブルに沸くシンガポールに移住し、昼は会社員、夜と週末は動画ブロガー及びパーティーガールとして活動。2021年リトアニアに移住し、日夜ハリウッドセレブ情報の収集にいそしむ。