Mariah Carey(マライア・キャリー)とEminem(エミネム)がディスり合いの喧嘩をはじめてもう20年。長年の確執の原因から、現在のふたりの関係までを徹底的に調査しました!
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はじまりはエミネムのこの一曲から
2002年エミネムのアルバム「The Eminem Show(ザ・エミネムショウ)」に収録され、のちにシングル・カットされた「Superman(スーパーマン)」。この中で彼がラップした、 Mariah Carey(マライア・キャリー)との関係を匂わせる歌詞がすべてのはじまりでした。
What you tryin' to be, my new wife?
What you Mariah? Fly through twiceお前は オレと結婚しようとしてんのか?
マライアのつもりなのか? そんなツラを2度もみせやがって
「スーパーマン」のMV
また同アルバムの「When the Music Stop(ウェン・ザ・ミュージック・ストップ)」ではもっと直接的に“マライアとよりを戻したい”とラップしたエミネム。音楽性もファン層もちがうこのふたりが、実は恋仲だったことを暗示する内容に世間は騒然となります。だれより驚いたのは、マライア本人だったのではないでしょうか?そしてエミネムから突然爆弾を投下された彼女が、アンサーソングとして制作したといわれるのが「Clown(クラウン)」。アルバム「Charmbracelet(チャームブレスレット)」に収録されている一曲です。
Mariah Carey - Clown - YouTube
「クラウン」の音源
You should've never intimated we were lovers
When you know very well we never even touched each otherつき合ってただったなんて ほのめかすべきじゃないわ
だってわたしたち お互いに触れたことすらないじゃない
と、エミネムの主張を真っ向から否定した天下の歌姫マライア。ふたりはお互いに、曲の中で相手をディスり合う関係になってしまったのです。
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マライアの“完全否定”が火に油をそそぐ?
さらに、マライアは雑誌やテレビのインタビューで、エミネムとの関係を完全に否定します。「何回か話したことはあるわよ」「でもデートしたわけじゃないわ」「これまで恋愛関係になった男性は片手で数えるほどだけど…エミネムはその中に入ってないわ」など、つれないそぶりをつらぬいた彼女。
そんな態度がエミネムの逆鱗(げきりん)にふれたのでしょうか。彼は2005年、自身のコンサートで、かつてマライアから個人的に送られてきたとされるボイスメールをリークしてしまいます。ステージ上に響く「元妻とよりをもどすってホント?」「どうして会ってくれないの?」「どうして電話くれないの?」と話す女性の声。たしかにマライアそっくりです…。
Eminem Exposing Mariah Carey's Voice Mail (At AMT 2005) - YouTube
マライアのボイスメールがリークされた瞬間
さらにエミネムは、2007年にリリースしたアルバム「Eminem Presents: The Re-Up(エミネム・プレゼンツ・ザ・リアップ)」に収録された「Jimmy Crack Corn(ジミー・クラック・コーン)」の中で、マライアのことを“完全なウソつき”とディスります。とあるラジオ番組に出演した際には、「オレたちは6、7ヶ月くらいつきあっていた。でもダメになったんだ。おたがい興味のある分野が違ってね、性格が合わなかった」と赤裸々に告白し、マライアを崖っぷちに追いこむのです。
Eminem - Jimmy Crack Corn - YouTube
「ジミー・クラック・コーン」の音源
マライアから関係を「なかったこと」にされたのがよっぽど気に食わなかったらしいエミネム。ふたりの争いは、ここからマライアの結婚相手にまで飛び火しながら、さらに激しく炎上していくのです。
後編はこちら
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