
米ビルボードの2025年の年間チャートが発表され、Lady Gaga(レディー・ガガ)とBruno Mars(ブルーノ・マーズ)のコラボ曲「Die with a Smile」がビルボードホット100年間チャートで1位を獲得しました。
集計期間は2024年10月26日から2025年10月18日までとなっており、昨年からロングヒットし続けた同楽曲は、期間中42週にわたってトップ10を維持。そのうち2025年1月から通算で5週の首位を獲得しており、昨年の62位から急上昇する形となりました。
レディー・ガガにとってはキャリア初の年間1位。ブルーノ・マーズは2015年に1位となった「Uptown Funk」以来、10年ぶり2度目の年間1位となりました。同一アーティストが2度年間首位を獲得してるのはElton John(エルトン・ジョン)、George Michael(ジョージ・マイケル)、The Beatles(ビートルズ)のみ※1で、史上4組目の偉業、2000年代以降では初の快挙となりました。
※1 ビルボードホット100発足以前の年間チャートまでさかのぼるとElvis Presley(エルヴィス・プレスリー)、Perez Prado(ペレス・プラード)も2度年間1位を獲得しています。
またブルーノ・マーズはBLACKPINKのメンバー、Roséとのコラボ曲「APT.」も9位と、トップ10に2曲がランクイン。またRoséは史上初となる韓国のアーティストによるトップ10入りという偉業を達成しています。
2位はKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)とSZA(シザ)のコラボ曲「Luther」がランクイン。今年最多となる通算13週で首位を獲得しました。ケンドリック・ラマーは昨年「Not Like Us」が年間6位を記録しており、2年連続でトップ10入り。シザは2023年に「Kill Bill (年間3位)」、「Snooze (年間9位)」がランクインして以来2年ぶりのトップ10入りとなりました。
そして昨年のトップ4が今年もランクインしており、昨年1位、Teddy Swims(テディ・スウィムズ)「Lose Control」が4位、昨年2位、Shaboozey(シャブージー)「A Bar Song (Tipsy)」が3位、昨年3位、Benson Boone(ベンソン・ブーン)「Beautiful Things」が6位、昨年4位、Post Malone(ポスト・マローン)とMorgan Wallen(モーガン・ウォーレン)のコラボ曲「I Had Some Help」が8位にランクインしています。
また昨年15位だったBillie Eilish(ビリー・アイリッシュ)「Birds of a Feather」は5位に上昇しトップ10入り。2020年にリリースされたChappell Roan(チャペル・ローン)「Pink Pony Club」が10位と初の年間チャート入りを果たしました。
7位にランクインしたのはAlex Warren(アレックス・ウォーレン)「Ordinary」。アレックス・ウォーレンにとって本格的なブレイクを果たした1曲ですが、トップ10のうち、今年リリースされた楽曲は今作のみ。ストリーミングの比重が高いビルボードホット100は、年々ロングヒットする楽曲が増えてきましたが、今年はついに同年リリース楽曲が1曲しかランクインしないという事態になりました。
しかし10月にはチャートの活性化を図るためにリカレント・ルールが設けられたため、来年の年間チャートがどのように変化するかに注目となります。
トップ10は以下の通り。
1. Die with a Smile / Lady Gaga & Bruno Mars
2. Luther / Kendrick Lamar & SZA
3. A Bar Song (Tipsy) / Shaboozey
4. Lose Control / Teddy Swims
5. Birds of a Feather / Billie Eilish
6. Beautiful Things / Benson Boone
7. Ordinary / Alex Warren
8. I Had Some Help / Post Malone ft. Morgan Wallen
9. Apt. / Rosé & Bruno Mars
10. Pink Pony Club / Chappell Roan
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