これぞ映画メタル!ラプソディ・オブ・ファイアのおすすめアルバム8選

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洋楽コラム

1993年から活躍するイタリアのシンフォニックメタルバンド、Rhapsody of Fire(ラプソディー・オブ・ファイア)。何枚ものアルバムを渡って完成されるオリジナルの物語が生み出す壮大な世界観と豪華なサウンドに特徴があり、映画音楽のようなメタルバンドとして人気があります。今回の記事ではラプソディ・オブ・ファイアのアルバムの中でも特におすすめのアルバムを紹介していきます。

ラプソディ・オブ・ファイアのおすすめアルバム8選

1・Frozen Tears of Angels

RHAPSODY OF FIRE – Sea Of Fate – YouTube

2010年に発売された物語、ダーク・シークレット・サーガの3作品目のアルバム。光速のギターリフとダークなパイプオルガンのフレーズ、重厚なコーラス、バラード的なパートが楽曲の途中に挿入される4曲目にしてアルバムの集大成のような楽曲「REIGN OF TERROR」や叙情的なサビとベースソロ、オペラのようなコーラス、ギターソロが盛り込まれた楽曲「On The Way To Ainor」などインパクトのある楽曲が揃う魅力的なアルバムとなっており、現在も人気があるアルバムの1つです。

2・Symphony Of Enchanted Lands

Rhapsody of Fire-Emerald Sword (LIVE) HIGH QUALITY – YouTube

1998年に発売された物語、エメラルドソード・サーガが題材のアルバム。疾走感と叙情的なメロディが特徴の2曲めの楽曲、「Emerald Sword」を始めとして軍歌のような前奏で始まりメタル、バラード、そしてメタルと次々と曲調を変えながら展開していく5曲めの「Eternal Glory」、ピアノで始まって徐々にドラムやフルートが入ってドラマチックに展開していく7曲めの「Wing of Destiny」などテクニカルな曲が揃ったアルバムとなっています。テクニカルながらメロディラインが頭に残りやすいキャッチーさも持ち合わせた20年前に発売されたとは思えない完成度の高いアルバムです。

3・Dawn of Victory

RHAPSODY – Holy Thunderforce – YouTube

2000年に発売されたパワーメタル寄りのアルバム。速いBPMと力強いフレーズが印象的な2曲めの「Dawn of Victory」とパワーメタルのようなギターリフを背後にヴァイオリンを弾きまくる3曲めの「Triumph For My Magic Steel」。民族音楽感の強いバグパイプの前奏からフルート、ヴァイオリンの演奏が特徴的なケルト音楽により緩急をつけてラプソディ風にしたような4曲目の「The Village Of Dwarves」などパワーメタルだけのアルバムにならない様々な音楽性を取り入れた楽曲から構成されるアルバムとなっています。

4・POWER OF THE DRAGONFLAME

2002年に発売されたエメラルドソード・サーガ最後のアルバム。1曲めからパイプオルガンとコーラスがメインのまるで強敵と戦いそうな曲「In Tenebris」から始まり2曲めのサビの重厚なコーラスとブラストビート、熱いメロディが特徴の「Knightrider Of Doom」、アップテンポなパワーメタルから徐々に盛り上げていってクラシカルなサビに繋げる芸術点が高い3曲めの楽曲「Power Of The Dragonflame」などエメラルドソード伝説の集大成とも言える楽曲が集まったアルバムとなっています。

5・RAIN OF A THOUTHANT FLAMES

Rhapsody Of Fire – Rain Of A Thousand Flames – YouTube

2001年に発売されたストーリー性の高いアルバム。1曲めのアルバムと同じタイトルの楽曲「RAIN OF A THOUTHANT FLAMES」はこのアルバムの中でも一番メタル感の強い曲となっており、1曲めをオープニングとして様々な曲調で展開していくアルバムとなっています。3曲めはオーケストラとコーラスがメインの壮大な曲「Queen Of The Dark Horizons」、最後の楽曲「The Wizard’s Last Rhymes」はドヴォルザークの新世界をメタルアレンジした楽曲となっており、イントロはオーケストラヒットを使用した新世界の印象的なフレーズから始まり、ギターとドラムが加わっていくことによってメタルとオーケストラの融合を見せてくれます。始めからラプソディ楽曲だったかのような違和感のないアレンジが聴くことができ、最後を締めくくるにふさわしい楽曲となっています。

6・SYMPHONY OF ENCHANTED LANDS Ⅱ

Rhapsody – Unholy Warcry – YouTube

2004年に発売した新しい物語、ダーク・シークレット・サーガの第1章として発売されたアルバム。フルオーケストラと50人ものコーラス隊を起用したメタルの枠を超越して映画音楽に両足を突っ込んだとも言えるアルバムとなっており、すべての楽曲の音圧の厚さ、スケールの幅が大きく上がっています。2曲めの「Unholy Warcry」はこのアルバムの起点ともなる楽曲であり、フルオーケストラのシンフォニック感とラプソディらしい叙情的なメロディ、メタルらしいギターリフを兼ね備えた楽曲となっており、Unholy Warcryへのアンサーのような形でケルト風の楽曲やシンフォニックがメインの楽曲へシフトしていくような構成のアルバムとなっています。

7・Legendaly Tales

Rhapsody – Land of Immortals – YouTube

1997年に発売されたデビューアルバム。デビュー作とは思えないパイプオルガンとコーラスがメインの邪悪な楽曲「IRA Tenax」から始まり、シンフォニックメタルにバラードやバロック調のパートを取り入れたテクニカルな楽曲「Warrior of Ice」などを存在を示すかのような楽曲が多く、現在と比べて過激な楽曲を楽しむことができます。

8・INTO THE LEGEND

RHAPSODY OF FIRE – Into the Legend – YouTube

2015年に発売されたスピード感のあるアルバム。作曲を担当していたルカ・トゥリッリが脱退したものの、ストリングスなどの豪華なサウンドは健在。オーソドックスなパワーメタルのようなメロディからクラシカルなメロディのサビに繋がる3曲めのアルバムと同名の楽曲は「INTO THE LEGEND」が起点となり、王道のパワーメタルを中心とした楽曲で構成されたアップテンポでライブが盛り上がりそうな楽曲が中心となったアルバムです。

まとめ

ラプソディ・オブ・ファイアのアルバムを紹介させていただきました。作曲とメインボーカルが変わり、築き上げてきたサウンドや世界観を追い越そうとするギラギラとした魅力が現在のラプソディ・オブ・ファイアにはあり、次に発売するアルバムが楽しみなバンドだと私は感じています。この機会に映画のような世界観のラプソディ・オブ・ファイアを聴いてみてはいかがでしょうか。

WRITER

神田川響

ライターの神田川です。バリ島まで本場のケチャを観に行きたい。

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