【2021年の洋楽振り返り】編集部が選ぶ2021年のおすすめ曲20選

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洋楽コラム

洋楽まっぷ編集部が選ぶ2021年のおすすめ曲20選をそれぞれご紹介しながら、2021年の洋楽事情を振り返ってみたいと思います。

世界的なパンデミックから1年が経過し、海外では少しずつライブが再開されるようになりましたが、アーティストの来日公演が本格的に行われるようになるにはまだまだな現状です。

しかし2022年からは多くのアーティストがワールドツアーを予定しており、日本での公演も実現できるようになるまで世界の状況が改善してくれることを願うばかりです。

2021年の洋楽振り返り

まずはメジャーなところを振り返ってみると、今年は何と言ってもOlivia Rodrigo(オリヴィア・ロドリゴ)が大活躍した1年だったのではないでしょうか。

オリヴィア・ロドリゴは1月にリリースしたデビュー・シングル「Drivers License(ドライバーズ・ライセンス)」が全米ビルボードホット100で8週連続1位を獲得し、Spotifyでは2021年に世界で最も聴かれた楽曲となりました。

そして3枚目のシングル「good 4 u(グッド・フォー・ユー)」がその人気に迫るヒット曲となり、デビューアルバム「Sour(サワー)」は2021年に世界で最も再生されたアルバムとなっています。

世界的に見ても多くの国で成功した1年でしたが、ディズニーチャンネル「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」での活躍や、幼いころから作曲活動をしてきた成果によるもので、今後も人気は続くと言えるでしょう。

そしてアメリカではオリヴィア・ロドリゴが「Drivers License」で1位を取り続けてる間、同じ日にリリースされアルバムチャートで1位を取り続けていたMorgan Wallen(モーガン・ウォーレン)にとっても飛躍の年となりました。

カントリー・アルバム「Dangerous: The Double Album」は10週連続1位を獲得し、ビルボードのアルバムチャート、ビルボード200で年間1位を獲得。そして未だトップ10をキープしている大ヒットとなっています。

また今年は世界的に知名度の高いアーティストの新作が次々とリリースされたことも特徴的な1年でした。

特に昨年のパンデミックの影響で発売が延期となったケースもあれば、パンデミックをきっかけに新作を作ったケースもあり様々。

その中で特に特徴的だったのがTaylor Swift(テイラー・スウィフト)で、Scooter Braun(スクーター・ブラウン)が自身の過去の音源の原盤権を買収・売却したことをきっかけに、デビューから2018年のレーベル移籍までにリリースした6作のアルバムの再レコーディングすることを発表してから今年「Fearless」、「Red」の2枚をリリース。再発盤にも関わらず当時の未収録曲なども追加されどちらも大ヒットを記録しました。

他にも6年ぶりにリリースしたAdele(アデル)はすぐに100万枚以上のセールスを記録したり、Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)Ed Sheeran(エド・シーラン)も久々の新作アルバムをリリース。またABBA(アバ)が40年ぶりとなる新作アルバムを発表するなど、なぜか今年に多くのリリースが集中しました。

シングルでは昨年同様TikTokをきっかけにバイラルヒットを記録したアーティストも多く登場しましたが、今年は特に知名度のあるアーティストの曲が多く使用される傾向にあり、TikTokでバイラルとなったことで更にヒットするようなケースも見られました。わかりやすくヒットしたのがDua Lipa(デュア・リパ)The Kid LAROI(ザ・キッド・ラロイ)などかもしれません。

そしてヒットの法則としてもうひとつ特徴的なのが、ポップスに分類される曲のヒットが多かったこと。わかりやすいところでは今年アルバムもリリースしているDrake(ドレイク)は年間チャートの常連でもあったんですが今年はトップ10入りできませんでした。

またDaBaby(ダベイビー)は音楽フェスでのパフォーマンス中でのヘイト発言がきっかけで、Travis Scott(トラヴィス・スコット)は観客がステージに殺到する大事故が起きたことがきっかけで、それぞれその後の活動に影響を与えています。起きたことはそれぞれ異なりますが、知名度の高いアーティストがこのような形で活動規模が縮小するケースも目立った1年となりました。

総合的にはパンデミックが昨年よりは落ち着いたことで多くのアーティストが再び活動できるようになってきてた1年だったと思います。そして生配信するケースも増えたことで日本でも海外のパフォーマンスを画面越しではありますが生で見られる機会も増えた1年だったと言えるでしょう。来年はやはりワールドツアーが決まってるアーティストも、そうではないアーティストも来日公演が行えるような状況になってほしいですね。

それでは次に洋楽まっぷ編集部が選ぶ2021年のおすすめ曲を10曲ご紹介いたします。

ヒット曲から是非聴いてほしい曲まで厳選しましたので、もし知らない曲があればこの機会に楽しんでみてください。

洋楽まっぷ編集部が選ぶ2021年のおすすめ曲20選

1. Doja Cat - Kiss Me More ft. SZA

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Doja Cat(ドージャ・キャット)はヒップホップじゃないと言った騒ぎが一時期出てしまうほどシンガーとしての実力も高く、日本流に表現すれば「二刀流」の数少ないアーティストだと思います。その良さが出てるこの曲はSZA(シザ)とのコンビネーションも最高で、楽曲そのものにあるレベルの高さを自然にこなす2人の実力がわかる1曲です。

2. The Kid LAROI, Justin Bieber - STAY

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ベタですがやっぱりかっこいい曲ですね。どこかThe Weeknd(ザ・ウィークエンド)の「Blinding Lights」を意識したような印象も受けますがこの曲を再生すると一気にモチベーションが上がり元気をくれます。わずか2分30分程度の短さなのも物足りなさからループしてしまうのが狙いとしか考えられず、正に狙って当てたヒット曲だと思います。

3. Mimi Webb - Good Without

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Mimi Webb(ミミ・ウェッブ)は比較的早い段階から取り上げてきましたが、やはりこの曲のコーラス部分、一見強引とも感じ取れるメロディの運びが非常にクセになる良曲であり、わかりやすいポップスのひとつの形が出来上がっているものと思います。まだ知らない方には是非おすすめしたい1曲です。

4. J. Cole - i n t e r l u d e

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J. Cole(J.コール)の最新アルバムからのリードシングル。メロディックなのにメッセージ性が強い曲。特に「トラブルに巻き込まれないようにしなければならない」という歌詞は普通に生活してるだけではなかなか体感できない感情で、ただ海外では普通の暮らしがしたいだけなのにそうはいかない国もあり、そういったことを考えさせられます。

5. Måneskin - ZITTI E BUONI

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一度聴いたらみんな好きになると言っても決して大げさではないMåneskin(マネスキン)。実際ユーロビジョンで優勝してからの人気がすさまじいことになっています。全編英語詞の「I Wanna Be Your Slave」もかっこいいですが、言語の縛りがなければ断然こっちのほうがかっこいい1曲です。

6. Holly Humberstone - The Walls Are Way Too Thin

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Holly Humberstone(ホリー・ハンバーストーン)はまだ商業的成果を出していませんが、間違いなく次世代を担うミュージシャンの一人です。特に日本で人気の出そうな楽曲も多く、中でも今作は既にご存知の方もいると思いますがかなりの良曲です。こういったミュージシャンが今年は多かった印象があります。

7. Anne-Marie x KSI x Digital Farm Animals - Don't Play

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Anne-Marie(アン・マリー)はコラボでより輝くアーティストなんじゃないかと感じてしまうほど。案の定というわけではないですが全英チャートでは上位にランクインしました。ソロの時はより突き詰めたサウンドが中心になっているのでそのバランスがいいのかもしれません。

8. Bruno Mars, Anderson .Paak, Silk Sonic - Leave the Door Open

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こんなはっきりと60年代70年代を意識したサウンドを今改めて作るとは思いませんでした。これはもう曲作りの時点で楽しくてしょうがなかったんじゃないでしょうか。そう思えるほど詰め込めるものすべてを詰め込んだ作品になっています。正に渾身の1曲。盛り上げてからのコーラス、そしてドラム、近年あまりないフェイドアウトでの終わり等々数えればキリがありません。

9. Tove Styrke - Start Walking

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スウェーデンのシンガー、Tove Styrke(トーヴェ・スティルケ)の最新曲。どこか懐かしいサウンドなのが印象的で、1度聴いただけで何度もループしたくなる衝動にかられてしまう曲です。好みの問題もあるかもしれませんが、今年はこういったテンポの曲が特に多い印象を少しだけ受けました。

10. Elton John, Dua Lipa - Cold Heart (PNAU Remix)

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ディスコサウンドとサンプルな構成の中にDua Lipa(デュア・リパ)がアクセントを加えた1曲。しっかりと聞き込めるのに何度でもループできる曲だと思います。少しだけデュア・リパの方がメインの曲のようにも感じ取れてしまいますが、ゲスト扱いではないのでこのバランスが正解なのかもしれません。

11. Claire Rosinkranz - Frankenstein

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Claire Rosinkranz(クレア・ロージンクランツ)の6曲入りEPからのシングル。冒頭のメロディで引き込まれること間違いなし。10秒後のドラムの音を聞いた時点でこの類のジャンルが好きな方は1発で良曲だと言えると思います。

12. Drake - What's Next

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Drake(ドレイク)は今作を含む3曲入りEPをリリースし、ビルボードホット100では初登場でトップ3を独占するという歴史的快挙を成し遂げました。しかし今作はあまりヒットはせず。個人的にはこのサウンドかなり好きなのでおすすめしたい1曲です。

13. Galantis, David Guetta & Little Mix - Heartbreak Anthem

YouTubeGalantis, David Guetta & Little Mix - Heartbreak Anthem - YouTube

Galantis(ギャランティス)とDavid Guetta(デヴィッド・ゲッタ)のコラボにLittle Mix(リトル・ミックス)が参加した曲。シンプルなのにカッコいい曲で、ボーカルパフォーマンスが曲の良さをさらに引き立ててる1曲でおすすめです。

14. Central Cee - Obsessed With You

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Central Cee(セントラル・シー)のヒット曲。注目度の高いイギリスのラッパーで、サンプリングがいいっていうのもあって選定しました。サンプリング元はPinkpantheress(ピンクパンサレス)の「Just for me」という曲。

15. Pinkpantheress - Just for me

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そのサンプリング元は今年リリースされたシングルでした。大学に通いながら投稿していたTikTokがバズってメジャーデビューしたばかりのアーティスト。今作もTikTokでバイラルヒットとなりました。

16. Sam Fender - Seventeen Going Under

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現在もヒット中のSam Fender(サム・フェンダー)の1曲。少し太めの声なのにハイトーンのボーカル、インディー・ロックに分類されてる割にはポップスの要素も多くある伸びやかで聞きやすい1曲です。

17. Summer Walker - Ex For A Reason ft. JT From City Girls

YouTubeSummer Walker - Ex For A Reason ft. JT From City Girls - YouTube

最新の音なのになぜか2000年代初頭を思い出させてくれるサウンド。ゆるやかなメロディがそうさせてると言えますが、これこそがSummer Walker(サマー・ウォーカー)の魅力なのかなと思う1曲です。

18. Olivia Rodrigo - good 4 u

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この曲が音楽チャートで成功したというのが大きな変化のひとつだと思ってまして、もちろん彼女の人気という部分もありますが、このジャンルがヒットしたことはロック、パンク、グランジなど他のアーティストにも大きな影響を与えているはずです。

19. WILLOW, THE ANXIETY, Tyler Cole - Meet Me At Our Spot

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ウィル・スミスの娘としても知られるWILLOW(ウィロー)とTyler Cole(タイラー・コール)のコンビ。淡々と進むベースにこのメロディはデュエットとしては今年トップクラスにいい曲だと思います。

20. P!NK - All I Know So Far

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メロディやコーラス、そして歌唱パフォーマンスだけ聞くとP!nk(ピンク)らしさ全開の1曲ですが、アコースティックベースなのがめずらしく、これまでのパンク寄りなサウンドじゃなくて大人になったと勝手に解釈することでより進化や変化を堪能できる曲です。個人的にはかなり好きな曲です。

洋楽まっぷ編集部が選ぶ2021年のおすすめシングルおまけ

2021年リリースを対象としましたが、中には去年またはそれ以前にリリースされていて今年ヒットした曲もあります。その中で一番オススメしたい曲がこちら。

Giveon - Heartbreak Anniversary

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Giveon(ギヴィオン)の歌唱力ハンパないですね。こういったスローテンポな曲ここまでマッチするアーティストもなかなかいないのではないでしょうか。しかもまだ26歳。今後さらに飛躍すること間違いなしのアーティストです。

まとめ

ストリーミングサービスの多様化で多くのジャンルの曲が聴けるようになっているので、もちろん好みの問題もありますが20曲選んでみました。気に入った曲が見つかれば嬉しいです。そして2021年の洋楽も振り返ってみましたが、それぞれのジャンルに特化して掘り下げてはいないものの、海外の音楽市場としての動きが少しだけ伝わったかと思います。何よりもパンデミックによって大きく変わった業界のひとつでもあるので、来年はどんなことが起こるのかにも注目となります。

以上、【2021年の洋楽振り返り】編集部が選ぶ2021年のおすすめ曲20選でした。

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WRITER

酒井裕紀

洋楽まっぷ管理者。米・英の音楽チャートなどのデータを好み、70年代から最新の洋楽までヒット曲なら幅広い知識を持つ。時代毎の良さがある洋楽の魅力を少しでもわかりやすくご紹介できればと思います。