『ミラベルと魔法だらけの家』サウンドトラックは何故ここまで世界的に成功しているのか?

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洋楽コラム

ディズニーアニメーション映画『ミラベルと魔法だらけの家』のサウンドトラック・アルバムが今、多くの国で大ヒットしています。既に全米ビルボードのアルバムチャート、ビルボード200では4週目の首位を獲得。全英アルバムチャートやカナダ、ニュージーランドでも1位を獲得しています。

また収録曲「We Don’t Talk About Bruno(邦題:秘密のブルーノ)」も好調で、全米ビルボードホット100で1位、全英チャートでも1位を獲得。ビルボードホット100での首位獲得はディズニーアニメ作品の曲としては1993年「アラジン」主題歌「A Whole New World」以来29年ぶり2度目の快挙となりました。

We Don’t Talk About Bruno (From “Encanto”) – YouTube

この人気をわかりやすく表現すると、日本でも人気の高い「アナと雪の女王」を超えるヒットとなっているという点につきます。ただこの成功の軸となっているのはストリーミングによるもので、現在、Spotifyのカナダとアメリカのトップ50プレイリストの両方で1位になっています。またTikTokでもバイラルとなったことがヒットの要因の一つと見られています。

Jessica Darrow – Surface Pressure (From “Encanto”) – YouTube

この勢いは映画がディズニープラスで配信が開始されたことより始まっており、特に「We Don’t Talk About Bruno」はサルサやラテンポップを軸にさまざまなジャンルを融合したサウンドが人気となり広く拡散されていき、大ヒットにつながりました。

ディズニー・アニメーション作品の楽曲は昔から日本語版があるため、このヒットについての認識はしにくいかもしれませんが、過去のヒット作との比較が難しいとの見解も海外メディアでは報じられており、ストリーミング全盛の現代らしい拡散が最大のヒットの要因かもしれません。

WRITER

酒井裕紀

洋楽まっぷ管理者。米・英の音楽チャートなどのデータを好み、70年代から最新の洋楽までヒット曲なら幅広い知識を持つ。時代毎の良さがある洋楽の魅力を少しでもわかりやすくご紹介できればと思います。

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