Drake（ドレイク）がリークされていた音源「Push Ups」を正式リリース。さらに「Taylor Made Freestyle」を公開している。
「Push Ups」はFuture（フューチャー）とMetro Boomin（メトロ・ブーミン）がKendrick Lamar（ケンドリック・ラマー）を迎え全米ビルボードホット100で3週連続1位を獲得している「Like That」、そしてThe Weeknd（ザ・ウィークエンド）が参加している「We Still Don’t Trust You」へのアンサーとして機能しているが、そのターゲットは4人だけではなく、Rick Ross（リック・ロス）、Ja Morant（ジャ・モラント）へも波及している。
2024年4月13日に「Push Ups」のデモ・バージョンがリークされ、Junior M.A.F.I.A.（ジュニア・マフィア）の1995年の曲「Get Money」のサンプルがフィーチャーされていたが、正式リリースされた音源では削除されている。
さらに公開された音源「Taylor Made Freestyle」ではケンドリック・ラマーに対するディスへの対応として憧れの存在でもある2Pac（2パック）、さらにケンドリック・ラマーとコラボ経験も多くあるSnoop Dogg（スヌープ・ドッグ）のAIボーカルを採用するという手法を取り入れ、さらにはTaylor Swift（テイラー・スウィフト）が最新アルバム『THE TORTURED POETS DEPARTMENT』をリリースしたタイミングであることから彼女を「音楽ゲーム界最大のギャングスター」としながら、ケンドリック・ラマーが反応できない理由のひとつとして挙げている。これはテイラー・スウィフトが音楽業界の話題の中心となる1週間を指している。
実際、Spotifyなどのストリーミングサービスではテイラー・スウィフトが現在上位独占状態にあるが、その中で「Push Ups」はその中に紛れ健闘している。特に全米ビルボードホット100での展開はテイラー・スウィフトが再びトップ10を独占する流れも予想できるが、「Push Ups」もトップ10入りが予想される。テイラー・スウィフトは前作『Midnights』がリリースされた後の2022/11/5付のビルボードホット100史上初となるトップ10独占を果たしている。