2000年代に世界中を魅了したガールズ・グループといえばDestiny's Child(デスティニーズ・チャイルド(以下:デスチャ))。解散から15年のあいだ彼女たちの人生はどう変化したのでしょうか?
世界を圧巻した全盛期
じつは初期の段階では、メンバーの入れ替わりが意外と激しかったデスチャ。その中で成功への階段をのぼりつめ、絶頂期をむかえたのは最終的にビヨンセ、ケリー、ミシェルの3人体制になった2001年でした。「Independent Woman(インディペンデント・ウーマン)」や「Survivor(サバイバー)」など、誰もが知るヒット曲を連発し、グラミー賞をはじめとする音楽賞を総ナメにします。
Destiny's Child - Independent Women, Pt. 1 - YouTube
「インディペンデント・ウーマン」のMV
Destiny's Child - Survivor - YouTube
「サバイバー」のMV
その年にいちど活動休止をし、3年後にグループを再始動したデスチャ。その後も「Lose My Breath(ルーズ・マイ・ブレス)」などの大ヒット曲を世に送り出しています。
Destiny's Child - Lose My Breath - YouTube
「ルーズ・マイ・ブレス」のMV
ところがようやくの再結成にファンが喜んだのもつかの間、2005年にはグループ解散を発表。決して不仲などではなく、それぞれの夢や目標叶えるための前向きな別れだった、といわれています。 驚くことにこの3人での活動したのは、なんとたった3年以下。短い期間で、世界にこれだけのインパクトを残した彼女たちのその後の人生はいったいどんなものだったのでしょうか?
“女王”となったビヨンセ
ビヨンセのソロ・アーティストとしての成功は、わざわざ述べるまでもないでしょう。個人としてグラミー賞を複数回受賞し、スーパー・ボウルでの国家斉唱やパフォーマンスに起用されるなど、アーティストとしてこれ以上ないほどの評価をうけた彼女。
私生活ではラッパーのJay-Z(ジェイ・Z)と結婚し3人の子供に恵まれます。キャリアでも、プライベートでも欲しいものはすべて手に入れた、といっても過言ではないでしょう。
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ビヨンセの影に苦しんだケリー
デスチャ発足時からのメンバーで、ビヨンセの幼なじみでもあるKelly Rowland (ケリー・ローランド)は、2001年後のグループ活動休止後に、Nelly(ネリー)とコラボした「Dilemma(ジレンマ)」が大ヒット。グラミー賞で最優秀ラップ・コラボレーション賞を受賞するなど、ソロ活動は順調に滑り出しをみせました。
Nelly - Dilemma ft. Kelly Rowland - YouTube
「ジレンマ」のMV
2005年の解散後に関しては、正直ビヨンセの活躍の影に隠れてしまっていた感は否めず…。本人ものちに「常にビヨンセと比較されるのが苦しかった」と告白しています。私生活では2014年にマネージャーと結婚。2人の子供を授かっています。
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うつ病を告白したミシェル
2001年にデスチャに加入したMichelle Williams(ミシェル・ウィリアムズ)。解散後は、ソロ歌手として、またTVや舞台などでも活躍をしていました。2018年には、とあるスピリチュアルセミナーで出会った牧師と婚約しますが、最終的に結婚にはいたらず破局してしまいます。その後、10代のころからウツ病を患っていったことを告白し。現在ではメンタル・ヘルスの分野でも発信をしているようです。
解散後の3人をみると、活躍が目立つのはやはりビヨンセ。しかし3人は今でも仲がよく、家も近所に住んでいるのだとか。解散後もよく「一夜限りの復活」をしているのは、ファンにとっても嬉しいところです。