本来であればもっと売れていいと感じる編集部厳選のおすすめ洋楽シリーズ第6弾。
第5弾は昨年の8月に投稿したのですが、そちらでご紹介した「BIRDS OF A FEATHER」、「Die With A Smile」が未だにヒットしており、特に「Die With A Smile」に至ってはビルボード・ジャパンの洋楽チャート(Hot Overseas)でも今なお上位にランクインしています。
ブルーノ・マーズだけで言えば「APT.」も世界はもちろん日本でも人気を得ましたし、久しぶりに誰もが聴いたことがあるような洋楽ヒット曲が生まれたのではないかと感じます。
しかし洋楽全体を通してはまだまだ近年の細分化傾向の影響もあって、誰もが聴くようなヒット曲が減少しています。
世界のヒットチャートではトップ10入りしてても日本では?と感じる今日この頃。
ラジオのチャートでは上位にランクインする洋楽もある中、ビルボードのジャパンホット100などにはなかなか入ってこなくなってしまっている洋楽の現状に、少しでも興味をそそるような洋楽をご紹介できればと思います。
当たり前のように聴いてる人もいると思いますが、最近の洋楽をあまりご存じない方は是非ご覧頂き、一度聴いてみてください。
もっと売れていい洋楽おすすめ4選
luther / Kendrick Lamar & SZA
Kendrick Lamar & SZA - luther - YouTube
「luther」はケンドリック・ラマーとシザのコラボ曲で、ルーサー・ヴァンドロスとシェリル・リンの1982年の曲「If This World Were Mine」をサンプリング。
もちろん知ってる方にとってはヒットしてる曲なんですが、「Die With A Smile」くらい、またはそれ以上に広まっても不思議ではない名曲だと思います。
If it was up to me
I wouldn't give these nobodies no sympathy
I'd take away the pain, I'd give you everything
I just wanna see you win, wanna see
(If this world were mine)わたし(俺)次第だったら
あの何てことない人たち同情なんてしないのに
あなた(君)の痛みを取り除いて、あなた(君)が必要なもの全てを与えるよ
あなた(君)が勝つ姿が見たい、見たいのよ(見たいんだ)
この世界がわたしのものだったら
よくある説明では「現代的なR&Bとヒップホップを融合させ、1980年代のR&Bやフリースタイル音楽の要素も取り入れてた曲。」とされています。何より耳心地の良さが飽きさせない1曲ですね。
タイトルはルーサー・ヴァンドロスへの経緯と見られますが、楽曲そのものも現代的なサウンドとクラシックな要素が融合させることでサンプリング元の楽曲にも十分な敬意を表してるように感じます。
・ストリーミングで聴く
Ordinary / Alex Warren
Alex Warren - Ordinary - YouTube
カリフォルニア出身のシンガーソングライター、アレックス・ウォーレンの最新曲。
You're taking me out of the ordinary
I want you laying me down 'til we're dead and buried
On the edge of your knife, staying drunk on your vine
The angels up in the clouds are jealous knowing we found君は僕をありふれた日常から連れ出してくれる
死んで土に還るその時までずっと君に抱かれていたい
君のナイフの刃先ギリギリで、君という葡萄の蔓(つる)に酔いしれて
空の上の天使たちでさえ僕らが見つけたものに嫉妬してる
「人生を特別なものにしてくれる」誰かを愛する気持ちを歌った1曲。シンプルなピアノが軸になりながらも何度も重ねて録音されたコーラスによって壮大さも印象的。
最初はアリシア・キーズの「If I Ain't Got You」がどうしてもよぎってしまうかもしれませんが、インスパイアされたのか偶然こうなったのか、特に言及はされていません。
ただ曲としては大ヒットしてもおかしくないくらいの名曲だと思います。
・ストリーミングで聴く
Anxiety / Doechii
ドーチが2019年にYouTubeで公開した曲なんですが、TikTokで人気化したことを受けて今年正式にリリースされた曲です。当時の音源とリリース版は若干ですが歌詞が変わっています。
Anxiety
Keep on trying me
I feel it quietly, tryna silence me, yeah
Anxiety, shake it off of me
Somebody's watching me
It's my anxiety, yeah“不安”が押し寄せてくる
静かに感じている、私を黙らせようとする
“不安”を振り払って
誰かに見られている
私の“不安”に
彼女自身の不安や内面の葛藤を深く掘り下げながら歌っていますが、キャッチーすぎるのも特徴で、ラッパーでありシンガーである表現力の幅広さもあるので「聴きやすいのに刺さる」絶妙なバランスを持ち合わせていると思います。
ゴティエの2011年のヒット曲「Somebody That I Used to Know」をサンプリングしてますが、サンプリングと言うよりサウンドはほぼ同じような構成で、後半では自身のコーラスでより重圧なものになってます。
すでに人気もあると思いますがもっと幅広く聴かれてもいいのでは?と思う1曲です。
・ストリーミングで聴く
Sorry I'm Here for Someone Else / Benson Boone
Benson Boone - Sorry I'm Here For Someone Else - YouTube
ラストはコーチェラも話題になったベンソン・ブーンの最新シングル。
I'm sorry I'm here for someone else
it's good to see your face
And I really hope you're doing well
I hope you're doing wellごめん、今日は他の人に会いに来たんだ
でも、君の顔が見られて嬉しいよ
本当に、元気でいてくれてたらいいな
元気でいてくれることを願ってるよ
過去の恋人との偶然の再会と、それによって揺れ動く感情が描かれた1曲。何より驚くのが大ヒット曲「Beautiful Things」とは全くイメージの違うサウンドの中で歌ってるという点でしょうか。
シンセサイザーを用いているのは曲作りの際にプロデューサーのジェイソン・エヴィガンがアップテンポで弾き始めたことがきっかけ。そしてポップ・ロックサウンドが完成したそう。
80年代のシンセポップやポップ・ロックのエッセンスを現代風にアレンジしたようなサウンドがカッコよく、ベンソン・ブーンの新たな面が見える曲になっていると思います。
もちろん洋楽チャートやラジオなどで聴かれてはいますが、もっと多くの人に届いてほしい曲です。
・ストリーミングで聴く
まとめ
今回ご紹介した4曲は、洋楽をこまめに聴いてる方はすでに知ってるかと思いますが、どれも今くらいの認知で終わってしまうには非常にもったいないと思う曲ばかりです。
気になった曲がありましたら是非SpotifyやApple Musicなどのストリーミング・サービスで聴いてみてください。
以上、「もっと売れていい洋楽おすすめ4選(PART6)世界で人気の高いヒット曲」でした。
もっと売れていい洋楽シリーズ
・もっと売れていい洋楽おすすめ4選(PART5)どこか懐かしさのある世界で今人気の高い新曲
・もっと売れていい洋楽おすすめ4選(PART4)世界で人気の高い新曲
・もっと売れていい洋楽おすすめ4選(PART3)この夏に向けて聴きたい世界で人気のヒット曲
・もっと売れていい洋楽おすすめ4選(PART2)今、世界のチャートで人気のヒット曲
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