4Batz(4バッズ)の魅力とは?4/5にはデビューEPのリリースも発表した今世界中が注目するシンガーにせまる

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洋楽コラム

「Act II: Date @ 8」が大人気のシンガーソングライター、4Batz(4バッズ)

TikTokをきっかけに人気を得るアーティストが多い時代において、もちろんTikTokでも人気ではありますがアメリカのラッパーがパフォーマンスするYouTubeで人気のシリーズ「From The Block」をきっかけに人気化し、全米ビルボードのR&Bソングス・チャートでトップ10入り。Drake(ドレイク)を迎えたリミックスが最新のビルボードホット100でトップ10入りを果たしました。

4Batz – act ii: date @ 8 (remix) feat. Drake – YouTube

4Batz(本名:Neko Bennett)はテキサス州ダラス出身。昨年、自主制作によるデビューシングル「Act I: Stickerz ’99」をリリースするとTikTokなどのSNSで「この声は本物?」といった疑問から入るユーザーが続出する事態に。ハイトーンのエフェクトと、スローエフェクトを行っているかのような歌声が話題を呼びました。

4Batz — act i: stickerz “99” – YouTube

そして2曲目のシングル「act ii: date @ 8」でいきなりの成功を掴むこととなります。「From The Block」でのパフォーマンスでは、スキーマスクや金色のグリル、札束、そして後ろには多くのクルーがいる事など、荒々しいラッパーのような風貌を演出しながら優しいメロディをハイトーンで歌い上げるギャップを見せました。

急激なスピードで人気を得てきたため、どのようなルーツを辿ってきたかさえまだわかっていない4Batz。現時点ではこのパフォーマンス映像に4Batzの魅力が全て詰まっていると言えるかもしれません。

既にTikTokで多くのフォロワーを獲得していたことも人気化のきっかけを与えたかもしれませんが、「From The Block」でのパフォーマンスはドレイクだけにとどまらず、Timbaland(ティンバランド)やYe(イェ)などからも認知されるようになりました。

リミックスでドレイクは「What did I do to deserve you? / Don’t even know what I did(あなたに値するために俺は何をした?自分が何をしたのかさえ分からない)」と楽曲の世界観をうまく引き継ぎ、4batzにチャンスを与えました。実際、ビルボードホット100でトップ10入りを果たすという偉業を達成し、本人もXで「God is good」と投稿しています。

注目に値するのはこのバイラルがアメリカだけに留まっていないということ。

ドレイクのリミックスによって更なる認知を獲得した「act ii: date @ 8」は全英シングルチャートでも18位、さらに全英ヒップホップ/R&Bチャートでは5位にランクイン。その他カナダのホット100で14位、ニュージーランドで15位、南アフリカで17位と着実に人気が広がっている状態です。

4Batzはドレイク率いるレーベル、OVO Soundとレコーディング契約を結んでおり、先週、新曲となる「act iii: on god? (she like)」のパフォーマンスも公開。

4月5日にはデビューEP『U Made Me A St4r』をリリースすることを発表しています。

今後さらに注目されるアーティストであることは間違いなさそうです。

4Batz – act iii: on god? (she like) | From The Block Performance 🎙(Dallas) – YouTube

WRITER

酒井裕紀

洋楽まっぷ管理者。米・英の音楽チャートなどのデータを好み、70年代から最新の洋楽までヒット曲なら幅広い知識を持つ。時代毎の良さがある洋楽の魅力を少しでもわかりやすくご紹介できればと思います。

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