【洋楽】唸れギター!80年代に発売された北欧メタルアルバム5選

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洋楽コラム

北欧メタル黄金時代と呼ばれた1980年代。ヨーロッパの大ヒットにより、北欧のみならず世界的に注目を集めるようになった北欧メタルは多くの優れたバンドがデビューしました。今回の記事では前回の記事から引続き私がおすすめしたい80年代に発売された北欧メタルアルバムを5枚紹介していきます。

【洋楽】唸れギター!80年代に発売された北欧メタルアルバム5選

1・Under the Sign of the Black Mark(Bathory)

Bathory – One Rode To Asa Bay – YouTube

Bathory(バソリー)はフィンランド発のメタルバンド。北欧最初期のブラックメタルと言われた前衛的な演奏と時代を感じさせない美しいスクリームが特徴。当時の録音技術の問題でノイズが混じってしまうことすら味と感じさせてしまうダーティーなサウンドと傍若無人なギタープレイ、なおかつ重低音に寄りすぎていないネイキッドなギターサウンドは現代のバンドでは出せない独自性があります。楽曲も純粋なブラックメタルから北欧感の強いフォークまで様々なバリエーションがあり、アルバムによって特色の異なる聴き手を飽きさせないバンドとなっています。

2・Death Or Glory(Heavy Load)

Heavy Lord – Balls To All – YouTube

Heavy Load(ヘヴィ・ロード)はスウェーデン発のメタルバンド。最初期のヴァイキングメタルとも言われる重厚なコーラスと男らしいボーカルとケルト感のあるメロディラインが特徴。情熱的なメロスピ風のギターソロとフラメンコ風のフレーズなど国際色豊かな音楽性は時代を感じさせない魅力があるバンドとなっています。

3・Mellisa(Mercyful Fate)

Mercyful Fate – Witches’ Dance – YouTube

Mercyful Fate(マーシフル・フェイト)はデンマークのメタルバンド。ヘビーになり過ぎない硬派な音作りと美しいシャウトなど純度の高いメタルサウンドが特徴。現代のメタルにも通じる展開の多さやクラシック風の楽曲、バラードなど1枚のアルバムの中で様々なバリエーションの楽曲が収録されており、40年前に発売されたとは思えない引き出しの多いバンドとなっています。

4・SHAKIN’ BRAINS(SILVER MOUNTAIN)

Silver Mountain Breakin Brains 2012 – YouTube

SILVER MOUNTAIN(シルバー・マウンテン)はスウェーデン発のメタルバンド。ネオクラシカルメタル風の高速ギターソロと当時ではかなりのBPMの高い楽曲が特徴。クラビ風のシンセサイザーやオルガン、教会旋法を使用したクラシックのような雰囲気の楽曲や硬派なヘヴィメタルの楽曲など楽曲内での構成やアルバム全体の楽曲構成の技術力が高いバンドです。

5・Ready For The Taking(Treat)

Treat – Ready For The Taking – YouTube

Treat(トリート)はスウェーデン発のメタルバンド。美しいメロディラインとハードなギターサウンドが特徴的。UKロックを踏襲したギターリフと北欧らしさを十分に感じられるメロディライン、シンプルながら要点を捉えたギターソロなどコンパクトにまとまりつつもスケール感を感じるバランス感覚の優れたバンドと言えます。

まとめ

80年代発売の北欧メタルアルバムを紹介させていただきました。楽曲構成や音作りなどが70年代の北欧メタルからテクニカルに変化しながらも、クラシカルなメタルの雰囲気を残したハイブリットな魅力がある年代だと私は感じています。この機会に80年代の北欧メタルを聴いてみてはいかがでしょうか。

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WRITER

ライターの神田川です。バリ島まで本場のケチャを観に行きたい。

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