Taylor Swift(テイラー・スウィフト)は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州レディング出身のシンガーソングライター、プロデューサー、女優。本名はTaylor Alison Swift(テイラー・アリソン・スウィフト)。
2016年、シングル「Tim McGraw(ティム・マックグロウ)」で歌手デビュー。
日本で有名なテイラー・スウィフトの曲と言えば、やはりテラスハウスの主題歌にもなった「We Are Never Ever Getting Back Together(邦題:私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない)」や、世界中で大ヒットした「Shake It Off(邦題:シェイク・イット・オフ~気にしてなんかいられないっ!!)」辺りだと思います。
テイラー・スウィフトはカントリーシンガーからポップシンガーへの転向を遂げ、今では世界でもトップクラスのセールスを誇るスターに成長し、2024年には初めて推定資産が10億ドルを突破、ビリオネアの仲間入りを果たしました。
デビュー以来多くのヒットソングを持つアーティストのひとりです。
時代ごとに異なる魅力を持つテイラー・スウィフトの人気曲をランキング形式で振り返り、その魅力に迫ります。
テイラー・スウィフトの人気曲ランキングTOP20
人気曲ランキングはWikipediaに掲載されている出荷枚数、デジタル販売数、CD売上枚数、エアプレイなどの回数、ストリーミング(Spotify、Apple Musicなど)を元に算出されたユニット数の各国の合計値をスコア化して、さらにYouTube再生回数ランキングをポイント化し、その合計を合算したものになります。不定期で更新していきます。
それでは、ランキングに入ったそれぞれの楽曲を簡単ではありますが、ご紹介していこうと思います。
CHECK!!
・Taylor Swiftのプロフィール・バイオグラフィーまとめ
・Taylor Swiftのアルバム売上ランキングトップ10とおすすめ全アルバムまとめ
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22Taylor Swift
テイラー・スウィフトの人気曲ランキング20位は4thアルバム『Red』から「22」。
ダンスポップやバブルガムなどのポップスタイルとディスコや1990年代のロックが融合した1曲。
タイトルの「22」とは、リリース当時テイラー・スウィフトにとって22歳の時に過ごした1年が人生で最も好きな年だったためつけられたようで、多くのことを学んだとインタビューで答えています。
『Red』収録
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Our SongTaylor Swift
テイラー・スウィフトの人気曲ランキング19位はデビュー・アルバム『Taylor Swift』から「Our Song」。
高校1年生のときに出演したタレントショーのために書かれた歌で、若いカップルが自分たちの生活の日常的な出来事を利用して自分たちの曲を作るというもの。
米ビルボードのホット・カントリー・ソングス・チャートでは当時17歳で1位を獲得したシングルを単独で作曲し歌った最年少記録を作りました。
『Taylor Swift』収録
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DelicateTaylor Swift
テイラー・スウィフトの人気曲ランキング18位は『Reputation』収録の「Delicate」。
ダンスポップとトロピカルハウスの要素を取り入れたエレクトロポップのバラード。
テイラーの有名人としての活動と私生活にまつわる出来事にインスピレーションを得た歌詞は、自分の評判が芽生えつつある恋愛に影響するのではないかと思い悩む語り手の弱さを描いています。
自伝的な私生活への言及のようなストーリーを描いたミュージック・ビデオも高い人気を得ました。
『Reputation』収録
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Bad BloodTaylor Swift ft. Kendrick Lamar
テイラー・スウィフトの人気曲ランキング17位は5thアルバム『1989』から「Bad Blood」。
シングル化にあたりKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)を迎えたリミックスとしてリリースされました。
親友の裏切りから生じる恨みや怒りが表現されており、ヒップホップのスタイルを取り入れた力強い1曲。
Selena Gomez(セレーナ・ゴメス)らが出演したミュージック・ビデオは、第58回グラミー賞では最優秀ミュージック・ビデオ賞を受賞しました。
『1989』収録
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We Are Never Ever Getting Back TogetherTaylor Swift
テイラー・スウィフトの人気曲ランキング16位は4thアルバム『Red』から「We Are Never Ever Getting Back Together」。
テラスハウスの主題歌として日本でも有名な曲です。邦題は「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」。
これまでのカントリーソングからポップ調の楽曲であったことからカントリーラジオで中途半端な評価を受け、カントリーアーティストとしての地位について業界で議論が起こりましたが、9週間連続で米ビルボードのホット・カントリー・ソングス・チャートのトップの座を維持しました。
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…Ready For ItTaylor Swift
テイラー・スウィフトの人気曲ランキング15位は『Reputation』収録の「…Ready For It」。
エレクトロポップ、インダストリアルポップ、EDM、そしてダンスホールとトラップの要素を備えたプログレッシブポップソング。
Joseph Kahn(ジョセフ・カーン)監督のミュージック・ビデオはもはや映画。暗くて未来的な美学を特徴としながらSFフランチャイズ作品に敬意を表した映像になっています。
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cardiganTaylor Swift
テイラー・スウィフトの人気曲ランキング14位は『Folklore』収録の「cardigan」。
ベティという女性のナレーターの視点から、思い出の中に失われたロマンスについて語られた曲。
全米ビルボードではビルボードホット100、またアルバム『Folklore』の両方が初登場1位を獲得し、ホット100とビルボード200で同時に初登場した初のアーティストとなりました。
『Folklore』収録
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I Knew You Were TroubleTaylor Swift
テイラー・スウィフトの人気曲ランキング13位は4thアルバム『Red』から「I Knew You Were Trouble」。
魅力的だけど欠点のある人と関係を持つことについて歌われた1曲。メロディーはダンスホールの影響が見られ、加工されたボーカルはR&Bの影響を受けているようにも感じます。
米ビルボードのポップ・エアプレイ・チャートでは7週連続1位を獲得し、この人気がポップへとアーティストとしてのアイデンティティを再調整するきっかけのひとつにもなっているようです。
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I Don't Wanna Live Forever (Fifty Shades Darker)ZAYN, Taylor Swift
テイラー・スウィフトの人気曲ランキング12位はサウンドトラック・アルバム『Fifty Shades Darker: Original Motion Picture Soundtrack』収録の「I Don't Wanna Live Forever (Fifty Shades Darker)」。
2017年公開の映画『フィフティ・シェイズ・ダーカー』のテーマ・ソング。
付き合いも長く普段から仲がいいとも言われるZAYN(ゼイン)とのコラボで、ロマンチックなアプローチを交わす、官能的なエレクトロR&Bとエレクトロポップのバラードとなっています。
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Look What You Made Me DoTaylor Swift
テイラー・スウィフトの人気曲ランキング11位は『Reputation』収録の「Look What You Made Me Do」。
テイラー・スウィフト自身につきまとう評判ついて歌っており、過去の衣装を身にまとったミュージック・ビデオも話題になりました。
邦題は「ルック・ホワット・ユー・メイド・ミー・ドゥ~私にこんなマネ、させるなんて」
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Anti-HeroTaylor Swift
テイラー・スウィフトの人気曲ランキング10位は『Midnights』収録の「Anti-Hero」。
自己嫌悪と名声が彼女の幸福に与える影響に焦点を当てており、1980年代風のドラムループが特徴のポップロックとシンセポップの曲。
テイラーの知名度、名声、個人的な問題を探求しており、自分が書いた中で最も正直な曲の一つだと語っています。
『Midnights』収録
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You Need To Calm DownTaylor Swift
テイラー・スウィフトの人気曲ランキング9位は『Lover』収録の「You Need To Calm Down」。
明るい、夏らしいシンセポップとエレクトロポップの曲で、LGBTQ +コミュニティへの彼女の支持を表明していることを示した曲。
ミュージック・ビデオには当時仲が悪いとされていたKaty Perry(ケイティ・ペリー)が出演したことも大きな話題となりました。
『Lover』収録
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Wildest DreamsTaylor Swift
テイラー・スウィフトの人気曲ランキング8位は『1989』収録の「Wildest Dreams」。
ニューヨークの歌手、Lana Del Rey(ラナ・デル・レイ)の曲に似ているという指摘も話題となった歌。
Max Martin(マックス・マーティン)とShellback(シェルバック)というヒットメーカーコンビによるプロデュース作品です。
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Cruel SummerTaylor Swift
テイラー・スウィフトの人気曲ランキング7位は『Lover』収録の「Cruel Summer」。
Jack Antonoff(ジャック・アントノフ)、St. Vincent(セイント・ヴィンセント)との共作で、辛い夏の間の激しいロマンスについて語られた曲。
アルバムのリリース当初よりファンの間で人気を得ていた曲でもあり、2023年、テイラー最大規模となったツアー『The Eras Tour』のセットリストに含まれたことで大きな話題となりました。
アルバムリリースから4年を経てシングル化され大ヒット。テイラーの新たな代表曲となりました。
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LoverTaylor Swift
テイラー・スウィフトの人気曲ランキング6位は『Lover』収録の「Lover」。
テイラーいわく結婚披露宴で演奏できる時代を超越したラブソングで、アルバムのタイトルトラック。
ワルツのテンポにカントリーとインディーフォークを組み合わせ、スネアドラム、ピアノ、ピチカートストリングス、濃密なリバーブで構成されたアコースティックギター主導のバラード。
Spotifyを中心にストリーミングでの人気が高く、今なお聴かれ続けロングヒットとなっています。
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You Belong With MeTaylor Swift
テイラー・スウィフトの人気曲ランキング5位は『Fearless』収録の「You Belong With Me」。
ツアー中のバンドメンバーとそのガールフレンドとの電話を偶然耳にしたことをきっかけに書かれた曲。
ガールフレンドが彼に詰め寄った時、彼が防御的になったことを彼女は思い出し、それが冒頭の歌詞につながったそう。
「Love Story」と並び世界的大ヒットによって初期の代表曲のひとつとなりました。
『Fearless』収録
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StyleTaylor Swift
テイラー・スウィフトの人気曲ランキング4位は『1989』収録の「Style」。
元ボーイフレンド、Harry Styles(ハリー・スタイルズ)について歌ったと言われていて、ファンにとってはもはや周知の事実。
マックス・マーティン、シェルバック、アリ・パヤミとともに書かれ、エレキギターのリフや脈打つシンセサイザーも特徴的で、スローテンポながら1970年代のディスコを彷彿とさせるグルーヴ感のある曲になっています。
アルバムからのシングルがあまりにも大ヒットしているため、今作はリリース当初商業的な結果は他のシングルに比べると低いですが、ストリーミングを中心に現在も人気が高い曲です。
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Love StoryTaylor Swift
テイラー・スウィフトの人気曲ランキング3位は『Fearless』収録の「Love Story」。
ロミオとジュリエットからヒントを得て作られており、初めて世界中でヒットした初期の代表曲のひとつ。
800万枚以上のセールスを記録し、テイラー・スウィフトの2番目に売れたシングルで、ストリーミングでは3億回以上再生されています。
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Shake It OffTaylor Swift
テイラー・スウィフトの人気曲ランキング2位は『1989』収録の代表曲「Shake It Off」。
テイラー・スウィフト最大のヒット曲であり、テイラー・スウィフト最大の動画再生回数を記録している代表曲で、未だ圧倒的な人気曲です。
カントリー・ポップ・ミュージック・スタイルからの脱却が意識されたアップテンポな曲になっています。
リリース当初は全米ビルボードのカントリー・ソング・チャートに58位で初登場しましたが、カントリーからポップ・ミュージックへの移行をテイラー・スウィフト本人が認めたため、非常に異例なランクインとなりました。
米国レコード協会(RIAA)では唯一のダイヤモンド認定(1000万枚の売上に相当)を獲得しています。
邦題は「シェイク・イット・オフ~気にしてなんかいられないっ!!」
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Blank SpaceTaylor Swift
テイラー・スウィフトの人気曲ランキング1位は『1989』収録の「Blank Space」。
ビルボードホット100では当時1位だった「Shake It Off」を抑えて1位を獲得。同じアーティストが自身の歌を抑えて新曲が1位となったのはビルボードホット100チャートの歴史上初の女性となりました。
当時のインタビューでは、メディアが彼女のイメージを「クレイジーだけど魅惑的で魅力的だけどクレイジーだけど人を操る女の子」と認識していることに対する風刺的な自己言及として思い描いていたそう。
個人的に攻撃されているとは感じていたものの、「それはちょっとおかしいんじゃないか」と気づいたことがきっかけとなり、恋愛生活に対するメディアの監視が影響を与え、複数の恋愛関係を持つ軽薄な女性を描いています。
テイラー・スウィフトのおすすめ曲8選
テイラー・スウィフトの曲はランキング以外にもおすすめしたい曲がたくさんありますので、ご紹介したいと思います。
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All Too Well (10 Minute Version)Taylor Swift
おすすめ1曲目は『Red (Taylor's Version)』収録の「All Too Well (10 Minute Version)」。
恋愛の記憶を鮮明に描いた感傷的なバラード。特に「10ミニッツ・バージョン」はストーリーテリングの傑作として評価されています。
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The ArcherTaylor Swift
おすすめ2曲目は『Lover』収録の「The Archer」。
タイトルはテイラーの誕生星座である射手座に由来しており、自己不信や孤独感を率直に表現した、繊細でエモーショナルな楽曲です。
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MarjorieTaylor Swift
おすすめ3曲目は『Evermore』収録の「Marjorie」。
亡き母方の祖母であるオペラ歌手Marjorie Finlay(マージョリー・フィンレイ)への思いを綴った感動的な楽曲で、マージョリーの声も収録されています。
『Evermore』収録
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The Last Great American DynastyTaylor Swift
おすすめ4曲目は『Folklore』収録の「The Last Great American Dynasty」。
ロードアイランドの邸宅にかつて住んでいたアメリカの社交界の名士、Rebekah Harkness(レベッカ・ハークネス)の人生にインスピレーションを受けて書かれたストーリーテリングソング。
自分以外の人物に焦点を当てて書かれたという点でリリックのスキルの高さも驚かされる1曲なんですが、ファンは2人とも富を持ち、恋愛関係について常に監視されていたという点で共通点があると見ているようです。
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Champagne ProblemsTaylor Swift
おすすめ5曲目は『Evermore』収録の「Champagne Problems」。
準備ができていないという理由で恋人の真剣なプロポーズを断った悩めるガールフレンドの視点から書かれた感傷的なバラード。
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Enchanted (Taylor's Version)Taylor Swift
おすすめ6曲目は『Speak Now (Taylor's Version)』収録の「Enchanted (Taylor's Version)」。
恋に落ちた瞬間の魔法のような感情をドラマチックに表現した楽曲で、ストリーミングでは根強い人気を誇っています。
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I Can Do It with a Broken HeartTaylor Swift
おすすめ7曲目は『The Tortured Poets Department』収録の「I Can Do It with a Broken Heart」。
日本でも公演が行われたツアー『The Eras Tour』の初期に個人的な困難を乗り越えながら、テイラーの忍耐力とプロ意識について歌った曲です。
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AugustTaylor Swift
おすすめ8曲目は『Folklore』収録の「August」。
名前のない女性の語り手が、ベティとのつかの間の夏の恋の後に和解した17歳の少年ジェームズに対する悲しみを表現した曲。
「Cardigan」「Betty」に並びジェームズ、ベティ、オーガスティンの三角関係を描いた楽曲で高い人気を得ています。
以上がテイラー・スウィフトおすすめの曲になります。もちろん他にも多くの名曲がありますので、あまり聴いたことがない方はこれらの曲をきっかけに是非アルバムを聴いてみてください。
まとめ
売上だけでは「Shake It Off」が圧倒的1位でしたが、「Blank Space」はストリーミングでの人気が今でも高く、今回は総合的に上回りました。「Taylor's Version」のリリースもあって過去の楽曲も未だに聴かれていることから、次回の集計では又大きく順位が変わってくるかもしれません。
今回ご紹介したテイラー・スウィフトの人気曲20選は、彼女の卓越したソングライティングと圧倒的な表現力を象徴する名曲ばかりです。
テイラー・スウィフトの音楽が世界中のリスナーを惹きつける理由は、彼女の繊細かつ力強い歌詞とストーリーテリングにあります。デビュー・アルバム『Taylor Swift』から最新作に至るまで、彼女の楽曲はジャンルを超えて進化しながらも、一貫して自身の人生や感情をリアルに描き続けています。
鮮やかなメロディと詩的な歌詞が融合し、「Love Story」や「You Belong with Me」では青春の甘酸っぱい恋を、「All Too Well」では別れの痛みを、「The Archer」や「Anti-Hero」では自己との葛藤を表現するなど、彼女の音楽は多くの人々の心に深く響きます。
テイラー・スウィフトは、音楽業界で数々の記録を打ち立て、その才能と影響力を確かなものにしてきました。アルバム総売上は1億2,000万枚を超え、ジャンルを超えて進化を続けながらも、心に寄り添う歌詞と時代を超えるメロディで世界中のファンを魅了し続けています。彼女の音楽は、これからも多くの人々の人生に寄り添い、新たな感動を届けていくでしょう。
参考記事
・Taylor Swift - YouTube
・Taylor Swift - Apple Music
・テイラー・スウィフト | Spotify
・テイラー・スウィフト - Wikipedia
・Taylor Swift - Wikipedia