「フットルース」や「トップガン」も!Kenny Loggins(ケニー・ロギンス)の映画主題歌まとめ7選

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洋楽コラム

「フットルース」や「トップガン」も!Kenny Loggins(ケニー・ロギンス)の映画主題歌まとめ7選

Kenny Loggins(ケニー・ロギンス)はKing of the Movie Soundtrack(映画サウンドトラックの王)とも呼ばれるほど映画主題歌のヒット曲を多く持つ数少ないアーティストです。

70年代から活躍しているケニー・ロギンスはこれまで14枚のスタジオ・アルバムをリリースしていますが、それ以外にも多くのサウンドトラック・アルバムに参加しています。今回は主題歌として広く知られている6曲と、実はこんな曲も作っていた、という1曲を最後に計7曲をご紹介いたします。

ケニー・ロギンスの映画主題歌まとめ7選

「ボールズ・ボールズ」主題歌「I’m Alright」

Kenny Loggins – I’m Alright – YouTube

1980年公開の映画「ボールズ・ボールズ(原題:Caddyshack)」の主題歌。

この曲でビルボードホット100に初めてソロでトップ10入りを果たしました。

「フットルース」主題歌「Footloose」

Kenny Loggins – Footloose – YouTube

1984年公開の映画「フットルース(原題:Footloose)」の主題歌。

ビルボードホット100ではこの曲で初めて1位を獲得。2018年には米国議会図書館によって「文化的、歴史的、または芸術的に重要」であるとして国立記録登録簿に保存されるなど映画と共に主題歌もケニー・ロギンスにとって代表作のひとつとなりました。

「トップガン」主題歌「Danger Zone」

Kenny Loggins – Danger Zone – YouTube

1986年公開の映画「トップガン(原題:Top Gun)」の主題歌。

映画の大ヒットと共にこの曲も代表曲のひとつとなりました。特徴的なのがこの曲を手にした過程。「I’m Alright」、「Footloose」はケニー・ロギンスが自ら楽曲制作を行っていますが、今作は映画プロデューサーのJerry Bruckheimer(ジェリー・ブラッカイマー)とDon Simpson(ドン・シンプソン)がサウンドトラックを制作していたGiorgio Moroder(ジョルジオ・モロダー)に依頼して書かれたもの。

当初はCorey Hart(コリー・ハート)が歌う方向で話が進んでいたようですが、最終的に映画プロデューサーがケニー・ロギンスに提供して歌うことになったようです。

ケニー・ロギンスはサウンドトラックに自身が書いた「Playing with the Boys」という曲も提供しています。

「オーバー・ザ・トップ」主題歌「Meet Me Half Way」

Kenny Loggins – Meet Me Half Way – YouTube

1987年公開の映画「オーバー・ザ・トップ(原題:Over the Top)」の主題歌。邦題は「心の夜明け」。

メインテーマではありませんが、日本で人気が高かったようでサウンドトラック・アルバムは日本のオリコン洋楽アルバムチャートで5週連続で1位を獲得しています。

「ボールズ・ボールズ2」主題歌「Nobody’s Fool」

Kenny Loggins – Nobody’s Fool – YouTube

1988年公開の映画「ボールズ・ボールズ2(原題:Caddyshack II)」の主題歌。

ビルボードホット100ではケニー・ロギンスにとって現在までに最後のトップ10ヒットとなった曲。映画プロデューサーのJon Peters(ジョン・ピーターズ)から続編の主題歌を書くように依頼され制作されました。

80年代だけで5曲。サウンドトラックに提供した楽曲数で言えばもっと。ここまで映画主題歌に特化してヒット曲を連発したアーティストはなかなかいないのではないでしょうか。

そして90年代にも1曲だけ主題歌として提供しています。

「素晴らしき日」主題歌「For the First Time」

Kenny Loggins – For The First Time – YouTube

1996年公開の映画「素晴らしき日(原題:One Fine Day)」の主題歌。

ビルボードのアダルト・コンテンポラリー・チャートで1位を獲得。こちらも映画音楽を担当したJames Newton Howard(ジェームズ・ニュートン・ハワード)が書いたもので、ケニー・ロギンスはソングライティングに参加していない曲です。

「ファニー・オア・ダイ: ドナルド・トランプのアメリカを変えちゃう男 ザ・ムービー」主題歌「The Art Of The Deal」

Funny Or Die Presents “The Art Of The Deal” Theme Song with Kenny Loggins – YouTube

2016年公開の映画「ファニー・オア・ダイ: ドナルド・トランプのアメリカを変えちゃう男 ザ・ムービー(原題:Donald Trump’s The Art of the Deal: The Movie)」の主題歌。

当時のアメリカ大統領選の前にドナルド・トランプをジョニー・デップが演じたことで話題となった作品。

ケニー・ロギンスは今作の音楽を担当し、主題歌も作られました。

ケニー・ロギンスのサウンドトラックに対する功績

サウンドトラック・アルバムが急速に進化した背景には「映画のコンセプトはそのままによりポップ・ミュージックにシフトさせていった」ことにあると思います。そういった点で「I’m Alright」は成功例と言えるでしょう。

映画にマッチしながらもポップ・ミュージックを貫いたソングライティング力がすべてだと思います。そしてもう1点彼が独占的にサウンドトラックに楽曲を提供することができたきっかけのひとつとも言えるのが、「フットルース」の脚本を書いたDean Pitchford(ディーン・ピッチフォード)が友人だった点も見逃せません。

完成した脚本を見たケニー・ロギンスはダメ元で曲を書き、それらが実際に採用されました。一発で耳に残る天才的でキャッチーなメロディは見事に映画とマッチし、この曲の成功がその後の彼の地位を確立したようにも思います。

ケニー・ロギンスの現在

2009年にアルバムをリリースする予定だったようですが、レーベルとの複雑な問題があったようでウォルトディズニーレコードから「All Join In」をリリース。以降スタジオ・アルバムをリリースしていません。

しかしケニー・ロギンス自身はライヴを行い続けており、最近の情報をネット検索する限り、80年代にヒットを連発したことについてのインタビューに答えている機会も多いようです。

日本盤としては昨年、『トップガン マーヴェリック』公開記念として「ジャパニーズ・シングル・コレクション:グレイテスト・ヒッツ」が発売されています。

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洋楽まっぷ管理者。米・英の音楽チャートなどのデータを好み、70年代から最新の洋楽までヒット曲なら幅広い知識を持つ。時代毎の良さがある洋楽の魅力を少しでもわかりやすくご紹介できればと思います。

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