Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)のアルバム売上ランキングトップ10とおすすめ全アルバムをご紹介。
ボン・ジョヴィはトータルセールス1億3,000万枚以上を誇るニュージャージー州セイヤービルのアメリカンロックバンド。
現メンバーはJon Bon Jovi(ジョン・ボン・ジョヴィ)、David Bryan(デヴィッド・ブライアン)、Tico Torres(ティコ・トーレス)、Hugh McDonald(ヒュー・マクドナルド)、Phil X(フィル・X)の5人編成。
2018年「ロックの殿堂」入り。日本でも人気が高く、2枚のアルバムがミリオンセールスを記録しています。
デビュー以来40年以上にわたりロックシーンをけん引し続ける伝説的なバンドです。彼らの音楽は、力強いメロディと情熱的な歌詞が融合し、時代を超えて多くの人々の心をつかんできました。
時代ごとに異なる魅力を持つボン・ジョヴィのアルバムの中で、特に評価の高い作品とは?今回は、彼らのキャリアを代表するアルバムをランキング形式で振り返り、その魅力に迫ります。
ボン・ジョヴィのアルバム売上ランキングトップ10
No. | 発売日 | タイトル |
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1 | 1986/8/18 | Slippery When Wet |
2 | 1994/10/10 | Cross Road |
3 | 2005/9/20 | New Jersey |
4 | 2000/6/13 | Crush |
5 | 1992/11/3 | Keep the Faith |
6 | 1995/6/27 | These Days |
7 | 2010/10/29 | Greatest Hits |
8 | 2005/9/20 | Have a Nice Day |
9 | 2007/6/8 | Lost Highway |
10 | 2002/10/8 | Bounce |
※人気アルバムは国別のレコード協会が認定したダイヤモンド、プラチナ、ゴールドの値を集計したものになります。不定期で更新していきます。
それでは、ランキングに入ったそれぞれの作品を簡単ではありますが、ご紹介していこうと思います。
CHECK!!
・Bon Joviのプロフィール・バイオグラフィーまとめ
・Bon Joviの人気曲ランキングTOP20・おすすめ曲8選まとめ
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BounceBon Jovi
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Lost HighwayBon Jovi
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Have a Nice DayBon Jovi
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Greatest HitsBon Jovi
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These DaysBon Jovi
ボン・ジョヴィのアルバム売上ランキング6位は、1995年6月27日リリースの6thアルバム『These Days(ジーズ・デイズ)』。
前作のツアー終了後、ジョンとリッチーは9か月をかけて40曲ほど書き、1994年にリリースする予定でしたが更に制作を時間にかけるため、コンピレーション・アルバム『Cross Road』を先にリリースすることに。
ベーシストであるアレックの脱退後初の4人編成でリリースしたアルバムとなり、日本では当時『Cross Road』がミリオンセールスを記録するヒットとなっており、さらに3大ドームでの来日公演を行い人気は最高潮。今作は最終的に130万枚を売り上げ2枚目のミリオンセールスを記録。数少ないスタジオ・アルバムでミリオンを獲得した洋楽アルバムとなりました。
リリース後しばらく経ってから歌詞やサウンドがダークな世界観を有している曲が多く収録されている事に気づき、「失敗作だ」とまで公言した時期もあったアルバムです。
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Keep the FaithBon Jovi
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CrushBon Jovi
ボン・ジョヴィのアルバム売上ランキング4位は、2000年6月13日リリースの7thアルバム『Crush(クラッシュ)』。
メンバーはソロ活動に専念していたため前作から5年ぶりとバンド史上最も前作からの期間が空いてのリリース。
制作段階に入る際『Slippery When Wet』のプロデューサーのBruce Fairbairn(ブルース・フェアバーン)と再び迎える予定でしたが、彼が亡くなってしまい新たなプロデューサーを迎えるまでに時間を費やし、最終的には新たなサウンドを得られたアルバムとなりました。
収録曲の「Next 100 Years」はジャニーズの期間限定ユニットJ-FRIENDSに提供した楽曲で、ボン・ジョヴィが日本のアーティストに未発表曲を提供し、セルフカバーで収録するという日本のファンにとっては嬉しいサプライズも。
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New JerseyBon Jovi
ボン・ジョヴィのアルバム売上ランキング3位は、2005年9月20日リリースの9thアルバム『New Jersey(ニュージャージー)』。
前作のツアーを終えバンドはすぐにレコーディングに入りました。前作『Slippery When Wet』の爆発的なヒットにより一発屋だと思われないよう実力を証明したかったと語られています。
もちろんそんなことはなく全米ビルボードチャートで4週連続1位、全英チャートでも1位を獲得。アメリカのアルバムとしては初めて正式にソ連でもリリースされました。
またアルバムからリリースされたシングル5枚が全て全米ビルボードホット100にてトップ10入り(Bad Medicine、I'll Be There for Youは1位)を果たしています。
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Cross RoadBon Jovi
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Slippery When WetBon Jovi
ボン・ジョヴィのアルバム売上ランキング1位は、1986年8月18日リリースの3rdアルバム『Slippery When Wet(邦題:ワイルド・イン・ザ・ストリーツ)』。
ボン・ジョヴィ最大のヒットアルバムで、全世界での売り上げ2,800万枚を記録しています。
Desmond Child(デズモンド・チャイルド)が初めて参加した作品で、「Livin' on a Prayer」「禁じられた愛」のヒットも相まって世界中で大ヒット。
全米ビルボードチャートでは8週連続1位を記録し、アメリカだけで1200万枚をセールス。その他オーストラリア、カナダ、フィンランド、ニュージーランド、ノルウェー、スイスでも1位を獲得しています。
日本では10曲目に収録されている「Wild In The Streets」が邦題として採用されました。個人的には非常にややこしいのですがなぜこうなったのでしょうか…。
Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)の全アルバム
Type | Title | US | UK | |
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Release | Units | JPN | ||
1st | Bon Jovi | 43 | 71 | |
1984/1/21 | 1,145,000 | 38 | ||
2nd | 7800° Fahrenheit | 37 | 28 | |
1985/3/27 | 1,160,000 | 5 | ||
3rd | Slippery When Wet | 1 | 6 | |
1986/8/18 | 18,796,564 | 10 | ||
4th | New Jersey | 1 | 1 | |
1988/9/19 | 9,688,126 | 2 | ||
Comp | Hard & Hot | -- | -- | |
1991/12/2 | -- | -- | ||
5th | Keep the Faith | 5 | 1 | |
1992/11/3 | 6,524,522 | 3 | ||
Comp | Cross Road | 8 | 1 | |
1994/10/10 | 17,785,781 | 1 | ||
6th | These Days | 9 | 1 | |
1995/6/27 | 4,017,225 | 1 | ||
7th | Crush | 9 | 1 | |
2000/6/13 | 6,119,506 | 2 | ||
Comp | Tokyo Road: Best of Bon Jovi※日本限定 | -- | -- | |
2001/3/28 | 400,000 | 5 | ||
Live | One Wild Night Live 1985–2001 | 20 | 2 | |
2001/5/22 | 470,000 | -- | ||
8th | Bounce | 2 | 2 | |
2002/10/8 | 1,594,000 | 3 | ||
Comp | This Left Feels Right | 14 | 4 | |
2003/11/4 | 1,245,000 | -- | ||
Box | 100,000,000 Bon Jovi Fans Can't Be Wrong | 53 | 90 | |
2004/11/16 | 500,000 | -- | ||
9th | Have a Nice Day | 2 | 2 | |
2005/9/20 | 2,005,000 | 1 | ||
10th | Lost Highway | 1 | 2 | |
2007/6/19 | 1,888,000 | 1 | ||
11th | The Circle | 1 | 2 | |
2009/11/10 | 930,000 | 1 | ||
Comp | Greatest Hits | 5 | 2 | |
2010/11/29 | 3,712,203 | 2 | ||
Live | Inside Out | 196 | -- | |
2012/11/27 | -- | -- | ||
12th | What About Now | 1 | 2 | |
2013/3/8 | 380,000 | 2 | ||
13th | Burning Bridges | 13 | 3 | |
2015/8/21 | 7,500 | -- | ||
14th | This House Is Not for Sale | 1 | 5 | |
2016/11/4 | 102,500 | -- | ||
Live | This House Is Not for Sale - Live from the London Palladium | -- | -- | |
2016/12/16 | -- | -- | ||
15th | 2020 | 19 | 8 | |
2020/10/2 | -- | 5 | ||
16th | Forever | 5 | 3 | |
2024/6/7 | -- | 7 |
※Live … ライヴ・アルバム
※Comp … コンピレーション・アルバム
※Box … ボックス・セット
UnitsはWikipediaに掲載されている出荷枚数を元にまとめています。
ボン・ジョヴィのおすすめアルバム4選
年代別におすすめアルバムを分けるとすれば、80年代は『Slippery When Wet』、90年代は『These Days』、2000年代は『Crush』、2010年代は『What About Now』、2020年代は『Forever』がおすすめ。初心者にはコンピレーション・アルバム『Greatest Hits』がおすすめです。
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Slippery When Wet
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These Days
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Crush
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What About Now
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Forever
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Greatest Hits
ボン・ジョヴィを聴いたことがない方には『Greatest Hits』から入るのが非常におすすめ。80年代~2000年代の最初の頃までは聴いてたけど最近聴いてないという方には『What About Now』や最新アルバム『Forever』も是非聴いてみてほしいです。
まとめ
今回ご紹介したボン・ジョヴィのアルバム売上ランキングTOP10は、彼らの持つ圧倒的なメロディセンスと、ロック史に刻まれた名作の数々で構成されています。デビューアルバム『Bon Jovi』から近年の『Forever』まで、彼らの音楽は時代とともに進化しながらも、常にバンドの核となる情熱を持ち続けてきました。力強いギターリフと心に響くメッセージを兼ね備えたサウンドは、今なお世界中の音楽ファンを魅了し続けています。
『Slippery When Wet』や『New Jersey』といった不朽の名盤は、80年代のロックシーンを象徴する作品として今もなお愛され続けています。一方で、『Keep the Faith』や『Have a Nice Day』など、新たなサウンドへの挑戦が詰まったアルバムには、人生の葛藤や希望が描かれ、時代を超えてリスナーの心に響きます。
ボン・ジョヴィは、アメリカンロックの王道を貫きつつも、常に進化を続けてきました。スタジアムを熱狂させるアンセム、心に寄り添うバラード、そして夢を追い続けるメッセージ。彼らの音楽は世代を超え、多くのアーティストにも影響を与えてきました。
アルバム総売上1億3,000万枚超え、数々の音楽賞受賞、そして世界中のスタジアムツアー。ボン・ジョヴィのアルバムは単なるロックの枠を超え、人生のサウンドトラックとして語り継がれています。彼らの音楽は決して色褪せることなく、これからも僕たちの心を熱くし続けるでしょう。
有名すぎるが故に、代表曲以外にもそれぞれの好みが分かれるかもしれませんが、ボン・ジョヴィを聴いたことがない方も、今こそぜひ彼らのアルバムを手に取ってみてください。