編集部が厳選した90年代をただただ懐かしむ洋楽ヒット曲をご紹介するこのシリーズも第5弾。
時代が昭和から平成へと移り変わった翌年が1990年。音楽業界そのものが活況であった中、数々のヒット曲が生まれましたが、あれから約30年。今なお現役で活躍しているバンド、アーティストもいれば解散や私生活重視となって音楽活動をしていないアーティストも多くいます。
休日だからこそゆっくり聴ける過去の名曲たちを懐かしみながらお楽しみいただけたらと思います。
編集部厳選!90年代をただただ懐かしむ洋楽10選
1. The Offspring - All I Want
The Offspring - All I Want - YouTube
The Offspring(オフスプリング)が1997年にリリースしたシングル。
大ヒットしたアルバム『Smash』と『Americana』のあいだに出たアルバム『Ixnay on the Hombre』の収録曲で、前述の2枚のアルバムに比べると圧倒的にセールスが落ち込んだ1枚なんですが、この曲はライヴでも人気が高く、未だに演奏されています。
個人的にはわずか1分55秒という短さでここまで人のテンションを上げさせる曲はないんじゃないかと思うほど簡潔で分かりやすい1曲です。
2. Blur - Song 2
Blur(ブラー)の代表曲のひとつで、こちらも1997年にリリースされたシングル。
ブラーにとっては最大のヒットシングルになっています。もはや説明不要の1曲だと思いますが、久しく聴いていない方にとっては懐かしいと感じる曲だと思います。ちなみにこの曲もわずか2分2秒と短いですね。
3. New Radicals - You Get What You Give
Eagle-Eye Cherry - Save Tonight - YouTube
New Radicals(ニュー・ラディカルズ)の1998年リリースのシングル。
デビュー曲でバンドにとっての最大のヒット曲。バンドサウンドがベースになっているのに休日の朝に合いそうな爽やかさがあります。アルバムを1枚しか出さずに解散してしまいましたが、バイデン大統領の大統領就任式を記念して、2021年1月20日に一回限りのパフォーマンスのために再結集したことも話題になりました。
4. Gina G - (Ooh Aah) Just A Little Bit
Gina G - (Ooh Aah) Just A Little Bit - YouTube
Gina G(ジーナG)1996年のヒット曲。
これぞ90年代、と言ってもいいユーロダンス・サウンドで大ヒットしました。Hi-NRGというジャンルは今も進化してはいるようですが、どちらかと言えばDua Lipa(デュア・リパ)みたいに昔のサウンドにインスパイアされて曲を作るみたいなスタンスが多いかと思うので、そういった意味でも90年代が流行のピークだったのかもしれません。
5. Nicki French - Total Eclipse Of The Heart
Nicki French - Total Eclipse Of The Heart - YouTube
Nicki French(ニッキー・フレンチ)が1994年にリリースしたシングル。
ご存じBonnie Tyler(ボニー・タイラー)のカバーなんですが、個人的にはいまだにたまに聞いてしまうほどカッコよすぎるアレンジになっています。こちらも時代なんですがユーロダンス・サウンドに生まれ変わり、大ヒットしました。
6. The Cardigans - Lovefool
The Cardigans - Lovefool - YouTube
The Cardigans(カーディガンズ)が1996年にリリースしたシングル。
90年代はスウェディッシュ・ポップのブームもありました。中でもカーディガンズは『Life』のようなアルバムを出して次はどんな形の曲を出してくるんだろうという期待の中で同じスタンスで進化させるという恐ろしいことをしたなという記憶があります。
結果としてこちらも大ヒット。ただアメリカやイギリスでの成功というより、地元のスウェーデンと日本が人気の中心だった気がします。
7. tuesday girls - Too Late To Be Good
tuesday girls - Too Late To Be Good - YouTube
tuesday girls(チューズデイ・ガールズ)の1995年にリリースされたシングル。
このバンドはかなり知っている方が限られるかもしれません。
リリース当時はテレビや特にラジオでよくオンエアされていて、ヒットしていたんだろうなという記憶のままでしたが、インターネットで調べられようになった今改めて確認すると、ほとんど情報がなく、既に解散してること、情報の少なさから人気が高かったわけでないということが確認できます。
曲のイメージとしてはコメディ系の映画やドラマの主題歌になりそうなキャッチーさのある曲で、今でも聴きたくなる名曲です。
8. Bryan Adams, Rod Stewart, Sting - All For Love
Bryan Adams, Rod Stewart, Sting - All For Love - YouTube
Bryan Adams(ブライアン・アダムス)、Rod Stewart(ロッド・スチュワート)、Sting(スティング)というとんでもないコラボが実現した1993年の1曲。
映画『三銃士』のために書かれた曲で、これも90年代っぽさのあるアリーナ・ロックに仕上がった名曲です。個人的にはミュージック・ビデオをVHSに録画して何度も何度も見てました。今やYouTubeでいつでも見られるようになり時代を感じます。。
9. Phil Collins - You'll Be In My Heart
Phil Collins - You'll Be In My Heart - YouTube
Phil Collins(フィル・コリンズ)が1999年にリリースしたシングル。
こちらは映画『ターザン』の主題歌で、フィル・コリンズにとっては90年代の代表曲になりました。一見平坦に歌っているように聞こえるんですが、細かい部分のテクニックがかなり高く、フィル・コリンズの歌唱力の高さが冴える1曲だと思います。
「All For Love」もそうですが、ギリギリ聴いてた世代としては80年代の活躍を知らずに入るので、過去を掘り下げられるのが新鮮でもありましたね。
10. No Doubt - Don't Speak
Fatboy Slim - Gangster Trippin - YouTube
No Doubt(ノー・ダウト)の1995年のアルバム『Tragic Kingdom』からのシングル。
コーチェラでの再結成も話題となったノー・ダウト。中でもこの曲は本当に色あせません。実は「Just a Girl」の方がシングルとして先にリリースされていて、『Tragic Kingdom』も既にリリースされた後の1996年にシングル化されています。
コーチェラだけで終わってしまうのか、今後もライヴをやっていくのか気になるところですね。
おすすめ曲は挙げればキリがない
ジャンルを問わず10曲をご紹介しました。今回は第5弾ということもあり、割と王道な曲もセレクトしてみました。
筆者は主にラジオで知る機会が多かったんですが、日本だけで売れた曲などもあったりするのが洋楽の特徴でもあります。
この時代を懐かしみたいドンピシャ世代の方も、この時代の曲を知らないZ世代の方も、気に入った曲があれば是非ご自身のプレイリストに追加してみてください。
以上、編集部厳選!90年代をただただ懐かしむ洋楽10選でした。
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