Oasis(オアシス)の人気曲ランキングTOP20と編集部厳選のおすすめ曲をご紹介。
オアシスはイギリス・マンチェスター出身のロックバンドで、1990年代にブリットポップブームを牽引したイギリスのロックバンドで世界的に大きな影響を与えました。
ベーシストのPaul "Guigsy" McGuigan(ポール・"ギグジー"・マッギーガン)、ギタリストのPaul "Bonehead" Arthurs(ポール・"ボーンヘッド"・アーサーズ)、ドラマーのTony McCarroll(トニー・マキャロル)、Chris Hutton(クリス・ハットン)のボーカルで構成された初期のグループ、The Rain(ザ・レイン)から発展しました。
ポール・アーサーズがクリス・ハットンに不満を持っていたため、クビにして代わりに加入したのが知人のLiam Gallagher(リアム・ギャラガー)。
リアム・ギャラガーは、ギャラガー兄弟の寝室に貼ってあったオールダムのインディー・ロックバンド、Inspiral Carpets(インスパイラル・カーペッツ)のツアーポスターに触発されて、バンド名をOasis(オアシス)に変更することを提案し、改名します。
当時、音楽関係の仕事をしていたリアムの実兄Noel Gallagher(ノエル・ギャラガー)が後に加入。
全世界でのトータルセールスは7,000万枚以上を記録している一方で、バンドの核であったギャラガー兄弟の仲の悪さを示すエピソードも多く聞かれたバンドですが、2025年に再結成ツアー『Oasis Live '25 Tour』が開催中。
オアシスの人気曲ランキングTOP20
人気曲ランキングはWikipediaに掲載されている出荷枚数、デジタル販売数、CD売上枚数、エアプレイなどの回数、ストリーミング(Spotify、Apple Musicなど)を元に算出されたユニット数の各国の合計値をポイント化して、さらにYoutube再生回数ランキングをポイント化、また古い作品の売り上げデータが探しきれなかったため、アメリカ、イギリス、日本でのチャート順位をポイント化し追加集計を行い、その合計を合算したものになります。不定期で更新していきます。
それでは、ランキングに入ったそれぞれの楽曲を簡単ではありますが、ご紹介していこうと思います。
CHECK!!
・Oasisのプロフィール・バイオグラフィーまとめ
・Oasisのアルバム売上ランキングトップ10とおすすめ全アルバムまとめ
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Let There Be LoveOasis

オアシスの人気曲ランキング20位は6thアルバム『Don't Believe the Truth』から「Let There Be Love」。
デモセッションの海賊版は2000年の初めにインターネットにリークされ、2005年にリリース。
リードボーカルにリアムとノエルをフィーチャーした4番目のオアシスの曲としてヒットしました。
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The Hindu TimesOasis

オアシスの人気曲ランキング19位は5thアルバム『Heathen Chemistry』から「The Hindu Times」。
ノエルがチャリティーショップで目にしたTシャツに書かれていた文字をヒントにタイトルがつけられるも、歌詞はその意味と全く関係のないものに。
ミュージック・ビデオはインドのニューデリーで撮影される予定でしたが計画は白紙となり、アビーロード・スタジオで撮影されました。
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Little By LittleOasis

オアシスの人気曲ランキング18位は5thアルバム『Heathen Chemistry』から「Little By Little」。
バンドにとって唯一、「She Is Love」との両A面シングルとしてリリースされ、美術家のRobert Indiana(ロバート・インディアナ)の「Love」をオマージュしたジャケットも話題に。
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SongbirdOasis

オアシスの人気曲ランキング17位は5thアルバム『Heathen Chemistry』から「Songbird」。
この曲はリアムの当時の婚約者Nicole Appleton(ニコール・アップルトン)へのオマージュとして書かれ、リアムが書いた曲が初めてシングルリリースされました。
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Go Let It OutOasis

オアシスの人気曲ランキング16位は4thアルバム『Standing on the Shoulder of Giants』から「Go Let It Out」。
Dr. John(ドクター・ジョン)の1968年の曲「I Walk on Gilded Splinters」のドラムがサンプリングされており、ノエルが「現代のビートルズのように聞こえるのに最も近い」と説明した曲。
ボーンヘッドとギグジーがレコーディング中に脱退したため、ノエルがあらゆる楽器を担当しています。
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LylaOasis

オアシスの人気曲ランキング15位は6thアルバム『Don't Believe the Truth』から「Lyla」。
2代目のドラマーAlan White(アラン・ホワイト)脱退後初のシングルで、リンゴ・スターの息子としても知られるZak Starkey(ザック・スターキー)が参加した作品。
曲を書いたノエル・ギャラガーは、「特にポゴイング用に設計された」、「迷惑なキャッチー」、「“Roll with It”以来最もポップなもの」とさまざまに表現しています。
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The Importance Of Being IdleOasis

オアシスの人気曲ランキング14位は6thアルバム『Don't Believe the Truth』から「The Importance Of Being Idle」。
日本ではイントロの一部が水戸黄門の主題歌に似てると騒がれたこともありますが、2009年に解散するバンドにとって最後の英国1位を獲得した曲です。
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All Around The WorldOasis

オアシスの人気曲ランキング13位は3rdアルバム『Be Here Now』から「All Around The World」。
この曲はノエルが最初に書いた曲の1つであり、これまでに書いた中で最高の曲の1つであると評した曲。
1992年にはボードウォーククラブでバンドがリハーサルを行ったセッションが録音されていますが、贅沢な方法で曲を制作する余裕ができるまで待ちたかったらしく初期の作品には登場しませんでした。
『Be Here Now』収録
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Roll With ItOasis

オアシスの人気曲ランキング12位は2ndアルバム『(What's the Story) Morning Glory?』から「Roll With It」。
Blur(ブラー)のシングル「Country House」と同じ日にリリースされ、The Battle of Britpop(ブリットポップの戦い)としてイギリスで大きな話題となった曲。
特にイギリス社会は階級によって分断されるため「労働者階級」のオアシスと「中産階級」のブラーの対比は夕方のニュースで取り上げられるほどでした。
結果的には「Country House」が274,000枚、「Roll With It」が216,000枚を売り上げ2位となりました。
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Some Might SayOasis

オアシスの人気曲ランキング11位は2ndアルバム『(What's the Story) Morning Glory?』から「Some Might Say」。
バンドにとって初の全英シングルチャート1位を獲得した曲としても知られています。
Grant Lee Buffalo(グラント・リー・バッファロー)の1993年の曲「Fuzzy」にインスパイアされて製作されており、初代ドラマーのTony McCarroll(トニー・マッキャロル)が最後に参加した曲です。
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Cigarettes & AlcoholOasis

オアシスの人気曲ランキング10位はデビュー・アルバム『Definitely Maybe』から「Cigarettes & Alcohol」。
労働者階級の生活の平凡さと一見無駄な性質への救済策として、タバコ、アルコール、および他の薬物の固有の魅力を宣言した曲。
オアシスが盗作で告発された2番目のケースとなった曲としても知られています。
『Definitely Maybe』収録
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D'You Know What I Mean?Oasis

オアシスの人気曲ランキング9位は3rdアルバム『Be Here Now』から「D'You Know What I Mean?」。
オアシスの曲では初めて大々的にエレクトロニクスサウンドが導入されており、モールス信号はビートルズの「Strawberry Fields Forever」からインスパイアされたそうです。
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WhateverOasis

オアシスの人気曲ランキング8位はコンピレーション・アルバム『Time Flies... 1994–2009』に初めて収録された「Whatever」。
クリスマス時期にリリースされ、ストリングスはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団が演奏。日本では何度もテレビCMで使用されており、最も有名な曲のひとつとして知られています。
イギリスのミュージシャン、Neil Innes(ニール・イネス)は、彼の曲「How Sweet to BeaIdiot」の一部を借りたと主張してバンドを訴え、作詞作曲のクレジットに追加されました。
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Stop Crying Your Heart OutOasis

オアシスの人気曲ランキング7位は5thアルバム『Heathen Chemistry』から「Stop Crying Your Heart Out」。
2004年の映画『バタフライ・エフェクト』の主題歌としても知られており、「Don't Look Back in Anger」ともよく比較される曲。
イギリスでは2009年に解散するバンドにとって最後のプラチナ認定を受けたヒット曲です。
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Stand By MeOasis

オアシスの人気曲ランキング6位は3rdアルバム『Be Here Now』から「Stand By Me」。
ノエルが最初にロンドンに引っ越した際に、母親のペギーにきちんと食事を摂っているか繰り返し聞かれたため自炊をし始めたが、そのせいで食中毒になってしまったときにこの曲を書いたと述べています。
繰り返されるコーラスの歌詞の箇所はMott The Hoople(モット・ザ・フープル)の1970年の曲「すべての若き野郎ども」に似ていることも有名。
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Live ForeverOasis

オアシスの人気曲ランキング5位はデビュー・アルバム『Definitely Maybe』から「Live Forever」。
全英シングルチャートではオアシスにとって初のトップ10入りを果たし、10位にランクインした曲。
ノエルはオアシス加入前、故郷のマンチェスターにある建築会社で働いてたとき事故で足を怪我してしまい、仕事ができず時間があったある日、The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)の「Shine a Light」を聴いていた時に弾いていたギターのコードがハマりインスパイアされて作られました。
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SupersonicOasis

オアシスの人気曲ランキング4位はデビュー・アルバム『Definitely Maybe』から「Supersonic」。
リバプールのピンクミュージアムレコーディングスタジオで1日で作成および録音されたデビュー曲。
元々デビュー曲候補だった「Bring It On Down」を録音するために集まったもののうまくいかなかったため、それまで行っていたジャムセッションを元に急きょ作られた曲です。
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Champagne SupernovaOasis

オアシスの人気曲ランキング3位は2ndアルバム『(What's the Story) Morning Glory?』から「Champagne Supernova」。
1996年にイギリス以外の国でシングルとしてリリースされた人気曲で、Paul Weller(ポール・ウェラー)がバックボーカルとギターでゲスト参加しています。
7分28秒と長尺のため、アルバム・バージョン以外に5分8秒に凝縮されたラジオ局向けにプロモーション盤が存在します。
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Don't Look Back in AngerOasis

オアシスの人気曲ランキング2位は2ndアルバム『(What's the Story) Morning Glory?』収録の代表曲「Don't Look Back in Anger」。
初めてノエルがボーカルを担当した曲で、曲の中で言及されている「サリー」とは女の子の名前を入れたほうがいいかもしれないというイメージからつけられたそう。
世界はもちろん日本のアーティストも多くのカバーを出してる有名曲で、オープニングのピアノ・リフはJohn Lennon(ジョン・レノン)の1971年の曲「Imagine」からインスパイアされています。
ノエルのボーカル曲ではダントツで知られた代表曲。
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WonderwallOasis

オアシスの人気曲ランキング1位は2ndアルバム『(What's the Story) Morning Glory?』収録の代表曲「Wonderwall」。
オアシス最大のヒット曲で、イギリスでは惜しくも2位止まりでしたが5×プラチナ認定を受けるヒットとなり、全米ビルボードホット100では唯一トップ10入りし8位にランクイン、他にもカナダやオランダでも初のトップ10入りを果たし世界中で大ヒットを記録した文句なしの代表曲です。
当初「Wishing Stone」というタイトルの楽曲でしたが、タイトルをGeorge Harrison(ジョージ・ハリスン)のアルバム『Wonderwall Music(不思議の壁)』にインスパイアされ変更しています。
ミュージック・ビデオは、ブリット・アワード1996の最優秀ブリティッシュ・ビデオ賞を受賞しました。
編集部厳選!オアシスのおすすめベスト・ソング
「オアシスを聴いたことがない」という方でも、実は日本でもテレビ番組でのBGMやテレビCMなどで多く耳にしたことがあったり、絶対におすすめしたいベスト・ソングをランキング形式で厳選してみました。
| 1 | Don't Look Back in Anger |
|---|---|
| 2 | Whatever |
| 3 | Wonderwall |
| 4 | Champagne Supernova |
| 5 | Acquiesce |
| 6 | Little By Little |
| 7 | The Shock Of The Lightning |
| 8 | The Hindu Times |
| 9 | Lyla |
| 10 | All Around The World |
名曲の多いオアシスは人によってかなりランキングも変わってくると思いますが、おすすめという意味でも上位は王道作品に、比較的わかりやすいサウンドを中心に厳選しています。そんな中ランキング圏外からは「Acquiesce」、「The Shock Of The Lightning」あたりも人気が高くおすすめです。
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AcquiesceOasis

ベスト・ソング5位にランクインしたのはコンピレーション・アルバム『The Masterplan』収録の「Acquiesce」。
勢いのあるギターリフとツインボーカルが印象的な楽曲。王道のロックらしい力強さを感じさせるリアムの歌声と、ノエルが歌うサビの高揚感が魅力の1曲です。
『The Masterplan』収録
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The Shock Of The LightningOasis

ベスト・ソング7位にランクインしたのは7thアルバム『Dig Out Your Soul』収録の「The Shock Of The Lightning」。
全英チャートでは3位にランクインし、現在までに最後にトップ3入りを果たした曲。
ストレートで攻撃的なギターサウンドと勢いのある展開が際立つ1曲。余計な装飾を排した衝動的な演奏が、オアシスの原点的な魅力を引き出しています。
この辺りは一度最初から最後まで聴いてほしいおすすめの人気曲です。ノエルの天才すぎる曲作りと幅広いサウンド作りをそれぞれに楽しめる作品です。
以上がオアシスおすすめの曲になります。
まとめ
前回集計時はシングルになっているかどうかが結果に左右されていましたが、ストリーミングでの順位が割と安定してる影響もあって、今回は割と王道なランキングになったかもしれません。
今回ご紹介したオアシスの人気曲20選は、彼らの圧倒的なメロディセンスとロック史に刻まれた名曲の数々で構成されています。デビューアルバム『Definitely Maybe』から解散前のラストアルバム『Dig Out Your Soul』まで、彼らの音楽は時代とともに進化しつつも、常にオアシスらしい魂を持ち続けてきました。シンプルでありながら圧倒的な力強さを持つそのサウンドは、今なお多くの音楽ファンを魅了し続けています。
「Wonderwall」や「Don't Look Back in Anger」といった永遠のアンセムは、90年代のUKロックシーンを象徴する楽曲として今もなお世界中で愛され続けています。一方で、「Live Forever」や「Champagne Supernova」など、壮大なスケールの楽曲には、人生や夢への希望が込められ、時代を超えてリスナーの心に響きます。
また、ザ・ビートルズからの影響を公言しながらも、ブリットポップの中心に立ち、ライバル関係にあったブラーとの対決や、マンチェスターの誇りとしての立ち位置など、彼らの歩んだ道のりはまさにロックンロールそのもの。シンプルなコード進行と圧倒的なメロディセンスで、多くのアーティストにも影響を与えてきました。
アルバム総売上7,000万枚超え、数々の音楽賞受賞、そしてスタジアムを埋め尽くす観客―。オアシスの楽曲は、単なるロックの枠を超えて、世代を超えたアンセムとして語り継がれています。彼らの音楽は決して色褪せることなく、これからも僕たちの心を熱くし続けるでしょう。
参考記事
・Oasis - YouTube
・Oasis - Apple Music
・オアシス | Spotify
・オアシス - Wikipedia
・Oasis - Wikipedia

