もっと売れていい洋楽おすすめ4選(PART2)今、世界のチャートで人気のヒット曲

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洋楽コラム

洋楽の好みは近年細分化される傾向にある中で、誰もが聴くようなヒット曲が減少しています。

今回は「もっと売れていい洋楽」を編集部で厳選し、おすすめしたい洋楽をご紹介。

第2弾のテーマは「今、世界のチャートで人気のヒット曲」。

米国、英国を中心にヒットチャートの上位にいるけど日本での反応がいまいち低く感じる洋楽をを厳選し、特におすすめしたい洋楽をご紹介します。

もっと売れていい洋楽おすすめ4選

TEXAS HOLD ‘EM / Beyoncé

Beyoncé – TEXAS HOLD ‘EM – YouTube

「TEXAS HOLD ‘EM」はフォークの要素をフィーチャーしたアップテンポのカントリー・ポップ、ウエスタン、ソウルのテイストが印象深い1曲。

This ain’t Texas (Woo)
Ain’t no hold ’em (Hey)
So lay your cards down, down, down, down
So park your Lexus (Woo)
And throw your keys up (Hey)
And stick around, ’round, ’round, ’round, ’round (Stick around)

そんなのテキサス流じゃない
ポーカーなんかしてないで
カードを並べて
レクサスはその辺に停めて
鍵は投げ捨てて
ここに居るの(立ち去らないで)

売れてないわけではないんですが、ビルボード・ジャパンのホット100で言えばビヨンセはかつて「Run the World (Girls)」などでトップ10入りを果たしています。

しかし昨今ではホット100にエントリーすることはなくなり、洋楽チャート(Billboard Japan Hot Overseas)にしかランクインしていません。

洋楽チャートでは2位を獲得しているんですが、世界に目を向けると全米1位、全英1位、カナダのホット100でも1位、そしてビルボードのグローバル200でも1位を獲得しています。

そういった意味でも本来はホット100にエントリーするくらい聴かれてもおかしくないと感じる1曲です。
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Lose Control / Teddy Swims

Teddy Swims – Lose Control – YouTube

Teddy Swims(テディ・スウィムズ)がブレイクするきっかけとなった1曲。世界的ブレイクと言いたいところですが日本ではまだヒット・チャートにエントリーしていないのが現状。

I lose control
When you’re not next to me
I’m fallin’ apart right in front of you, can’t you see?
I lose control
When you’re not next to me
Yeah, you’re breakin’ my heart, baby
You make a mess of me

コントロールできないんだ
君が隣にいないと
君の目の前で崩れていく、見えないの?
コントロールできないんだ
君が隣にいないとき
ああ、君は僕の心を壊していく、ベイビー
君は僕を混乱させる

「Lose Control」はこれまでに全米2位、全英2位までつける上昇を見せており、多くの国でトップ10入りを果たしています。

一度聴けば気に入る人が多いサウンド、歌声、歌詞とヒットする要因も十分にあると思うんですが、日本での知名度はまだまだ。
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Friendly Fire / Linkin Park

Linkin Park – Friendly Fire – YouTube

令和にLinkin Park(リンキン・パーク)の新曲?と感じる方もいるかもしれませんが、未発表曲としてリリースされた新曲です。

4月12日にシングル・コレクション『Papercuts (Singles Collection 2000–2023)』をリリースすることを発表しており、今作は『One More Light』制作時に収録が見送られた1曲です。

We’re pullin’ apart for no reason
We’re pullin’ a trigger in a useless war
And if we come back and go into the black (Black)
What are we fighting for?
What are we fighting for?

僕らは理由もなく離れ離れになってる
無駄な戦争でただ引き金を引くだけ
もし僕たちが戻ってきて闇に直面するなら(闇に)
何のために戦ってるのだろうか?
何のために?

ビルボード・ジャパンでは洋楽チャートで16位につけていますが、リンキン・パークの日本での人気を考えるとチャート入り云々言う前にまだまだかつて「リンキン・パークを聴いてた」という層にまで今作のリリースを知られていないのではないかと感じます。

上位にいかずともホット100に短期的にもエントリーできる勢いはあっても不思議ではないのですが、リンキン・パークの世代はちょうどCDやデジタル音源を買う世代とストリーミングしか聴かない世代に分かれやすいというのも結果的にチャート入りしにくい要因になってるのでしょうか。
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Training Season / Dua Lipa

Dua Lipa – Training Season – YouTube

Dua Lipa(デュア・リパ)の最新曲で、洋楽チャートでは4位につけています。ただ人気を考えるとまだまだヒットしてもいいと思う1曲。

Need someone to hold me close
Deeper than I’ve ever known
Whose love feels like a rodeo
Knows just how to take control
When I’m vulnerable
He’s straight talking to my soul
Conversation overload
Got me feeling vertigo

誰かが私を近くに抱きしめてくれる必要があるわ
今まで知っていたよりも深く
その愛はまるでロデオのよう
私が傷つきそうなとき
どうやってコントロールするかをわかってる
魂に直接に語りかけてくる
話過ぎて
めまいを感じさせられてる

近年では「Dance the Night」が洋楽チャートで1位を獲得しているデュア・リパですが、ホット100にはエントリーしてません。

過去には「Don’t Start Now」はジャパン・ホット100で79位を記録しており、エントリーできないということでもなさそうですが、逆に言えばこの曲でここまでしか上昇しなかったのかとも感じます。

洋楽のホット100の敷居がかなり高く感じてしまう時代になっている印象すら受けます。
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まとめ

今回は「今、世界のチャートで人気のヒット曲」というテーマで4曲ご紹介しました。

先述の通り「洋楽のホット100の敷居がかなり高くなってる」のが近年の洋楽ヒットの減少にもつながっています。

ジャパン・ホット100で言えばここ数年、The Kid LAROI, Justin Bieber「Stay」で10位、Billie Eilish「bad guy」で7位、Lady Gaga, Ariana Grande「Rain On Me」で8位などで、最後に洋楽がトップ10入りしたのが2023/12/27付でMariah Carey「恋人たちのクリスマス」の10位。その前がなんと、2022/12/28付でMariah Carey「恋人たちのクリスマス」の9位。つまりホット100ではこの1年、マライア・キャリーしかトップ10入りしなかったということ。

オリコンで言えばThe Beatles「Now and Then」が洋楽ながら昨年週間シングルチャートで5位にランクインする快挙となりましたが、これは異例な出来事で、CDセールスは伸びたもののストリーミングが弱かったのか、ジャパン・ホット100では30位がピークでした。

編集部としては少しでも洋楽のヒットに貢献するためにも本記事のようなシリーズで今後もおすすめの洋楽をご紹介していきます。

気になった曲がありましたら是非SpotifyやApple Musicなどのストリーミング・サービスで聴いてみてください。

以上、「もっと売れていい洋楽おすすめ4選(PART2)今、世界のチャートで人気のヒット曲」でした。

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WRITER

酒井裕紀

洋楽まっぷ管理者。米・英の音楽チャートなどのデータを好み、70年代から最新の洋楽までヒット曲なら幅広い知識を持つ。時代毎の良さがある洋楽の魅力を少しでもわかりやすくご紹介できればと思います。

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