【HIPHOPをDIGる】新たなHIPHOPを作り上げた男!Kanye West(カニエ・ウェスト)とは?

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洋楽コラム

今回は、芸術的HIPHOPスター、Ye(イェ)こと『Kanye West(カニエ・ウェスト)』をみていきながらHIPHOPを簡単に掘り下げていこうと思います。

このシリーズでは、これからHIPHOPを知りたいという方向けに端的にアーティストを掘り下げてオススメ曲などを紹介していきますので、もし気になる曲やアーティストがいたら、ぜひプレイリストなどの参考にしてみてください。

新たなHIPHOPを作り上げた男!Kanye WestのHIPHOP遍歴とは?

Kanye Westはアメリカ・イリノイ州シカゴ出身のラッパー兼プロデューサー、そしてファッションデザイナーでもあります。出生時の本名はカニエ・オマリ・ウェストでしたが、2021年現在は改名して“Ye(イェ)”となっています。

キャリアに関して、彼は1990年代半ばにまずはプロデューサーとしてデビューします。その時は地方のインディースアーティストたちに曲を提供していたようです。そして着々と進み1990年代末頃にはメジャーアーティストへの曲を提供するようになったのですが、これといった大きな成果をあげることができずシカゴの美大に通いながら音楽活動を続けていました。

そんな彼のターニングポイントとなったのが、2000年代初めの出来事で、当時人気ラッパーでプロデューサーでもあったジェイ・Zによって声をかけられ、彼のレーベルである「ロッカフェラ・レコード」と契約を結びました。そして2001年にカニエがプロデュースした、ジェイ・Zの『Izzo(H.O.V.A.)』がいきなり全米8位のヒットを記録し、ついにカニエの名が知れ渡るようになります。

またその後も勢いは止まることなく、カニエがプロデューサーとして5曲作り上げたジェイ・Zのアルバム『The Blueprint』が“2000年代における傑作”と呼ばれるなどの成功をおさめ、カニエはプロデューサーとして確固たる地位を獲得します。
そしてその後、「ロッカフェラ・レコード」からリリースした彼自身のアルバム『The College Dropout』が初登場全米2位を獲得、グラミー賞3部門を受賞するなどラッパーとしても絶対的な地位を獲得しました。

そんな彼に対して私が感じる一番の魅力は、それまでのヒップホップに蔓延していたナルシシズムな欲求と社会との矛盾を、アートに昇華して完璧に表現しているところです。ラッパーという枠組みに囚われることなく、プロデューサーとしても常に全体を見て最適解を導いているように感じます。HIPHOPをアートに昇華するために常に真摯に向き合い続け、無限に広がるようなスケールの作品を作り上げてきたのだと思います。

そんなKanye Westの音楽性を捉えるために、ここでは彼の素晴らしさが表れている曲を紹介しようと思います。

私が思う『Kanye West』の代表的な曲はこちらです!

Kanye West – Famous – YouTube

私が個人的にカニエ・ウェストの魅力が溢れていると思う曲はこの“Famous”です。

なんといっても、

“神々しいエアーと、独特な組み合わせのドラムス”がたまりません。

日本にも様々な形で訪れていて、面白い動きをしているので興味があれば掘ってみると発見があるかもしれません。

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WRITER

TOY吉

洋楽なら幅広く聴きますが特にHIP HOP、R&B、ソウル、ファンクを好みます。

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