Aerosmith(エアロスミス)の人気曲ランキングTOP20とおすすめ曲8選をご紹介。
エアロスミスは、1970年にボストンで結成されたアメリカのロックバンド。
メンバーはリードボーカルのSteven Tyler(スティーブン・タイラー)、ギターのJoe Perry(ジョー・ペリー)、同じくギターのBrad Whitford(ブラッド・ウィットフォード)、ベースのTom Hamilton(トム・ハミルトン)、ドラムのJoey Kramer(ジョーイ・クレイマー)の5人組。
ブルースをベースにしたハードロックを軸に様々なジャンルの要素も取り入れ、アメリカで最も偉大なロックンロールバンドの一組とされています。
1990年「グラミー賞」初受賞。第2回「MTV アイコン・アワード」受賞。2001年にはロックの殿堂入りを果たしています。
エアロスミスの人気曲ランキングTOP20
人気曲ランキングはWikipediaに掲載されている出荷枚数、デジタル販売数、CD売上枚数、エアプレイなどの回数、ストリーミング(Spotify、Apple Musicなど)を元に算出されたユニット数の各国の合計値をポイント化して、さらにYoutube再生回数ランキングをポイント化、また古い作品の売り上げデータが探しきれなかったため、アメリカ、イギリス、日本でのチャート順位をポイント化し追加集計を行い、その合計を合算したものになります。不定期で更新していきます。
それでは、ランキングに入ったそれぞれの楽曲を簡単ではありますが、ご紹介していこうと思います。
CHECK!!
・Aerosmithのプロフィール・バイオグラフィーまとめ
・Aerosmithのアルバム売上ランキングトップ10とおすすめ全アルバムまとめ
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The Other SideAerosmith
エアロスミスの人気曲ランキング20位は『Pump』収録の「The Other Side」。
アメリカのソングライター・プロデューサートリオのHolland-Dozier-Holland(ホーランド=ドジャー=ホーランド)が1967年にリリースされた「Standing in the Shadows of Love」との類似点を指摘したことでリリース後、クレジットに追加されました。
1993年の映画『トゥルーロマンス』でも使用されました。
『Pump』収録
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Hole In My SoulAerosmith
エアロスミスの人気曲ランキング19位は『Nine Lives』収録の「Hole In My Soul」。
Desmond Child(デズモンド・チャイルド)が制作に参加した曲で、ライブでは歌詞を一部変えて歌われていました。
『Nine Lives』収録
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Come TogetherAerosmith
エアロスミスの人気曲ランキング18位は『Aerosmith's Greatest Hits』収録の「Come Together」。
コンピレーション・アルバムのためにレコーディングされたThe Beatles(ビートルズ)のカバー。
カバーでありながらもビルボードホット100で23位を記録しています。
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What It TakesAerosmith
エアロスミスの人気曲ランキング17位は『Pump』収録の「What It Takes」。
ミュージック・ビデオはロングホーンボールルームで演奏するバンドをフィーチャーしたビデオと、「The Making of Pump」のシーンから抜粋されたビデオの2パターンが作られました。
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AmazingAerosmith
エアロスミスの人気曲ランキング16位は『Get a Grip』収録の「Amazing」。
プロのソングライターで元バンドメイトのRichie Supa(リッチー・スパ)の助けを借りて、スティーブン・タイラーによって書かれました。主に彼の生活と薬物乱用について語っています。
『Get a Grip』収録
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Livin' On The EdgeAerosmith
エアロスミスの人気曲ランキング15位は『Get a Grip』収録の「Livin' On The Edge」。
1992年のロサンゼルス暴動からインスパイアされて制作された曲。
当時のビルボード・アルバム・ロック・トラックス・チャート(現メインストリーム・ロック・チャート)では9週連続で1位を獲得しました。
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Sweet EmotionAerosmith
エアロスミスの人気曲ランキング14位は『Toys in the Attic』収録の「Sweet Emotion」。
ビルボードホット100で初めてトップ40にランクインした曲。
今作のヒットをきっかけにデビュー曲「Dream On」を再リリースしヒットさせました。
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AngelAerosmith
エアロスミスの人気曲ランキング13位は『Permanent Vacation』収録の「Angel」。
タイラーがデズモンド・チャイルドと共作したパワーバラード。
ビルボードホット100で初のトップ3入りを果たし当時最大のチャートパフォーマンスでした。
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PinkAerosmith
エアロスミスの人気曲ランキング12位は『Nine Lives』収録の「Pink」。
「ピンク」を比喩として多くの言葉を表現した曲。
ミュージック・ビデオはCGIを使用してキャラクターの顔を他の体に変形させるモーションを採用した特徴あるビデオになっています。
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Falling In Love (Is Hard On The Knees)Aerosmith
エアロスミスの人気曲ランキング11位は『Nine Lives』収録の「Falling In Love (Is Hard On The Knees)」。
制作にあたり、その数年前に見たバンパーステッカーからタイトルのインスピレーションを得て作られました。
歌詞の一部ではThe Rolling Stones(ローリング・ストーンズ)の1965年の曲「The Spider and the Fly」から引用しています。
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Walk This WayAerosmith
エアロスミスの人気曲ランキング10位は『Toys in the Attic』収録の「Walk This Way」。
ビルボードホット100では3曲目のトップ10入りを果たした曲。
ジョーイ・クレイマーによる2小節のドラムビートのイントロで始まり、ジョー・ペリーが作曲したギターのリフが特徴的な曲です。
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Janie's Got A GunAerosmith
エアロスミスの人気曲ランキング9位は『Pump』収録の「Janie's Got A Gun」。
タイラーはキーボードでメインリフを作り、ハミルトンはベースラインを作りそこから派生して制作。歌詞を完成させるのに9ヶ月かかったそうです。
第33回グラミー賞では「最優秀ロック・パフォーマンス賞ヴォーカル入りデュオまたはグループ部門」で初の受賞を果たしました。
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Dude (Looks Like A Lady)Aerosmith
エアロスミスの人気曲ランキング8位は『Permanent Vacation』収録の「Dude (Looks Like A Lady)」。
女性と間違えられた女々しい姿の男性について語られた曲。セールス面でも成功している一方でトランスフォビック(トランスジェンダー嫌悪的)として非難されるケースも多い曲です。
1993年には映画『ミセスダウト』の主題歌にも起用されました。
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JadedAerosmith
エアロスミスの人気曲ランキング7位は『Just Push Play』収録の「Jaded」。
2001年リリース。ビルボードホット100、またカナダとスコットランドでは現時点で最後にトップ10入りを果たした曲です。
日本ではアルバムプロモーションのために来日し、テレビ朝日系列「ミュージックステーション」で披露されました。
『Just Push Play』収録
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CrazyAerosmith
エアロスミスの人気曲ランキング6位は『Get a Grip』収録の「Crazy」。
タイラー、ペリー、デズモンド・チャイルドが共作したパワーバラード。
ビルボードホット100では17位、カナダで3位、アイスランドで1位を記録。フィンランドとイギリスでは、「Blind Man」とのダブルA面としてリリースされました。
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Dream OnAerosmith
エアロスミスの人気曲ランキング5位は『Aerosmith』収録の「Dream On」。
タイラーが1人で書いたパワーバラードで、リリース当初はボストンのラジオチャートでヒットしました。
バンドがブレイク後1976年に再リリースされた際にはビルボードホット100でトップ10入りを果たし、最終的にはRIAAでは400万枚に相当するヒットを記録しました。
『Aerosmith』収録
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Love In An ElevatorAerosmith
エアロスミスの人気曲ランキング4位は『Pump』収録の「Love In An Elevator」。
Bruce Fairbairn(ブルース・フェアバーン)がプロデュースしたライブで欠かせない1曲。
ビルボードホット100で5位、その他カナダ、オランダ、ニュージーランド、イギリスでトップ20入りを果たしました。
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Cryin'Aerosmith
エアロスミスの人気曲ランキング3位は『Get a Grip』収録の代表曲「Cryin'」。
ミュージック・ビデオでは当時16歳の女優Alicia Silverstone(アリシア・シルヴァーストーン)が出演。
ストーリー性のあるビデオはエアロスミスの新たな代名詞となり、1993年に最もリクエストの多かったビデオになり、MTVビデオミュージックアワードでいくつかの賞を授与しました。
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Walk This WayRUN DMC ft. Aerosmith
エアロスミスの人気曲ランキング2位はRun-DMCのアルバム『Raising Hell』収録の代表曲「Walk This Way」。
プロデューサーのRick Rubin(リック・ルービン)の提案でカバーされたものの、Run-DMCは当初シングルになるとは思ってもみなかったそうです。
結果として大ヒットし、エアロスミスにとってはカムバックのきっかけをつかみ、Run-DMCにとっては最大のチャートパフォーマンスとなりました。
※10位にもランクインしていますが集計上分けたためこのような結果となっています。
『Raising Hell』収録
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I Don't Want to Miss a ThingAerosmith
エアロスミスの人気曲ランキング1位はサウンドトラック・アルバム『Armageddon: The Album』収録の代表曲「I Don't Want to Miss a Thing」。
文句無しの首位は1998年の映画『アルマゲドン』主題歌。
楽曲はDiane Warren(ダイアン・ウォーレン)によって書かれ、ビルボードホット100では唯一となる1位を獲得(初登場1位から4週連続首位)。
第71回アカデミー賞「歌曲賞」部門にノミネートされ、ミュージック・ビデオはMTV Video Music Awardsの「ベスト・ビデオ・フロム・ア・フィルム」を受賞しました。
映画のための曲でもあることからスタジオ・アルバムには収録されておらず、2002年のコンピレーション・アルバム『O, Yeah! Ultimate Aerosmith Hits』や2023年の『Greatest Hits』などに収録されました。
『Greatest Hits』収録
エアロスミスのおすすめ曲8選
「エアロスミスを聴いたことがない」という方でも、テレビ番組でのBGMやテレビCMなどで多く耳にしたことがありそうなのが、以下の3曲。
I Don't Want to Miss a Thing
Walk This Way
Dude (Looks Like A Lady)
特に「I Don't Want to Miss a Thing」は映画『アルマゲドン』の主題歌なので、普段聴く事はなくとも耳にしたことはあるかもしれません。この辺りは一度最初から最後まで聴いてほしいおすすめの人気曲です。
その他でおすすめなのは、以下の5曲。
その他個人的に好きなのは
Cryin'
Dream On
Falling In Love (Is Hard On The Knees)
Livin' On The Edge
Hole In My Soul
この辺りがおすすめです。スティーブン・タイラーの独特な歌唱パフォーマンスをそれぞれに楽しめる作品です。
以上がエアロスミスおすすめの曲になります。
まとめ
セールスデータがもっと明確に残っていたら違う結果となったかもしれませんが、割と知名度の高い作品が多く並んだ気がします。「Walk This Way」は歴史を知る上では分けた方がいいと解釈したのでこのような形となりましたが、仮に合算で集計しても2位でした。
今回ご紹介したエアロスミスの人気曲20選は、彼らの圧倒的なカリスマ性とロック史に刻まれた名作の数々で構成されています。デビューアルバム『Aerosmith』から最新作まで、時代とともに進化し続ける彼らの音楽は、幅広いスタイルを取り入れながらも、唯一無二のロックンロールスピリットを貫いてきました。これこそが、エアロスミス最大の魅力といえるでしょう。
スティーヴン・タイラーのパワフルなボーカルと、ジョー・ペリーのギターが生み出す圧巻のサウンドで、激しいロックナンバー「Walk This Way」や「Dude (Looks Like a Lady)」を世に送り出し、ロックシーンを席巻。一方で、「I Don’t Want to Miss a Thing」や「Crazy」などのバラードでは、切なくも力強いメロディで世界中のリスナーを魅了しました。
また、RUN-D.M.C.との「Walk This Way」のリメイクによるヒップホップとの融合や、映画『アルマゲドン』の主題歌提供など、ジャンルを超えた挑戦を続けてきた彼らのキャリアは、ロックバンドとしての柔軟性と確かな実力を証明しています。フットワークの軽さこそ、長年第一線で活躍するバンドの強みの一つですね。
ロックの殿堂入り、全世界でのアルバム売上1億5,000万枚超え、そして数々の記録更新―。これらの偉業は、彼らの音楽が世代や国境を超えて、多くの人々の心に響き続けている証といえるでしょう。エアロスミスは間違いなく、今後もロックシーンを代表するバンドとして、僕たちを熱狂させ続けてくれるはずです。
参考記事
・Aerosmith - YouTube
・Aerosmith - Apple Music
・エアロスミス | Spotify
・エアロスミス - Wikipedia
・Aerosmith - Wikipedia